コラム

【大人の】京商ビートル2014走る!【休日】

ラジコンファンの皆さまこんにちは。

寒いです。秋はとうとう来ないまま冬到来ですね。

急激な気温の低下は身体にキツい!

インフルエンザ、コロナも流行ってるらしいのでご自愛くださいませ。

さて、metabonz相方の石さんに遅れること1年、ようやく京商ビートル2014を入手。(その間に石さんは2台の京商ビートルを買い、2台とも既に手放している 笑)

1982年発売の京商ビートル。

それが約40年の時を経て我が手に。

人生何がおこるかなんて分からない。

さあ、どうだった?京商ビートル。

ビンテージなんて走らんだろ?

正式にはビートル2014。京商の再販ビンテージシリーズのスコーピオンに続いて発売されたモデル。

2014の名がつく通り、1982年発売のモデルをただ再販したワケではなく、伝説のマシンデザイナー粉川氏が当時の設計を元に壊れやすかった部分を見直し、現代のパワーソース、コースで走れるように改良を施された、言わばリニューアルなビンテージカーだ。

時代を感じさせるアルミのフレームシャーシに、アルミ製サスアーム。なんと当時は鋳物で折れやすかったサスアームには新たにアルミ鍛造を採用!絶対折れないそうな。

また、ブラシレスなどのパワーソースに対応すべく、当時は無かったスリッパークラッチを標準装備(組み立て済み)。さらに標準はギヤデフ(組み立て済み)だが、現行RB系のボールデフがそのまま使えるという。

タミヤが当時ほぼそのままのキットを再販するのに対して、見た目はそのままに大幅な改良を施し、ガンガン走らせて楽しんで欲しいという京商の願い。この対比が実に面白い。

とまあ、能書を読むとふむふむとは思うもののそれでもあまり欲しいとは思わなかった。

それは、ビンテージって高い割に走らないじゃん?ロマンじゃん?思い出とか思い入れないし!!

という思い込みからだった。

グラスホッパーは小学生時代の思い出から手に入れた。しかし、ビートルには特に思い入れないし。

その風向きが変わったのはブリッツァービートルを買ってからだ。

このブリッツァービートルも発売は80年代のモデルを2011年に復刻したもの。

ワタシの近辺では、ブリッツァーに限らず、ビートルボディのマシンがGBを中心に急激に生息数を増やしていった。

※カイパ氏のDT02に京商ビートルボディの組み合わせ。クールだ。

これが予想に反してまあよく走るし、走らせて楽しいのだ。ぶっちゃけ、TT02Bよりずっと楽しい(個人の感想ですw)ワタシの1番稼働させているマシン。

シンプルな構造の2WDリヤモーターシャシにビッグタイヤ。足回りが絶妙。

プラボディのリアルさ、愛らしさもあいまって、ラジコン仲間内で大ヒット。

思い思いのペイント、カスタムを施したブリッツァーを持ち寄って楽しむことを知ったのだ。

復刻とかビンテージって余計な思い込みは要らんな!

今更ながら思ったのだった。

もちろん現代バギーと比較するのはナンセンスだ。

ただ、楽しさの総量と走行性能は比例しない。

復刻だろうがなんだろうが、欲しいと思ったら手に入れればイイのだ!!

更に、かしまRCサーキットでオーナーのオカミさんから京商ビートルをお借りして、ちょっとだけ走らせてもらって衝撃を受ける!

ナニコレめちゃくちゃよく走るジャナイノ?

え?何?ビンテージでしょ?

これまた目からウロコだった。

買うしかあるまい。そこからは早かった(笑)

大人のラジコン!

製作については既に相方石さんの記事に詳しいのでそちらをお読みいただきたい。

製作自体もすこぶる楽しめたとだけ記したい。

今回パワーソースはタミヤのスポーツチューンモーターをKOの割と高めのESCでドライブ(笑)。

で、出来上がった姿がこちら。

ステッカーを貼る前
ステッカー貼り付け後

何この愛らしさとカッコ良さ。(自画自賛)

ブルーブラックのラップ塗装がハマった。

眺めているだけでニヤニヤしてしまう。

後は走りだ!走らせたい!

平日代休のチャンスを逃さず、シェイクダウンへ。

舞台はもちろん、ビートルの聖地「かしまRCサーキット」だ。

ビートル2014シェイクダウン!

平日のかしまRCサーキット。

誰もいないだろうとタカを括っていると

ビートル!

ビートル!

ビートル!!ビートル!!

ターボオプティマ!

カイパさんを始め、楽しげなメンバーが既にピットを広げて走り出す準備をしているではないか。皆、1台はビートルを持って来ているのが可笑しい。

まるでワタシのビートルシェイクダウンを待っていたかのような(笑)

※コースにブラシがけするカイパ氏

コースを管理する谷口CM、小沢LO、オカミオーナーも登場。

ラジコン、ビートル談義に花が咲く。

いざ、シェイクダウン!

※カイパさん撮影の筆者。めっちゃ真剣(笑)

何だろう、このスロットルを握って感じる、精密な歯車が噛み合う感じ。

出足から真っ直ぐ蹴り出すトラクション。

ニューンという京商ビンテージ特有の静かで独特のギヤノイズ。

ヒタヒタと路面をいなす猫脚なサスペンション。

ブリッツァービートルが豪快とするなら、京商ビートルは精密と表現すれば良いか。

ビンテージと侮るなかれ。

ジャンプの着地も実に気持ち良い。

ラジコンにもクルマ同様、乗り味、走りの味があるとすれば、京商ビートルはシャープさや上質を求める人にマッチする。

そして、この走る姿だ!

可愛らしいのに、それでいてレーシーで。

ずっと走らせていたい!

そんな気持ち良さが味わえることに驚いた。

さらにシバタさんから、フロントタイヤをソフトに変えてみろ!と渡されて試してビックリ。

標準タイヤより曲がるし、路面追従性も段違いに良くなるじゃないか。(正直に書くと、ビートル君、フロントサスがあまり仕事してない 笑)

ハイグレードダンパー(オプション)を入れるともっと良くなるだと?!

オカミさん、もう買ったって?

走りを追求したくなってしまう、ビンテージなのに現行マシンのような魅力があるビートル。

ちなみにカイパ号はフルオプションだった(笑)

幸い、パーツ供給も良い今がチャンスか。

悩ましい(笑)

まとめ

この日は、ひとことで言えば大人の休日だった。

レースのカツカツさもなく、ただ、ラジコン好きなオジサンが談笑しながら、時々チキチキを楽しむ。

風がだいぶ冷たくなってきた鹿嶋も、カドタさんが淹れてくれた熱いコーヒーを頂きながら楽しめた。ご馳走様でした!

優雅な時間。

もちろんブリッツァービートルもガンガン走らせた。

京商ビートルとタイプは違うがワイルドによく走る。

ビートル同士のバトルは文句なしに楽しい!

(どちらも速さ的には同じくらいだからチキチキできる!)

さあ、ビートルを持って、かしま行きませんか?