コラム

【キッズレーサーの】かしまRCサーキットに行って来たよ②【休日のはずが?】

ラジコンファンの皆さまこんにちは。

先日行ってきた「かしまRCサーキット」。この日、タイトパパ家とご一緒する以外ノーアポで行ってみると、実にたくさんの方とお会いすることになり、

思わず「なんて日だ!」と言ったとか言わなかったとか。

「今日はゆるーく遊ぶぞー!パパも楽しむぞー!」

さて、我が家は楽しくラジコンができたのでしょうか?

しばらくレースはいいや

GBサーキットでのレースが終わって息子氏は言った。

「しばらくレースはいいや。次のレース、キャンセルしたい」

その日は某サーキットでAutumn CUPに出場する予定だったが、

「疲れた。なんか疲れた」

レースもかなり気合い入れて頑張ったけど、TQを取りながら2クラスとも2位。

さあ気分を入れ替えて次のレースで頑張ろう!

…とは行かず。

まあ、そんなこともあるさ。

しばらくラジコンから離れて、違うことをやるのも良いかもしれない。

ワタシ、パパメカニックも実をいうと寝不足でかなりお疲れモードだったのは間違いないし。

だがしかし、息子氏が望んだのは「レースじゃないラジコン」だった。

最近手に入れたXV02(ラリーカー)をサーキットで走らせたいらしい。

なるほど、純粋にラリーマニアとしての欲求を満たしたいとな。

だから「かしまRCサーキット」に連れて行けという。

結局ラジコンかよ!

どんだけラジコン好きなんだよ、というツッコミはともかく、ワタシもピリピリしたレースから離れてのんびりタミヤを走らせるか。

計6台のラジコン(タミヤ5台、京商1台)をクルマに積み込み、一路鹿島へ。

秋風が気持ちいい最高のラジコン日和となった日曜日。

タイトパパ家と楽しくタミヤでキャッキャウフフするハズだった。

いや、正確に言えばそれは充分に実現できた。

何が起こった?!

オヤジーズでキャッキャする

お隣にピットを構えた初対面の方とタミヤ談義を楽しむ。静岡から単身赴任で茨城県へ来た方。ラジコンを持って来たけど走らせるところがなかったとのこと。

「お、これ何のパーツですか?」

「いや、これはね・・・」

ラジコンの良さはラジコンという共通言語で年齢関係なく話が出来ること。

走らせればもっと笑顔に。

「ラジコンってなんて楽しいんでしょう 笑」

「エンドレスで遊んでられますよね!」

ワタシは早速、愛機ブリッツァーでビートルで走り出した。

予想していたよりグリップが低く、慣れるまで蛇行を繰り返す。ぐー、難しいぞ!でも楽しい!

「イヤッホォーーー!!」

気持ちよく走らせていると、

タイパ「もう少し速く走ってもらって良いですか?ww」

タイトパパ氏がオレンジのTT02Bで煽り運転(チッ)

ワタシ「そっちこそ、それ本当に四駆ですか?ww」

タイパ「なにおう!!」

口プロレスしながらの低レベルなバトル。

これ最高。

海からの風に吹かれながら、無心でプロポを握る。

右奥の上り坂になっているヘアピンが難しいな。

ジャンプは気持ち良く跳べる!コレは楽しいぞ!

油断するとくるりと巻くリアを振り回しながら周回を重ねた。

土だよ!ダートだよ!

この感覚、この時間。やっぱり良きである。

※ランチボも楽しい!

一方息子氏は念願のXV02ラリーを走らせる。

深いロールをさせながらドリフトでコーナーを抜けて行く。転びそうで転ばない!

TT02ラリーと比較して、とにかく滑らかでコントローラブル。自由自在とはこのことだ!(息子氏レビュー)

同じくラリーを楽しまれている方とランデブーを楽しむ。

が、XV02、頻繁にドッグボーン抜けが発生。リバウンドストロークが大きいせいか、ユニバーサルが短いのか。

デフカップにスポンジを詰めたり対策しながら走らせる。

しかし、息子氏あっさりラリーを諦め、そっとピットに置くと、

「ダートマスター貸して!」

(※ダーマスはパパ所有)

たいちゃんのカクタスも走り出し、

キッズレーサー2人で追いかけっこが始まった。

結局ラリーじゃ飽き足らず、元気に走りたい息子氏。

(ワタシのダーマス・・・ダーマス)

※タイトパパさん撮影の動画より

レースはしばらくいいや、のはずが?

競技から離れてのんびり、ワイワイやろう!と「かしまRCサーキット」にやって来た。

しかし、神の采配か悪戯か、その日のゲストは・・・

競技ラジコンを齧った人なら知らない人はいない、レジェンド 広坂正美さん!

さらに、カイパ氏に全日本チャンピオン・我らがGBキッズの星、小寺海飛さんも!

また、北海道はオームツインサーキットをホームに活動し、ジェノバで広坂さんを負かした!?というスーパーキッズ、ユウト君も降臨。

ユウト君はヒロキと同じ小学6年生。

なんだ?なんだ?

ゆるく楽しむはずの「かしまRCサーキット」に、

一気に競技色の濃い雰囲気が漂い始める。

が、当たり前だがこの日はみんなワイワイやるために来たのだ。カツカツなんかしない。

断じてしないのが かしまRCサーキット なのだ!

※レジェンドのピット

からのー、

息子氏の様子がおかしい。

「ひろさかさんと走りたい!カイト君と走りたい!なんなら勝ちたい!」

キッズとパパたちが色めき立つ。

レースは嫌は何処へ行った?

タイトパパ「みんなで広坂さんところにお願いに行けば?」

そして、

昼食後、キッズ3人で広坂さんのもとへ。

広坂さんに挑戦だ!

この日は日曜日。昼過ぎには空港に戻らなくてはならない北海道チームのユウトくんから、

「広坂さん、僕たちと勝負してください!」

「え?どんな勝負?ええよ!」

いきなりのオファーにも快く応じてくださるレジェンド。

さらにカイト君も加わり・・・そこに朝日さんが手を上げ、他の方も参加して、

急遽、ジェノバ、ダートマスター、カクタス、BBXによるリヤモーター、チキチキ模擬レースが開催されることに。

なんだこの展開(笑)

※操縦台はいっぱい!!

ルールはキッズがグリッド先頭から、ハンデとしてレジェンド広坂さんとカイト君は最後尾から追いかける計9台による3周レース。

息子ヒロキを含め、子どもたちにとっても他の方にとっても、お遊びとは言え、世界チャンピオン、全日本チャンピオンと走れるまたとない機会だ。

気合いが入るキッズたち、そして見守るパパたち。

3.2.1 スタート!

一斉に放流されたリヤモーターの魚たち。

ストレートエンドのコーナーを抜け、ヘアピンへ。

最後尾スタートの広坂さん、カイトくんの2台があっという間にトップに追いつき、たいちゃん、ヒロキらGBキッズとバッチバチのバトル。

たいちゃんがトップを快走する中、2位にレジェンド、3位にヒロキ。

さあ、どうなる?

・・・・

トップゴールはヒロキ!

世界チャンピオンと全日本チャンピオンに勝ったどー!?

ん?

ガッツポーズかと思いきや、

ヒロキ「いや、もっと走りたい。」

と渋い顔。

何やら思うところがあった模様。

※こちらの4:40辺りからが模擬レース(2回目)です。はぴたまチャンネルより

まだまだやることがある!

レース後のフリーランが熱かった。

広坂さんとカイト君が笑いながらもガチバトル。

「あ、なんか全然違う!」

レースの時より何か速いぞ?(↑の動画参照)

サイドバイトで繰り広げられる、ハイレベルな2人の走りに見ていた者は皆圧倒される。

そこになんとか割り込もうとする、ヒロキのブルーのダートマスター。

レジェンドとカイト君のコーナリングスピードの速さよ。

ヒロキが勢いよく振り回しても差は開くばかり。

走行後、カイパ氏からアドバイスを受けるヒロキ。2人で何やら話し込んでいる。

「もっと速く走れないのはマシンじゃないよ。タイヤじゃないよ。」

・・・・

レースは疲れた、もうしばらく良いや。

そう思っていたはずのヒロキ少年の目に力がみなぎっている。

気分転換に来た「かしまRCサーキット」で、レジェンドとカイト君という、なかば電気ショックに近い衝撃を受けて、

まだまだやるべきことがある、と。

「めっちゃダート楽しい!!もっとダートマスター走らせたい!!」

さらに、遠く北海道でラジコンに励む同学年のキッズにも会えて、もっと頑張ろうと思えたという。

思わぬところで思わぬ出会い。

なんか導かれているのか(笑)

そう思わざるを得ないワタシの初「かしまRCサーキット」なのだった。(息子は2回目)

ヒロキはつくづく

「自分はワチャワチャ楽しいラジコンは出来ないんだ。気づいたら全力で前のクルマを追ってしまうんだ。これはもはや病気だ!」と落ち込んでいた。

良いさ、やりたいならパパも頑張る。

(ダーマス、取られてしまった 泣)

メルカリの社長さんも初めて見たし、盛りだくさんな一日だった。盛りだくさん過ぎだな(笑)

レジェンド広坂さん、カイパさん、オカミさんをはじめ、お世話になった皆様に感謝したい。