京商 アルティマSB ダートマスター。
結論から書いちゃうと「買って良かった!」である。
こんなによく走って楽しくて、壊れなくて、安くて、マジですか!!良いんですか?!
なダートマスター。
ちなみにSBはSPORTS BUGGYの略だそうだ。
レースじゃなくて、スポーツか。
その意味は、我々パパ世代に限らず、走らせればワカル・・・
では行ってみよう!!
組み立てる!
説明書を良く読んでから組み立てる。非常に親切な取説だが、タミヤに慣れ親しんだ人は京商独自の注意喚起マークに気をつけたし。
これに気づかずに泣きながら組み直し、を数回やったワタシです。
ガラス混入の強化樹脂は硬い!!
そして組み合わせ精度がバリバリに高い!
パッチリハマる。
もちろん、若干のバリもあるので丁寧に処理しよう。
魂は細部に宿るのは、ラジコンに限らず、だ。
完成!!
ボディはラップ塗装に挑戦。
フロストブルーを吹き、シルバーでラップ汚しをした後にブラックで裏打ちすると、写真のようなマーブルカラーになる。
バギーでやる方は少ないので、なかなか良い感じ。
小ぶりなウイングがクラシックな雰囲気。
白のステッカーとホイールで視認性は確保。
ホームサーキットのGBに合わせて、タイヤはカーペット仕様に。
メカはジーフォースのネオファスト13.5Tコンボ。ESCはTS50。バッテリーコネクタのみ、ヨーロピアンコネクタにハンダで付け替えた。サーボはフタバの9570SV。
ピニオン、スパーはキット標準のものを使った。スパー76Tにピニオンは24Tの組み合わせでギヤ比は8.233:1となる。
(17.5Tのストック仕様で楽しむなら、スパーを72T、ピニオンを28〜31Tくらい(共に別売り)で)
ギヤデフのオイルは5000番。ダンパーオイルは前後アソシの37.5wt。(標準はグリスが付属)
車高も下げて前後20mmでセット。(ダートなら25mm〜35mm)
いざGBへ。
GBサーキットでシェイクダウン。
車高、アライメントを整え、トリム出しを行う。
さあ、いざ本コースを走らせる、その前に!!
ここGBには全日本な感じのエキスパートドライバーがゴロゴロいる。
まずは、このお方たちのチカラを借りてセット出しを行う。(この日は我が家のドライバーがいないのもあるが)
まず、崎山さんに走らせてもらい、全体的に異常がないことを確認。
「凄いよく走る!!」
さらに、イケメンな方の佐藤さんにチェックしてもらい、OKをもらう。
「マシンのタチが良い。蹴り出しが良いね!」
最後は全日本ストックファイナリストのヨースケ氏が厳しくチェック。
スリッパーの調整とショートリポのバッテリー搭載位置を調整。ジャンプを気持ち良く飛べるようにした。
スリッパーは説明書通りだと、若干締め過ぎのようだった。パワーがない場合はそれでも大丈夫だが、筆者のパワーソースは13.5Tあるので、緩めた方がジャンプ、着地のシビアさが緩和される。
ショートリポの場合、位置はリア寄りの方がジャンプ姿勢は良かった。
ヨースケ氏いわく、
「走りの感じがRB7と同じで驚いた!」
いざ、実走!!
さて、「よく走る状態にしてから」のワタシドライブ。
GBは屋外カーペットコース。屋内コースのような高いグリップはないが、高めのグリップで非常に走らせやすく、それでいてジャンプはテクニカル。非常に走らせて爽快感があるコースだ。
「うわー!なんだこの走りは!!めっちゃ良く走る!!」
文章に表すのが実に難しい。
動きが軽く、それでいて起伏のある地面をタイヤがしっかり捉えている安心感。
それをプロポを通して感じることができるのだ。
右に左に自由自在なハンドリング!
曲がる。リヤモーターなのにグイグイ曲がる。
もちろん、ヘアピンなどで無理に握れは大アンダーが出る。
握れる。握っても脚がバタつかず、前に出る。
「マジかっ」
思わず口を突いて出てしまう。
気持ちイイ。頬が緩む。
走らせて気持ち良いのだ。
絵も言われぬ滑らかさ。
憧れのGBサーキットのジャンプ。
フワッと羽が生えたかのように跳び、シュタッと着地。一発で減衰が収まる。
ワタシのようなヘタクソが操縦しても感じられるこの上質感。
これはいいぞ!
まとめ
京商が提案する新製品、ダートマスターは、
おそらくだが、タミヤしか知らなかったユーザーにも新たな世界を感じさせる素晴らしいマシンになると感じた。
もちろん、元がハイエンドマシンゆえ、組み方にも工夫がいるし、手放しで初心者・初級者に勧めるのは気が引ける。
しかし、EPオフロードバギーは実はこんなに走る!
レベルが違うんだ、と言う事実を知ること。
それは得難い経験になる。(ワタシがそう)
そして、ハマればもう戻れなくなる(笑)
決してタミヤをディスっているワケではない。
こんな世界があるんだ、ということを良心的な価格で提供してくれた、我らが京商に感謝しかない。
これで思いっきり練習して、ビュンビュン走れるようになりたい!!
また、このマシンを足掛かりにしてハイエンドバギーを手にする人がもっと増えて欲しい。
比較的安価に高性能を味わえる幸せ。
これが、SBつまりスポーツバギーなのだ。
ラジコンをスポーツとして感じられるマシン。
それがダートマスターだ。
現在はその人気故入手が難しいダートマスター。再販されたら、是非手に取っていただきたい。