ラジコンファンの皆さまこんにちは。
昨日、今日とJMRCA主催、EPオフロードカー全日本選手権が開催されましたね。
EPバギーの世界で2WD、4WD、誰が日本一かを競う、伝統と格式ある大会です。
今回、幸いなことにGOJOさん、JMRCAさんによりYouTubeでライブ配信され、スマホさえ有れば誰でも何処からでも熱戦の模様を観戦することができました。
コウキ選手、ダブル優勝おめでとう御座います‼️
選手の皆様お疲れ様でした。熱いドラマ、こぼれ話を聞けるのを楽しみにしております。
その模様などはコチラをご覧下さい。(GOJOさんのチャンネル)
この大会に出場することを目指している息子氏と一緒に観戦した時の親子の会話など。
あくまで雑談なので、深く考えずに話してます(笑)
憧れの全日本選手権
競技バギーを始めて3年。
来年から中学生になる息子氏の夢は、EPバギーでJMRCA全日本選手権に出場し、優勝すること。
最近は少しレースをお休みしているが、その気持ちは揺るがないという。
何故なら、息子氏に競技バギーのはじめの一歩から教えて下さった三瓶選手や、いつもお世話になっているGB崎山オーナー、また、2017-2018全日本チャンピオンの小寺カイトくんとカイパさんなど、全日本選手権を舞台に活躍した人たちに囲まれてやってきたということがある。
全日本というワードが身近にあったからこそ、
「いつかは自分も・・・・」
自然とそう考えるようになったらしい。
パパ「どうして全日本に出たいの?」
息子氏「だって、全日本で何位って感じでその人がどれくらいの人か分かるし、その舞台に立たないと始まらないと思うから。」
パパ「なるほど。競技バギー界のメートル原器みたいなものなんだろうな。」
息子氏「うん。自分が日本で何位か知りたい!」
そうなのだ。ローカルレースでどれだけ速かろうが、やはり全日本で何メイン、何位という肩書きには敵わない。
だから、憧れるわけである。
しかし、小6の息子はともかく、大人で競技者ではないワタシからすると少し疑問もある。
現在、コロナ禍の影響で、RCカーがラジコンを知らない層にも新たなホビーとして認識され、小さなラジコンブーム的な盛り上がりを見せつつあるのはご承知の通りである。
しかしながら、競技ラジコン(バギー)に関して言えば参加者は減少の一途を辿っている現状がある。
要因は様々だが、その一つに競技に参加しているメイン層の高齢化があると考えられる。
圧倒的に40代から50代の選手が多く、30代、20代、10代はほとんどいない。
まあ、ざっくり言うと
全日本選手権という割には参加人数が少ないし、メンバーも固定化、高齢化しとる、という話。
息子氏と同世代で全日本にエントリー、あるいはエントリーを検討しているというキッズレーサーが知りうる限りほとんどいないのだ。
それについて息子氏に問う。
パパ「こんな人数少なくて、同世代にライバルがいない全日本って言ってもやっぱり出たいの?」
我ながら意地悪な質問だ。
しかし息子氏冷静だった。
息子氏「とにかく全日本を獲る。獲ってから盛り上げ方とかを考えれば良いんじゃない?」
(全日本取れる前提で話すか!まあ、小学生の戯言だから良いとしよう)
うーむ。確かにそうかもしれないな。
パパとしては遠いし、お金凄いかかるし、なんだかんだケチをつけたくなってしまう。
しかし、こればかりは競技バギーの魅力に取り憑かれた人にしか分からない、速さを競いたいという欲望。
そして己の技、道を極めんとする真摯で直向きな情熱を目の当たりにすると、この競技、モータースポーツの素晴らしさを感じずにはいられない。
それをおもいきり昇華でき、名誉欲を満たせるレースは全日本以外には存在しないのだ。
憧れは人の心の中にある。
例えばだけど
パパ「例えばだけど、どうしたらもっと参加人数が増えて盛り上がると思う?」
息子氏「下のカテゴリーを増やすしかないと思う。リヤモーターとか、540とか。」
パパ「それはあるかもね。せっかくエントリー(入門)ユーザーが増えつつあるのに、その人たちが頑張れば自分も出られるかも?と思えるカテゴリーがあると良いよね。」
息子氏「つくパーもモデのレースが成立しないくらい、モデやる人が少ない。でもストッククラスは凄い人が多い。速すぎてもやる人は減ると思う。」
パパ「ほど良い速度と、やってみたい、できるかもと思えるカテゴリーだよね。ジーフォースカップが瞬殺で締め切られたのが良い例だな。」
息子氏「あと賞品とか貰えるともっと参加者増えると思う。」
パパ「今はトロフィー、盾、メダル、名誉だからね。」
などなど、とりとめない話は続く。
息子氏のように「全日本に出ることの意味」をはっきりさせているなら、そこに魅力を感じるだろう。
しかし、今、そのこと自体に価値を見出せるユーザーがどれだけいるのか。特に若年層。ローカルレース層。
いっそ割り切るのはどうだ?
ならば、いっそのこと、「オジサンに特化」してしまうのはどうだろうか?
今回、参戦するメンバーの写真の様子などから察するに、昔からの仲間との再開を喜び、お互いの健闘を讃えあう楽しそうな感じをたくさん見た気がする。
実に楽しそうでうらやましい。
ん?楽しそう?
かつての全日本選手権と言えばメーカー同士が血で血を洗う戦いの場と聞いていたが・・・
そうなのだ。トップ争いのメンバーはともかくとして、いわゆる熱心なプライベーターが楽しみとして参加しているように見える。
ギスギスした戦いの場ではなくなっている。
そこで必要なのは、
ラジコンのボリューム層の40から50歳代をもっと取り込む工夫。
例えば、
年齢でクラスを分けてやるとか。
マスターズクラス、みたいなのが欲しい。
同世代の戦いは燃える!
例えば、
ビンテージ、クラシッククラスの全日本とかあったら出てみたい、とワタシは思う(笑)
フラットダートをクラシックバギーで。
今なら京商ビートルだ!!
その一方で、世界のトップレーサーと競うために技術を磨き上げる若きレーサーたちの舞台のエキスパートクラスがあったりしたらどうだろうか。
もちろんティーンズ世代を育てる必要性はあるだろう。ぶっちゃけ今はラジコン世代のジュニアしかいない。しかも経済的に厳しいと辞めてしまう。
ならばそう言う層にこそメーカーなどのサポートがあればお父さんは助かるのだが。
などと色々勝手に考えてみるのも楽しい。
競技ラジコン、競技バギーがもっと盛り上がりメジャーになって欲しいと思うおじさんの戯言でありました。