ラジコンファンの皆さまご機嫌よう。
楽しかった連休も終わり、また日常が始まります。ダルいです。辛いです。帰りたいです笑
ところで夏っていつ終わるんでしたっけ?😅
先日のビッグイベント、ホビーウイングカップが終わり、心にポッカリ穴。寂しさが少々。
実は息子のガチレースに紛れてワタクシ、パパもシレッと540レースに参加したのでありました。
今日はそのお話を。
パパメカニックもラジコンを楽しむべきか問題
小学生の息子のメカニックとしてレースに帯同し、息子の走り、結果に一喜一憂する、というサイクルをずっと続けていると、やはりというべきか、フラストレーションが結構溜まってくる。
結果が良ければ天国、逆なら地獄・・・
疲労感が降り積もる中、夜な夜な指を真っ黒にしながらマシンを弄り、ただただ息子の活躍を願う。
なんて献身的!なんてストイック!(な自分)
メカニックとしての成長に酔うのも悪くはない。
でもなんか自分らしくない、無理してるな、とも感じたり。
(あれ、俺なんでこんなに必死なんだ?)
・・・で、ある日突然嫌になってしばらくラジコンを触らなくなる。
これがここ数年続いている。
以下もう1人の心の声
(いやいや、メカニックとしてポンコツなクセに自分が楽しむなんてヌルい!
もっと精進しろ!勉強しろ!
マシンについて誰にも負けないエンジニアになれ!
グダグダ言ってる暇があったらだな・・・)
意外にも熱血漢でクソ真面目な自分が顔を出したり、と心は乱れるワケなのだった。
————–
ならば、少しは自分もラジコンやればいいじゃない?
で、始めたタミヤTT02B。
なるべくお金をかけず、純粋にラジコンを走らせることを楽しむ!というコンセプト。
最近は後輩君も巻き込んでワチャワチャ楽しんでいる。
文句なしに楽しい!ラジコンってコレだよね、と再認識。
しかし、このTT02B号でレースに出るという発想はなかった。
レースって怖い
レースに出ることは怖い。
何故なら、下手くそな自分、他の人より遅い自分、すぐにテンパってしまう自分に向き合わねばならないからだ。
自分のダメさに向き合う<人よりも速く走りたいという強いメンタルがないと無理な世界。
もしくは「俺は速い!」という強い自負か。
人より速く走れることに感じるカタルシス。
もちろんその逆も然り。
「ワタシなんて下手だからレースなんて無理!」
お祭りだから、景品豪華だから、ノリでエントリーしちゃえ!でエントリーしてはみたものの後悔が凄かったワタシ。
今までもGBでは、グラホ380、コミカルクラス、38秒レースと、GBメンたちがみんなが楽しめるレースを!と苦心しながら生み出したクラスのレースを粋に感じて参加してきた。
結果はどうあれ、ワチャワチャ笑いながら走れば楽しい、みたいなある意味レース感のないレースであった。
しかし、今回エントリーした540クラスは違う。
ビギナーとは銘打っているものの、真のビギナーなどおらず、みなモーターが燃える寸前まで追い込んだマシンをガチで走らせるクラス。
(まあ、それはそれでどうなの?とも思うが)
しかし、参加してみる価値はあるだろう。
プレッシャーに向き合うレース。
そこでワタシ自身何を感じるだろうか?
540クラス(ビギナークラス)
ビギナークラスのレギュレーションは、シャシは何でも良いが、モーターは540のブラシ、ノーマル、スポーツチューン、トルクチューンであれば良い。
バッテリーはニッカド、ニッスイ、リポ何でも良い。駆動も二駆四駆どちらでも、タイヤ自由と敷居が低く設定されている。
このクラス、先述した通り、真のビギナー、レースデビューする人が出ることはあまりなく、ある程度走れる人が、ストッククラスじゃイマイチだけど、ビギナーならという感じで参加するケースが多いようだ。(偏見w)
つまり、ハイエンドシャーシに540という参加車両がかなりある。(賛否は置いておく)
ワタシのマシンはTT02B デュアルリッジ。
限りなくノーマルに近い車両にフルベア、家に転がっていたメカニック類にエアレーションダンパー、前後ユニバーサルシャフト、アルミリヤハブのオプション。トルクチューンモーターを24Tピニオンでドライブ。
タイヤは息子のお下がり。山はあまり無いが大丈夫だろう。
バッテリーはリポ。モーターが焼けないか心配だ。
あまりお金がかかっていない、青くない仕様。
テーマをこじつけるなら、「あなたもいきなりレースデビューできますよ仕様」(やや誇張あり)
正直に言えば、家にあるダートマスターや、LC10B5に540を乗せて出てしまおうかとも考えた。
いやいや、やはり540といえばタミヤだろ。
せっかく自分用に買ったじゃないか。
これでどこまでやれるか、という痩せ我慢と、このマシンへの愛着があるという理由で選んだ。
いざレース!
予選スタート。
分かってはいたが、まるっきり遅い。
加速からして話にならない。
もちろん腕も大きい。なんせ、ワタシは口だけ番長。ろくに練習もしてないが言い訳にもならない。
周りはヨコモのyz2やアソシ、PRレーシングなどのハイエンドばかり。タミヤはTT02Bがチラホラ、DB01やトップフォースにバンキッシュ!それでも皆頭がオカシイくらい速い!!
みなジャンプをガンガン飛ぶ!
(まあ、そうなるよね)
当然、ワタシは全てのジャンプを舐めて走る。
だって壊れるもの(笑)
それでも、走り慣れたコース。舐めて走ってもジャンプで転びまくるマシンと大差ない。
1回目はヒート内4位。まあ悪くないぞ?
パパ氏欲が出てしまう
予選2回目。
割と調子よく走ってくれるパパ号。
ギヤ比的にはギリギリジャンプが届く計算だ。
「飛んでみるか!!」
3連、最後の2連を飛んでみたら・・・
ギリギリ届かない。
転倒・・・また転倒
繰り返すうちに順位なんかどうでも良くなって助走をしっかり取ってジャンプ!!
決まった!ヨシ!
アドレナリンが出るのが分かる。
3回ほどジャンプを飛ぶと、前足が明後日の方向へ(笑)
樹脂製のタイロッドが外れてしまった。幸いマーシャルの方が気づいてパチンとハメてくださり復帰。さすがにここはターンバックルにした方が良さそうだ。マーシャル様、ありがとうございます。
予選はAメイン入りは逃したものの、B3スタート。初挑戦、周りはハイエンドばかりだし良いじゃないか。(自分に言い聞かせるw)
いざ決勝
※ほとんど自分のマシンの写真がないのは悪しからず。
1コーナーで曲がりきれず最後尾に。
「もう良い。あとは楽しむのみ!」
3連ジャンプを2.1で飛ぶ!転倒!
2連をフル加速でジャンプ!
着地失敗!
いやでも、これ楽しいな(この時点でオカシクなっている)
・・・ここでマシンが停止。電源が落ちた?
ショートリポを積むために接続したディーンズコネクタがハズレてしまっていた。やっぱりレースではこういうジョイントとかダメだな。
この時マーシャルをしてくださったのが、Twitterでやり取りしてこの日お初の顔合わせだったラジパパさん!
ボディを手際よく外し、コネクタをハメ直し復帰!
このストップを2回繰り返し、当然最下位に。2回目は「グランドキャバレー」というTシャツを着た方に。お二方にはこの場を借りてお礼申し上げます。
結果は堂々のBメイン最下位!!
アイタタタタ😂
まとめ
今まで避けて来た、勝ち負けのはっきりする540レース。
参加してどうだったか?
「ヤベェ、レース楽しい。ジャンプ気持ちいい!」
小学生みたいな感想が正直な気持ちだ。
健気に走る愛機タミヤ TT02Bパパ号。
ワタシにとって今回のレースは自分との戦いなのだ。普段はメカニックとして息子に偉そうなことを言っているが、ドライバーとしては酷くポンコツで、走りについてどうこう言えるレベルにはないことがわかり、ある意味清々しい。まだ誰かと競り合うとかそんなレベルには無かった。
ハイエンドはズルい、とは不思議と思わなかったが、GBのようなジャンプ主体のテクニカルなコースなら、あえてタミヤにこだわる必要もなく、なんなら中古のハイエンドやPRレーシングや、ヨコモの入門マシンで始めた方がリーズナブルだとも感じた。飛べるのは楽しい。
ワタシのタミヤもなんやかや、これでも一万円、二万円は課金している状態。
ならば、とも思うのだ。
さらに、今回強く感じたのは、息子のレースにメカとして集中することはとても重要で、ワタシが自分のレースにかまけてメンテを疎かにしてはならないということ。
しかし、それだけではいつか爆発してしまうから、自分も無理のない範囲内でレースを楽しむのも悪くないと思った。やはりメカニックとは感じるものが全然違うのだ。
息子に走りを教えてもらうのも悪くない。そんなことを思ったホビーウイングカップだった。
レースは楽しんだもの勝ち。でも真剣勝負の場でもある。そのバランスがGBは絶妙だと思う。
レースで当てたの当てられたので揉めたりすることも少なく、皆が良い雰囲気を作っているなあと感じた。
参加された皆さま、運営の皆さま、本当に暑い中お疲れ様でした。また会いましょう!