ラジコンファンの皆様こんにちは。
暑い日が続いていますが、体調は大丈夫でしょうか。ワタシは冷房がないと既に生きていけなくなって来ました。息が苦しい(笑)
あー、アイス!かき氷!コーラフロート!・・・痩せるんじゃなかったのか(笑)
今日は先日のホビーウイングカップで、我々世代のスーパーヒーロー、世界の原篤志さんと雑談した時のお話です。
ラジコンに関する金銭感覚問題
我々のようにラジコンが生活の一部になってしまっている人間からすると、もっとラジコン、競技ラジコンがメジャーになって欲しいと思うことが多い。
なんならオリンピックの公式競技にならないかな、とすら考える(笑)
このレース会場の熱気、盛り上がりが、世間から見れば実はごくごく小さなものでしかない、というのがもったいなく感じてしまう。(矛盾するようだが、あんまり知られたくないという天邪鬼な気持ちも少しある)
もっとみんなに知ってもらいたい!(さらに言えば、選手がもっと有名になって知名度が上がって欲しい)
それくらい、競技ラジコンは面白いし、熱狂がそこにあるのはレースに参加された方ならお分かりのはずだ。
原さんは言う。
ラジコンを広めたい、ラジコンをもっと盛り上げたいと考えた時にネックになるのはこの業界の金銭感覚。
キット20,000円を安い、と言ってしまう感覚がヤバい。
一般の人から見て2万円は安くないし、そこからメカ類を用意して、となるとかなりの金額になってしまう。
理想を言えば、お父さんお母さんがお子さんに誕生日とかクリスマスに買ってあげられる金額。
5,000円いや3,000円くらいで始められないと興味が無かった人が始めるのは難しいと思う。
この話を伺ったとき、凄く納得できた。
確かに、もはや20,000円を安いと感じでしまっている自分にハッとした(笑)。
何故なら、我が家がホビーラジコンを始めたのは、2年前、相方石さんからジムニー(MF-01Xシャーシ・タミヤ)を安価で譲ってもらったからなのだ。(後で調べたら、普通に揃えたら三万円はした筈)
いくらかは忘れたけど、本体の他に送信機やバッテリー、充電器、スペアボディ、までついていた。組み立て済みですぐ遊べて助かった。
その当時、ワタシ自身、全く、一ミリもラジコンに興味がなかったし、ラジコン=おもちゃの認識で固まっていた。
だから、石さんから「息子さんジムニー好きだから、ラジコンどう?」とあくまでジムニーのラジコン、に惹かれて我が家に来たのだ。
そのジムニーがビックリするくらいよく走って、楽しかったのが全ての始まりだった。
さあ、ラジコンやるぞ!
キット二万にメカが二万で四万。
うん,安いな!始めよう!
とは絶対にならなかったと思う(笑)。
楽しむためのハードルを下げたい
原さんの言うように5,000円(メカ入れても10,000円か?)で、
「ちゃんと走るラジコン」(ここ大事、テストに出ます)が手に入ったらどうだろう。
あの6アクションしかできない、いわゆるおもちゃ屋さんで買えるトイラジはダメですよ(笑)
家の前や空き地には飽き足らず、思いっきり走らせることができる場所を探す筈だ。
原さんは言う
自分が始めた頃は空き地とか公園でも走らせられたし、サーキットも500円とかで走れた。でも今は走らせる場所自体少ないし、走行料もそれなりにする。
その通りである。
我が家も、タキさんやGBサーキットがなかったら今、ラジコンをやってなかったと思うし、続けられなかったと思う。
ラジコンを思いっきり、経済的に無理なく走らせられたら、もっともっとユーザーは増えて行くのではないか。
もっとも、GBの崎山オーナーともよく話すが、ラジコンサーキットは営利目的では全くペイできないという。維持費、管理費その他諸々をサーキット使用料だけでは賄えないのだ。オフロードの土サーキットは特に。
つまりR/Cサーキット経営を仕事にするのはなかなか無理がある、難しいという話である。
乱暴に言えば、サーキットでは儲けなくていい、という太っ腹なオーナーがいないと成り立たないのが現状。(きちんとペイできてるところもあるとは思いますが)
今、ラジコン、競技ラジコンが楽しめているのは、「場所や走るチャンスを提供してくれている人や会社がいる」という事実があることを認識しなければならない。
余裕がないと生まれないのがR/Cサーキットなのだ。
・・・ということで、
現状、ラジコンがもっと盛り上がって行くためには、ハードの価格の問題とそれを走らせる場所の問題があると言うことがわかった。
きっと長年議論されてきたことだと思うが、我々ユーザーの視点でも、考えていかなくてはならない。
個人的極論とまとめ
ラジコンを息子と始めて、我が家と同じように、親子ラジコン(競技)を楽しまれている方に会う機会が増えた。
皆さんおっしゃられるのがやはり金銭的に大変だということ。(家族との関係もw)
特に競技をやるとなると全てが高い。
ESCも、モーターも、サーボも、モーターも、送信機、受信機もそれなりのモノは全てが高い。
それでも強烈な魅力があるからなんとかやりくりして続けているけど、決して誰もが楽なわけではないのだ。
特に消耗品であるタイヤは厳しいと常々感じている。
なんで色々なものが高いのか。
数が出ない、大量生産できない、人件費、開発費、材料の高騰などいろんな理由があると思うけど、最終的には「採算ベース」に乗らないとダメだからだと考える。
ならば、最初から採算ベースに乗らないで大丈夫なら?
別の事業で利益を出して、その利益をラジコン製品に還元する、ってのはどうだろう。ラジコン製品価格は損しないギリギリで良い、みたいな。
儲かって仕方がなかったバブル期のトヨタがそうだったと聞いたことがある。価格は上げずに利益を高級な材料など、品質向上につぎ込んだとか。今なら到底考えられないけど。
サーキット経営と同じでラジコン自体で利益を出そうとしない仕組みがあれば・・・なんてな!!
うーむ、誰かアラブの石油王知りませんか(笑)
それは冗談だけど、
原さんとお話して感じたのは、世界のトップに立った凄い人、という面もありながら、どうしたらラジコン盛り上げて行けるかを真剣に考えて発言、行動されているんだ、ということ。
レースイベントに原さんが現れればみんな盛り上がるし、テンションが上がる。そしてその発言には影響力がある。
ワタシも、親子ラジコンをたのしみながら、競技ラジコン、親子ラジコンは凄く楽しい、やってみたい、と思える人が1人でも増えることを目指して地道に記事を書いていきたい。
metabonz宮