コラム

つくパーラウンド11月 オフロード参戦記【キッズレーサー】

辛いなら辞めて良いぞ。

何度となく息子にかけた言葉は、実は自分自身への言葉でもあった。 

と、いうわけで、つくばラジコンアリーナ11月ラウンド・オフロードに参戦してきました。

RCカーのレース活動を続けることで少しずつ見えてきたもの。

忘れないうちに書いておきます(笑)

爽やかな秋のつくば

爽やかな風が心地よい11月13日。

つくパーのレースはこれで4回目になる。

紅い京商パーカーを身に纏い、小5の息子氏は颯爽と戦いの舞台へ。

何が彼をこのレースの世界に惹きつけるのか。

今では、息子が先を歩き、パパが後を追うようになってしまった。

パパはと言えば、必死に嫁予選を勝ち抜き、

千葉から2時間かけて通うのにもだいぶ慣れて来た。

大通りの銀杏並木が色づき、秋の深まりを知った日曜日。

予選〜決勝

先週、練習の為に訪れた時はトラブルが重なってほとんど走れず。

そんな時は本当に嫌になる。上手く行かない、出来ない自分が許せない・・・情けない。

色々試したいことがあったが、今回は走り慣れたセッティングに戻した。

2WDモデ

予選1回目は全体4位につけるも、トップとは2ラップ差。2回目はミスが祟り6位。

左右のステアリング切角に違和感があると訴える。走り込む時間がなく、微調整では解消出来ず決勝へ。6番グリッドスタート。

スタートは良く3位まで順位を上げるがジャンプ中に当てられ最後尾へ。

なんとか落ち着いて走り順位を上げ5位フィニッシュ。

根本的にもう少し速く走れるセットを試さなければならない時期か。

2WD ストック17.5

予選1回目、苦しみながらヒートトップを死守。2回目はミスが目立ち順位を落とす。

他マシンと比べてもストレートの遅さが気になる。対策が必要か。

決勝はBメインポールスタート。

スタートは決めたものの計測ライン手前コーナーのミスで順位を落とし、さらに転んで下位へ。

4位でフィニッシュ。まさかの表彰台を逃し、悔し泣きするヒロキ。

決勝レースでなかなか結果をだせていない。

いかんせんマシンの遅さは気になるところ。

なんとかしなければ・・・

足を引っ張っている自覚はあるか?

速く走りたい!もっと速くなりたい!

そんな息子の背中に、ちゃんと応えてやれているか?

自分が足を引っ張っている自覚はあるか?

・・・・ある。存分にある。

最近それをヒシヒシと痛感している。

パパメカニックが至らないせいで、伸ばせるものを伸ばせない・・・

分からない、知らない、得意じゃない、はもはや通らない。

いろんな方に「息子さん、上手ですね!」と言って頂くのは嬉しい。

反面、自分が明らかに彼のスピードについて行ってないのが辛く、もどかしい。

その自覚を元に、出来ることを増やして行くしかない。焦らず、一つずつ。

幸い、我が家のラジコン環境は恵まれている。三瓶さん、仲良くしてくれるラジコン仲間をはじめ、つくパーで知り合った人たちなど、教えてくれる人がたくさんいる。

あとは、やるかやらないか、なのだ。

まとめ

今回、練習走行中にストレートエンドで壁ドンし、久しぶりにフロントアーム、ダンパーエンドを折った。

以前と違うのは、息子が積極的に交換作業に関わるようになったことだ。

手分けし、自分はアーム交換、ダンパーエンド交換を息子に任せた。

膨大なパーツ箱から該当パーツを探し出し、ダンパーを外し、交換に奮闘していた。

ダンパーエンドにも長さが複数パターンあり、最初はサイズを間違えていたが、破損したパーツと照らし合わせて気づいた。

こういう作業一つ一つが走りを支えている、と自覚が出てきたのかもしれない。

ちょっと前の息子なら、不機嫌そうにワタシのスマホを弄っていただけだったから、かなりの進歩だ。

次回練習で、足回りをはじめ、試行錯誤してみたいと思っている。

「このままでは終われない」息子もワタシもそう思うから、レースはやめられない。

metabonz宮