ラジコンファンの皆さまこんにちは。
今日は競技バギーファンの我が家での会話から、なるほどそうかもな?と思った何の根拠もない妄想です(笑)
テーマは、「あのメーカーが競技バギーを作らないのは何故か」からの「どうしたら作ってくれるのか」というもの。
ワタシと小6息子の会話はこんな感じです。
モータースポーツとして考えると
小6息子が大好きなスバル・インプレッサWRカー1998モンテカルロ仕様。
息子「なんでスバルはWRC出なくなったの?」
パパ「スバル公式のニュースリリースはこうだよ」
WRC参戦の当初の目的を達成し、今後スバルのブランディングにWRCをどう位置付けていくか検討を進めていた」ところ世界経済が急激に悪化し、「経営資源を効率的に活用」するために決定したとしている。
富士重工業(当時)は「WRCで活躍する青いインプレッサは、ファンの皆様にとってスバルの象徴であり、この決断は本当につらいものでした」と述べている、
※CAR watch より
パパ「まあ、簡単にいうと景気悪くなってお金なくなって余裕なくなったから辞めたんだね」
息子「トヨタはヤリスでやってるじゃん」
パパ「トヨタも一回撤退してまた最近になって復帰したんだよ。まずトヨタは儲かってるじゃないか。過去最高の経常利益だもの」
息子「スバル、北米じゃ凄い売れてるよ!」
パパ「よく知ってるな。でも北米はWRC人気ないんだわ」
息子「WRCはヨーロッパだよね」
パパ「まあ、スバルの社長も言ってるように、ブランディング、ブランドイメージのための広告の役割もあるんだよ。青いインプレッサはそのイメージを高めるのに成功させたと思うよ。」
息子「未だにこんな古いインプレッサのイメージが強すぎるのはなんか変だよ」
パパ「確かに。ブランドイメージのためにWRC復帰ももしかしたらあるかもよ?」
ラリーとスバルの話からふと話が逸れる。
息子「じゃあラジコンも同じなのかな?」
パパ「我らの京商が競技バギーを作ってくれない理由か?」
息子「そうそう!」
レース戦国時代とブランドイメージ
※写真は先日FDFで開催された原篤志さんとGBサーキット代表崎山さんのトークショーより
息子「原さんとか、三瓶さんとか秋元さんとか凄い選手がバリバリに戦っていた時代と今は何が違うの?」
パパ「自動車と同じで、メーカーの体力とブランドイメージ戦略、それにレースが結びつくかどうかじゃない?」
息子「昔はレースに勝つことが大事だったの?」
パパ「残念ながらその時代のことはよく知らないんだよ。その頃は1ミリもラジコンに興味なかったもの。ただ、君がスバルが好きなのは活躍したインプレッサがカッコイイからだろ?」
息子「うん。」
パパ「それと同じで、ラジコンでもレースで強いマシンがみんな欲しいという時代があったんだよ。」
息子「だからメーカー同士で競争してたの?」
パパ「だと思うよ。自分の贔屓のメーカーが勝つと嬉しいし、自分もレースで勝てるかもって思えるよね。あと、レースによる技術競争は性能を上げていくからね」
息子「じゃあなんで今は盛り上がらないの?」
パパ「実車のモータースポーツと同じだと思うなあ。かつて、クルマが庶民の憧れだった時代はレースもかなり盛り上がっていたんだ。レースの結果が販売に影響するみたいな。昔のハコスカのレースとか凄いじゃん。でも、メーカーのためのレースの役割は終わり、今はモータースポーツという娯楽として定着しているけど、無茶苦茶メジャーになったわけでもない。娯楽は他にもたくさんあるからね。」
息子「今はラジコンは憧れではないから?」
パパ「鋭いね。そうだと思うよ。ラジコンの購買層はほとんどおじさんだからね。小学生がラジコンに憧れる話を聞いたことある?」
息子「ない!!」
パパ「だよね。」
息子「じゃあどうしたら、京商が新しい競技バギー作ってくれるの?」
パパ「それは中の人に聞かないと分からないよ(笑)」
息子「レースで勝っても京商のブランドイメージ良くならないの?」
パパ「ならないだろうね。前にも言ったけど、メーカー同士の戦いはやらないと思うよ。やってくれたら凄い盛り上がると思うけど。」
息子「僕がレースで頑張って優勝したら、作ってくれないかな?」
パパ「全日本とか世界戦で凄い成績出せたらもしかするかも(笑)」
長閑なお茶の間の会話。
ふと思い立ったように話し出す息子。
息子「タミヤが競技バギー出せば良いんだ!」
パパ「確かに。タミヤがヨコモのYZ2みたいなバギー出せば、今は競技バギーやらない人もやるかも知れないね。それくらいタミヤの影響力は大きいよね。」
息子「でもタミヤはツーリングはハイエンド出してるよね。バギーも出せるんじゃないの?」
パパ「出せるだろうね。でもBBXがあんなに人気なんだよ。出す必要がないよ?」
と、とりとめのない話が続く我が家。
同じ学校の同級生にラジコンをやっているのが1人もいないことを考えると、まずラジコン自体がもっと盛り上がらないと、ピラミッドの頂きにある競技に人口が行かないのも納得。
それでもひょんなことから競技バギーに出会ってしまった少年は、大好きなメーカーの最新鋭マシンを駆りビッグレースで勝つことを夢見ている。
そんな小学生もいますよ、というお話。