コラム

【真夏の】OCKマンスリーレース第5戦に行って来たよ【大冒険!?】

我が家の少年の夏休み。

前半は部活(卓球)に費やして、ようやくラジコンができる、となり、

1月以来、2回目のOCKのレースにチャレンジすることに。(前回のお話はこちら)

今回は、TeamAJ安宍代表のイズムに則り、レースに挑むに当たっては、

・きちんと準備する(車両メンテ、タイヤなど)

・練習に目標・目的を設定し、達成を目指す

・そこで速い人との違いは何かを知る(走らせ方、クルマの作り方など)

という事を念頭において事前練習の日を確保して挑みました。(ホントはGBの耐久レースも行きたかった…)

ネックとなったのが距離の問題。

我が家からOCK(オフロードサーキット鹿沼)さんまで、高速で2時間半、下道で3時間かかります。

鹿沼に練習とレースの2回行きたい!と嫁氏に打診すると、当然ながら難色を示されます。

が、

今回は、息子氏自らが言い出したこと、既に大阪に2回遠征したという実績があること、夏休みであることなどから許可が降りました。

兎にも角にも、片道3時間掛かっても行きたいと思える、親子で熱中できて夢中になれることがあるって幸せだなあと思った次第。

さあ、どうだった?

OCKで勝てるようになりたい

栃木県鹿沼市にある、競技バギー専用のカーペットオフロードサーキット、OCKさん。

我らがホームであるGBサーキットと同じく、屋外カーペットコース。

特色は広くてハイスピード!立体交差なビッグなジャンプ!

操縦台からの開放感が凄い!!

難易度は高め。だからこそ、上手く走れた時にヤミツキになる痛快さと爽快感があると息子氏は言う。

超巨大ジャンプが目玉の今回のレイアウト。自分のマシンを真横から眺められる!?

この夏、どうしてもこのOCKのレースで、表彰台にあがり、出来たら優勝を狙いたいと言う息子氏。

今年の1月にぶっつけでレースに挑み、惨敗した苦い思い出。

「地元GBでは敵なし!だから何処だって勝てる!」

それが思い上がりだったと厳しめに気付かせてくれたOCK。

このOCKの常連エキスパートの方々は皆、全日本選手権などで活躍されたレジェンド級のメンバー。

現在50代の彼らは、競技ラジコンの生ける伝説であり、

まさに立ちはだかる巨大な壁!

腕?マシン?メンタル?それら全部?

ヒロキ少年に足りないものが見えるのが、このOCK!

6月に全日本を終えた今なら、前よりは戦えるのではないか?

確かに、我々親子のチームワークも向上したし、この半年の成長を試したい!!

練習でセットを出す

貴重な練習日。

パーツテストをしつつ、走り込んで、ドライバーがしっくり来るセットを探ります。

基本的にホームのGBサーキットのセットで走れますが、全体的に速度域が高く、またグリップが高くなるとハイサイドしやすい路面です。

また、レースを想定し、 Aメイン上位者のラップタイムをチェック。ターゲットタイムを21秒台に設定。

二駆、四駆共に優勝争いに加わるには、21秒後半から22秒台前半でミスなく周回し、5分走り切る必要があります。

逆に言えばそれが出来るクルマが作れれば良いのです。(それが出来れば苦労はない訳ですが…)

四駆は新型のB84。

とにかくポテンシャルが高く、初期セットで難なくターゲットタイムを達成。

あとは安定してラップを刻めるように、前後のダンパーのリバウンドを調整します。

フロントタイヤのサイドグルーは必須です。

二駆は熟成が進んだB7。

フロントウイングをつけてコーナーを安定させ、ダンパーオイルを一段硬く。30wt→32.5wt ※前後

ESCセットは細かく見直します。ドライブ周波数を上げてダイレクト感を出し、ドラッグブレーキを減らしてジャンプ飛距離を確保。

B84とは異なり、なかなかターゲットタイムに届かず、改めて二駆の難しさを痛感。

遅いから、とパワーを上げ過ぎても、タイヤが路面を引っ掻いて前に出なくなります。

いかに効率的にパワーを路面に伝えていくか。

この辺りを考えて試すのはめちゃくちゃ楽しいと息子氏。

レース当日

ちょうどお盆休みで参加者が少なめながらも、エキスパートなオフローダーが揃いました。

とにかくまずは Aメインに入らなければ。

前夜、そして朝の降雨で路面はウェット。

この先ちゃんと乾くかがカギになりそう。

キッズレーサー仲間のチームヨコモ・タクト君。ヒロキと同級生の中学2年生。バッチバチです。

予選〜決勝

オプションのアルミのリヤハブを投入。

2WDオープン

予選1回目はB7が謎のパワーダウン。まるで徐行運転のような走りに、焦りまくります。

原因はおそらくバッテリー。

あまりの暑さにタレたのか、充電してないバッテリーを使ってしまったのか、バッテリーを交換してパワーは回復。

後はスリッパー周りも怪しい。とにかく暑い。

気温は35℃を超えており、マーシャルに出るワタシも体調がヤバい感じ…

予選2回目には持ち直し、苦しみながらなんとか5番グリッドを確保。やはりOCKの皆さんは速くて、強い。

TQはTeam AJの大先輩 オオツカ選手(アソシ)

2位にシノミヤ選手(XRAY)

3位にゴー選手(アソシ)

4位はチーヨコ、タクト選手(ヨコモ)

決勝はかなり厳しい戦いになりそう。

決勝

スタートから上手く抜け出し3番手へ。

しかし、3連ジャンプのミスから後退し、4番手でレースは進行。

トップはシノミヤ選手。2番手にゴー選手。

3番手にオオツカ選手。

それを追うヒロキ少年。

1月のレースでは全く絡めなかったOCKレジェンズに喰らいついている!!

…ちょっと泣きそうなワタシ…

しかし、追いついてパスできるような速さはなく、

厳し目に見れば、まだまだトップ争いをするスピードがない、と感じました。

コーナーでのクルマの動きも大きく、色々詰められたなと反省。

残り15秒でオオツカ選手をパスし、3位へ。

なんとか表彰台へ滑り込みました!!

シノミヤ選手、ゴー選手、速かったです!

おめでとうございます。

そして、ヒロキ少年も全力出し切って頑張りました。

動画はこちら↓

小沼さんいつもありがとうございます♪

4WDオープン

先月のGBレースでデビューウィンを飾ったB84。

ポテンシャルの高さは折り紙つき。

勢い付いて、OCKでも行けるか?!

予選1回目は4番手。

シノミヤ選手、ゴー選手、オオツカ選手が上に。

やはり一筋縄ではいかないか…

予選2回目は、フロントタイヤのサイドグルーを多めに塗って対策。コーナーを果敢に攻めて行きました。

総合で2番手を獲得。

決勝

スタートを綺麗に決め、トップのXRAYシノミヤ選手を追います。

すぐにトップ2台が抜け出し、

ヒロキのB84が果敢にシノミヤ選手にアタック!

しかし、右側のセクションで離されて、左側で追いついて…という得意不得意がハッキリ分かる展開。

徐々に差が開いて行きます。

トップのシノミヤ選手は単独飛行。

ヒロキも3位にかなりの差をつけて単独2位でそのままフィニッシュ。

シノミヤ選手、2WDとのW WIN!

そして3位にはチームヨコモのタクト選手が!

レジェンドをヤングドライバーが挟む構図に(笑)

次こそは優勝を狙っていきたいです!

動画はこちら↓

まとめ

ヒロキ少年が頑張って表彰台に上がった戦利品は、パーツクリーナーにお菓子詰め合わせ!

なんと、お菓子詰め合わせは、ヤングドライバーが活躍すると踏んだ加藤オーナーが急遽用意して下さったとのこと。(いつもはおじさん向けにお酒かカップ麺だそうです)

暑さ対策にと、棒アイスを用意して下さったり、オーナー様の気遣いが嬉しい素晴らしいレースでした。

ありがとうございました!!

…ちょっと暑過ぎましたが(笑)

レース後はTeamAJの大先輩でもある、レジェンド大塚さんのマシンセット、使用パーツをまるっとチェックさせていただきました!

さらには、足回りをそっくりウチのB84に移植してガンガン走らせました。ありがとうございました!

やはりコースに合わせたノウハウの蓄積は直に聞くのが1番。

次のチャレンジに活かします!

(そんな大塚さん、貴重なRC10BKをコースでガンガン走らせておられました(笑)

ビンテージもあんなジャンプして大丈夫なの!?とビックリ笑)

また、最後は日が暮れるまで、チーヨコタクト君とバチバチ稽古。

2人とも、シャイで会話はあまりないものの、どうやら走りで語り合っている模様(笑)

鹿沼に2回行く!という我が家の真夏の大冒険は、表彰台ゲットだぜ!となりましたが、

まだまだやるべきことが見えてきたので、もちろん再チャレンジさせていただきます!

参加された皆様、運営の皆さまありがとうございました。

やはりレースの後はオスシエイテッド!