コラム

【リヤモーター】パパ氏、京商ダートマスターを手に入れるの巻【ミドルエンドバギー】

ジェノバショック到来

ジーフォースのジェノバが発売された当時、そのコンセプトにピンと来ず、様子見を決め込んだ。

「リヤモーターでミドルエンドか。マサミプロデュースだと!?・・・でも樹脂シャーシにしてはちょっと高いなぁ。DT03と何が違うんだろう?」

これが当時の偽らざる感想。

タミヤでオフロードバギーを知った、あるいは復帰したユーザーにとって、その次のステップアップが昔から問題だと言われて来た。(ステップアップ不要説もあるが)

いざタミヤからグレードを上げようとすると、値段が数倍に跳ね上がるハイエンドしか選択肢が無かった。(一応ミドルならTD2、4があるけどね)

ハイエンドはあくまでサーキット走行が前提。しかも組み立て、調整が初級ユーザーには厳しい。

「そこまでは必要ない!」

「でも壊れるのはなあ」

最近、ようやく中華、台湾からリーズナブルなハイエンド寄り、ミドルエンドのバギーが発売され話題となるも、まだまだマニアの間での話に留まっていた。

国内メーカーではミドルエンド不在だった市場に、志し高くジーフォースが新規参入し、投入されたのがジェノバだった。

ジェノバを魅力的にした要因の一つがレジェンド広坂氏の全面監修ということ。

「あのレジェンドが関わったなら信頼できる!」

往年のラジコンファンは歓喜したハズだ。

もう一つがサーキット前提ではなく、空き地や公園など走る場所を選ばない仕様であること。

まさにコンセプトがタミヤバギーの延長線上にある。

もちろん本格サーキット走行にも耐えうる耐久性や装備を備えていると言うではないか。

スリッパークラッチが標準で、もっとジャンプだって遠慮なく飛びたい!という欲求にも応えてくれるという。

さらに、オフロードバギー全盛期のノスタルジーを呼び起こすボディデザイン(アソシのRC10 B4に良く似ている)と、操縦が比較的イージーなリヤモーターであること。

ギヤボックスなど組み立てが難しい部分は組み立て済みになっており、初級ユーザーにも優しい。

以上のことから分かるように、ターゲット層が明確(我々40代以上のおじさん)、かつ充電器などラジコン周辺機器での知名度が高いジーフォースが手掛けることなど、

かつてラジコンをやっていたリターン組や今タミヤでラジコンを始めた層に向けて、これでもか!の至れり尽くせりの製品なのだ。

マーケティングが上手く、さらにユーザーへの提案もある。

こんなの売れて当然だと言うかのように

ワタシの思惑に反して周りのラジコン仲間の間でジェノバはかなりの盛り上がりを見せていく。

あの人も

あの人も

あの人までも!!

ついにはリヤモータークラスのレースを開催するほどに。

「ジェノバ、良いよ?」

ホームのGBサーキットでも爆発的に流行り出した。

ぐぬぬ。ジェノバか。うーむ。

買っちゃうか。楽しそうだし!!

・・・・

そんな時に冒頭の知らせが入る。

「京商がジェノバにぶつけて新製品を出すらしいよ!?」

現在、息子が京商RB7を駆って最前線で戦っている我が家。

ミドルバギー市場に京商が出す、というなら買わない理由がないではないか!!

もちろん、パパ用マシンとしてだ。

3年ぶりにTT02Bを組んで、ラジコンを走らせる楽しさを再認識。

あれだけ苦手意識を持っていたサーキットが、今は楽しい。

二駆バギーが、ジャンプが出来るヤツが欲しいと思っていたところだ。

ちなみに息子氏の反応は冷ややか(笑)

「リヤモーター?走るの?それ。」だった。

ダートマスター降臨!

その名は、アルティマSB ダートマスター!

往年のハイエンドバギー、RB5をベースに各部素材を見直し、リーズナブルな価格に。

コンセプトはジェノバと同じく、場所を選ばずに気軽に本格バギーを楽しむ!というもの。

80年代バギーを意識したニューボディを纏う。

ジェノバと違う点はざっくり以下の通り

  • 完全なニューマシンではなく、過去のハイエンドバギーをベースとしている。
  • 全てのパーツを自分で組む。
  • ユニバーサルシャフトはオプション。
  • ボールエンドは4.8㎜の旧来サイズ。
  • ヘックスビス仕様
  • ホイールベースが270mmと短い。
  • RB5他のオプションパーツが使用可能。

往年のザ・バギーというボディがたまらない!

京商が公式に発売をアナウンスしたタイミングで、予約を入れた。

もちろん、プロショップ・フタバだ。

今回も正式に予約が始まる前から親切に対応していただいた。

価格は22,000弱。

厳しいお財布事情のパパにも優しくて助かるのは言うまでもない。

そして、着弾。

もちろん、ラジコンベース(実家)に着いたものをユニクロの袋で再梱包。

自宅に慎重に運びいれたのはいつもと同じ。

もうね、箱からしてカッコイイ(笑)。

なんと、キットにはボディの他、タイヤ・ホイールまで付属している。

ダンパーは樹脂製ではあるが、エアレーションダンパーで、かつダイヤルで車高が調整可能。

スプリングは前後シルバーが付属。(ちなみにRB7は前後ゴールドだった)

高まる期待と、ちゃんと組めるかという不安。

色は何にする?

オプションは?

この時間が実は1番楽しかったりする。

次回、組み立て走行編へ