コラム

【凄いぞ!】パパ氏、ダートマスターを走らせる【京商】

京商 アルティマSB ダートマスター。

結論から書いちゃうと「買って良かった!」である。

こんなによく走って楽しくて、壊れなくて、安くて、マジですか!!良いんですか?!

なダートマスター。

ちなみにSBはSPORTS BUGGYの略だそうだ。

レースじゃなくて、スポーツか。

その意味は、我々パパ世代に限らず、走らせればワカル・・・

では行ってみよう!!

組み立てる!

説明書を良く読んでから組み立てる。非常に親切な取説だが、タミヤに慣れ親しんだ人は京商独自の注意喚起マークに気をつけたし。

これに気づかずに泣きながら組み直し、を数回やったワタシです。

説明書には記載はないが、ステアリングワイパーのプラメタルは850ベアリングに交換した方が圧倒的に動きが良くなる(RB5は最初からベアリング)。

ガラス混入の強化樹脂は硬い!!

そして組み合わせ精度がバリバリに高い!

パッチリハマる。

もちろん、若干のバリもあるので丁寧に処理しよう。

魂は細部に宿るのは、ラジコンに限らず、だ。

サスアームがスルスルに動くように、シャフトまわりは焦らず丁寧に。
タミヤバギーとの違いは、全体的なカッチリ感。もととなるハイエンドバギー・アルティマRB5の凄みを感じる。この値段でこのクオリティ。バーゲンだ。
スリッパーディスク、パッドはコストダウンした専用品。もちろんRB5用が使える。スパーを72Tにしたい場合は、ディスク、パッドをRB5用に交換すると説明書にある。
この樹脂製エアレーション・ビッグボアダンパーの精度が素晴らしい。
メカを載せる。ショートリボを載せるにはスポンジなどのスペーサーが必要だ。

完成!!

カッコイイ!!自画自賛(笑)

ボディはラップ塗装に挑戦。

フロストブルーを吹き、シルバーでラップ汚しをした後にブラックで裏打ちすると、写真のようなマーブルカラーになる。

バギーでやる方は少ないので、なかなか良い感じ。

小ぶりなウイングがクラシックな雰囲気。

白のステッカーとホイールで視認性は確保。

ホームサーキットのGBに合わせて、タイヤはカーペット仕様に。

メカはジーフォースのネオファスト13.5Tコンボ。ESCはTS50。バッテリーコネクタのみ、ヨーロピアンコネクタにハンダで付け替えた。サーボはフタバの9570SV。

ピニオン、スパーはキット標準のものを使った。スパー76Tにピニオンは24Tの組み合わせでギヤ比は8.233:1となる。

(17.5Tのストック仕様で楽しむなら、スパーを72T、ピニオンを28〜31Tくらい(共に別売り)で)

ギヤデフのオイルは5000番。ダンパーオイルは前後アソシの37.5wt。(標準はグリスが付属)

車高も下げて前後20mmでセット。(ダートなら25mm〜35mm)

いざGBへ。

GBサーキットでシェイクダウン。

車高、アライメントを整え、トリム出しを行う。

さあ、いざ本コースを走らせる、その前に!!

ここGBには全日本な感じのエキスパートドライバーがゴロゴロいる。

まずは、このお方たちのチカラを借りてセット出しを行う。(この日は我が家のドライバーがいないのもあるが)

まず、崎山さんに走らせてもらい、全体的に異常がないことを確認。

「凄いよく走る!!」

さらに、イケメンな方の佐藤さんにチェックしてもらい、OKをもらう。

「マシンのタチが良い。蹴り出しが良いね!」

最後は全日本ストックファイナリストのヨースケ氏が厳しくチェック。

スリッパーの調整とショートリポのバッテリー搭載位置を調整。ジャンプを気持ち良く飛べるようにした。

スリッパーは説明書通りだと、若干締め過ぎのようだった。パワーがない場合はそれでも大丈夫だが、筆者のパワーソースは13.5Tあるので、緩めた方がジャンプ、着地のシビアさが緩和される。

ショートリポの場合、位置はリア寄りの方がジャンプ姿勢は良かった。

ヨースケ氏いわく、

「走りの感じがRB7と同じで驚いた!」

いざ、実走!!

さて、「よく走る状態にしてから」のワタシドライブ。

GBは屋外カーペットコース。屋内コースのような高いグリップはないが、高めのグリップで非常に走らせやすく、それでいてジャンプはテクニカル。非常に走らせて爽快感があるコースだ。

「うわー!なんだこの走りは!!めっちゃ良く走る!!」

文章に表すのが実に難しい。

動きが軽く、それでいて起伏のある地面をタイヤがしっかり捉えている安心感。

それをプロポを通して感じることができるのだ。

右に左に自由自在なハンドリング!

曲がる。リヤモーターなのにグイグイ曲がる。

もちろん、ヘアピンなどで無理に握れは大アンダーが出る。

握れる。握っても脚がバタつかず、前に出る。

「マジかっ」

思わず口を突いて出てしまう。

気持ちイイ。頬が緩む。

走らせて気持ち良いのだ。

絵も言われぬ滑らかさ。

憧れのGBサーキットのジャンプ。

フワッと羽が生えたかのように跳び、シュタッと着地。一発で減衰が収まる。

ワタシのようなヘタクソが操縦しても感じられるこの上質感。

これはいいぞ!

まとめ

京商が提案する新製品、ダートマスターは、

おそらくだが、タミヤしか知らなかったユーザーにも新たな世界を感じさせる素晴らしいマシンになると感じた。

もちろん、元がハイエンドマシンゆえ、組み方にも工夫がいるし、手放しで初心者・初級者に勧めるのは気が引ける。

しかし、EPオフロードバギーは実はこんなに走る!

レベルが違うんだ、と言う事実を知ること。

それは得難い経験になる。(ワタシがそう)

そして、ハマればもう戻れなくなる(笑)

決してタミヤをディスっているワケではない。

こんな世界があるんだ、ということを良心的な価格で提供してくれた、我らが京商に感謝しかない。

これで思いっきり練習して、ビュンビュン走れるようになりたい!!

また、このマシンを足掛かりにしてハイエンドバギーを手にする人がもっと増えて欲しい。

比較的安価に高性能を味わえる幸せ。

これが、SBつまりスポーツバギーなのだ。

ラジコンをスポーツとして感じられるマシン。

それがダートマスターだ。

現在はその人気故入手が難しいダートマスター。再販されたら、是非手に取っていただきたい。