ラジコンファンの皆さまこんにちは。
連載コラムも3回目!
安心して下さい!ちゃんと書いてますよ(^^)/
前回の記事では、AJ安宍代表がジュニアレーサーに伝えていきたい2つのことについて書きました。
①アドバイスは全部やってみて自分に合うか判断する
②効率を追求する
あれからワタシも嫁氏のアドバイス通りにちゃんと髭を剃りましたヨ!!(ドヤ顔)
結局、無精髭が似合うのはハリウッドスターみたいなイケメンに限るという現実に枕を濡らしましたw
もう一つ、効率を追求するために机の片付けは…
お待たせいたしました!!
本題に入りたいと思います!
③センスは磨くもの
「センスがない、ということは全くの間違いで、センスは磨くことができると思っています。センスを磨く=長く続けることではありませんが、努力次第で磨くことができると思っています。」
今日もエネルギッシュな安宍(あじし)代表。
センスというものについては、ワタシ自身もどこか生まれ持ったもの、あるいは環境などから勝手に身についたもの、と思い込んでおりました。
ラジコンに関して言うなら、センスは才能みたいな意味合いで使われる気がします。
「俺、センスないし…」
と諦めちゃうこと、ありがちです。
「ただ、本当の天才って、見たらそれをすぐにできちゃう方。こればかりはマネできません。天性のものだと思いますが、努力次第でその領域には近づけると思います」
ご自身が全日本選手権でチャンピオンを獲る過程で、様々なライバルを破らなければ優勝できないわけです。
やっぱり居るんです。中にはぶっ飛んだ天才が。
でも、勝てないのをセンスのせいにしたらゲームオーバー。
そこであきらめたらチャンピオンにはなれません。
ではどうしたか?
「ラジコンって自分より速い人が沢山いますよね。でも、その走りをじっくりと観察して、自分とどこが違うのかを見て、自分とは違うところをまねてみる。それだけで、タイムがアップしちゃうんですよ。
今、お伝えしたことがすべてで、セットアップも違いを見つけ出して、その差を感じ取る。自分よりうまい人の走りの違いを見つけ出しそれを試してみる。セットアップと速く走る事って実は同じなんです。」
ハイ、ここテストに出ますよ!
キーワードは「違いを見つけ出して、その差を感じ取ること」
ここではその違いに気づく感度がセンスってことになりますな!
そして、その感度は観察して、自分と何処が違うかを見て、違うところを真似てみることでさらに磨かれていくと。
我が子を含め、多くの人は思うはずです。
自分は天才じゃない。どっちかと言えば凡人だ。
ならば、違いを見つけて、それが何か分析して、マネてみれば良い。
もちろん簡単にマネ出来ないこともあるでしょう。
反応速度の違いなんかは、なかなかマネできないですし。
まず違いを理解しようと努力し、違いをマネするために努力する。
センスを磨くことで努力すべきことのベクトルが定まってくるのです。
「また、人生も同じで。他人と同じことをしていても成長しないし、自分と考え方が違う方の意見も取り入れてみる。その結果、何がどうなったかを考え、自分の中で最善と思ったことを取り入れ実践。これってラジコンで得たもの全てなんです!」
「あ、これ、奥様にもお伝え下さいね‼️」
④頑張ると続かない
「頑張ると長続きしないので、楽しんでラジコンすることが大事なんです」
あれ?安宍代表はいつも
「一つのことにとことん取り組むこと」がこれからの人生に役立つとおっしゃってなかった??
頑張るのは当たり前では?
実は、小難しいことは抜きにして
頑張ると一生懸命(とことん取り組む)って実は意味が微妙に違うんです。
頑張る
自分中心ではなく、周りのためであったり周りの視線や言葉を意識に置いた行動。それに対して何らかの結果を自分や他人に予測する行動
であり、一方
一生懸命
我を忘れ、周りの視線も感じず その対象に夢中になること。さらに言えば、失敗にもめげず、
結果を意識し過ぎることなく集中している過程
ハイ、ここも試験に出ますよーw
これ読んでるワタシを含めたお父さん!!
身に覚えありまくりじゃないですか?
日頃、家族の為に頑張ってますよね?
雨の日も風の日もキツい身体にムチ打って (T . T)
家族や周りの期待に応えてますよね?
だから頑張り過ぎると燃え尽き症候群とか病気になったりするんですよー
…
一方、我を忘れて夢中になれることってツラくないんですよ!
だから、ラジコンも誰かの為にやるもんじゃなく、夢中になれるものじゃなくては続かないのは当たり前です。
この辺り、競技ラジコンをやってるキッズレーサーはやがて、親や大人の思惑やらに責任とかを感じて・・・
いつの間にか義務感でラジコンやってる…
ってなりがちな気もします。
ハイ、ここ大人の責任ですよーww
「なんでそんな話をするかと言いますと、ある程度の所まで行ったら、壁が出てくるんです・・・。」
「その壁を破ると更にまた壁が ^^;」
「その繰り返しです。なので、だんだんと辛くなってくるものです。でも、継続は力なり!これが一番重要で、長く続けていくことで、更なる上が見えてくる。途中でやめてしまう方がほとんどの世界ですが、長ーく続けている方は、それなりの結果を得ることができています」
つまり、周りの期待に応えようと頑張らせるのではなく、一生懸命に、夢中で取り組めるようにサポートしてやるのが、我々親であり、大人の務めなんです。
「あ、これも奥様にお伝え下さいね!!」
これからジュニアチームがレースを重ねて行く中でぶつかるであろう壁、そしてその時我々親の考え方など、示唆に富みまくるお話です。
まとめ〜次回予告
予定ではもう一つ入れようと思っていましたが、内容が濃いwのでここで一度まとめを。
- センスは有り,無しではなく磨くもの
- 頑張ると続かない
これから全日本ストックなど、いずれはビッグレースを視野に入れて活動していくジュニアチーム。
自分より速くて上手い選手が目の前に立ちはだかり、絶望感に打ちひしがれるかもしれません。
その時、どうするか。
生まれ持ったセンスや才能を言い訳にしてしまうか。
ただガムシャラに頑張ることを自分に強いるか。
センス(感覚)を磨いて、速い人との違いに気づき、セットの違いを感じて自分のものにできるか。
そこから今までの走りから変えて行けるか。
そしてそれらを、周りのためじゃなく、自分の事として一生懸命になれるか。
壁にぶち当たった我が子をどうサポートしていくか。
安宍代表自らが経験して来たことを伝えることで、次世代の子どもたち、
大袈裟に言うならこれからラジコンでレースに挑戦しようと思っている親子にも何かの役に立ててもらいたい。
なんなら迷える中年である私達にも役にたつ教訓!!
熱いマインドをお届けいたしました。
さて、次回(最終回)は、
・一生懸命やると友達がたくさん出来るよ
・AJをかたちづくるもの
の2本の予定でお送りします!