親子で競技ラジコンを続けて来て、何が1番嬉しいのかを考えてみると、
良い結果が出ることはもちろんだけど、
やはり成長を感じられた時じゃないかと思う。
ドライバーの息子の成長、そしてメカニックとしての自分の成長。
それが実感出来た時になんとも言えない充実感がある気がするのだ。
つくパーのラウンドレースには何度かチャレンジして来たけど、今までは常連エキスパートの方達のレベルが高過ぎて、
たまに練習・レースに来たくらいじゃまるで敵わない雰囲気とか、高い壁を感じていた。
もちろん、今回も存分に高い壁は存在し、打ちのめされたのだが、
今までと異なるのは、確かな手応えがあったこと。
ドラクエで言うなら、はぐれメタルにちゃんとダメージ与えられた的な…
例え勘違いでも「俺、行けるんじゃね?」と息子が思えたこと。
そんなつくパーラウンドでありました。
大盛況のつくパーラウンド

2025.04.13 生憎の雨模様のつくパーに、総勢115エントリー、大盛況のオフロード・ラウンド。
人気の秘訣は48歳以上のクラスや、クラシッククラス、ROクラスなど、ユーザーに寄り添ったレースカテゴリーではないか、と感じた。
もちろん、速さの虜になってしまったレーサーたちのカテゴリーも健在。(モデはなくなってしまったけど)
今はエキスパート揃いの二駆・四駆ストッククラスが熱い!!
そんなところに GBキッズ、AJジュニアのヒロキ少年とワタシが戦いを挑むのであった。
今回は事前に練習に通ってのチャレンジ。
言わば答え合わせである。
初見のコース左サイド

2025.04.13
これまで2回に渡って練習してきたレイアウトとは左セクションがまるっと変更されていた。
左の隅に変なでっかいコブ?が出来ており、

そこを登って下って、一旦スピードを落としてのストレートと言う流れに変わっていた。
ドライバーの息子氏は「慣れれば難しくはない」と言うが、山の高さがかなりあり、操縦台の立ち位置次第ではクルマが隠れて見えないと言う…
(これはきっと改善してくれるであろうと期待)
で、ほぼ初見に近いこのレイアウト。
以前と比べてタイムが大幅に遅くなる。
今までの13秒台は遥か彼方、16秒台からのスタート。
5分で何周まわれるか、がAメインの分かれ目になる。
確かな手応えの予選・決勝

普段のホームである GBとの違いは、
・路面がフラットである
・全体的に速度域が高い割にコースは小さめ
・テクニカルなレイアウト
・ジャンプの難易度は高くない
・タイヤ依存度高い
感覚としてはバギーで走るオンロードに近い。
故に、 GBのテンポ感、リズム感やジャンプ制御では噛み合わず、なかなか結果に結びつかなかったと分析している。
その点については2回の練習で掴めてきた、とヒロキはいう。
…
2WDストックの予選。
愛機B7は絶好調。デフは9000番で行くと決めた。

第一ヒート。
難なくヒートトップ、18周5分フラット。ベストは16.1秒。全体で6番手。上手くいけばAメイン入りが望める。

第二ヒート、
予備に用意していたつくパー用スペシャルデフ(10万番)に交換。
ペースがあがり、15.8秒のベストラップが出る。15秒台が安定して出ている。
ヒートトップの19周5分13秒
行ける、のでは??
しかし、非情にも全体では9番手、Bメイン1番グリッドとなってしまう。(つくパーのAメインは8番まで)
マジか…落胆する2人。
Aメイン入りを目指して来ただけに、この悔しさよ。
ぶっつけではなく、練習してきたからこその悔しさを噛み締める。
Bメイン決勝

ヒロキ落胆、かと思いきや、
Bメイン1番グリッドを守ってメイン優勝する!と決意したヒロキ少年。
しっかりマシンチェックを行い、緩みガタ、剥がれがないかなど抜かりがない。やる気だ。
その様子を見てワタシも気持ちを入れ替えたのだった。
…
レースは、これぞ、決勝!と言うべき熱い展開。
トップからの逃げ切りは許されなかった。
上位3台が何度も入れ替わる、まさにサイドバイサイド。
ヒリヒリするやり取りに、見ているこちらも力が入る。
パワー差のないストックだからこその超接近戦。
インを差し、差し返す。
まさに、技と技、腕と腕のクリーンな真剣勝負。
見応え抜群!
XRAYフカヤ選手と京商イチカワ選手に猛追されるB7ヒロキ。
数十センチの至近距離でのドッグファイトを見事に制した。
Aメインには残れなかったが、実にハイレベルなレースに満足したヒロキ。
終わってみれば19周5分1秒と、予選を10秒以上上回る自己レコード更新。Aメインでも中盤のタイム。
まさにレースの中での成長を実現した。

4WDストッククラス
予選から快走。1回目から19周に入れて全体3番手。
2回目は2回転んでしまうも全体7番手につけて見事Aメイン入り。
四駆のB74.2CEはリバウンドを調整した他は GB仕様。
四駆ならつくパーでもちゃんと戦えるかも!?
もちろん、上位陣のエキスパート勢にはまだまだだけど、なんとかついて行けそうな気配。
7番グリッド。失うものは何もない!
とにかく前へ!
Aメイン決勝

流石猛者揃いの4WDAメイン。
とにかく、観るものを圧倒するハイスピード!
技と技がぶつかり合う接近戦。
我が家のハイライトは、7番グリッドからスタートしたヒロキ少年。
順調に順位を上げ、4位を走る服部選手をパス。

やるじゃん!俄然盛り上がるワタシ!!
と思ったのも束の間、一周で転けてまた再び7位。
その後必死に巻き返しを図るも流石みなエキスパート。
そう易々との抜かせてはくれず。
結局7位フィニッシュ。20周5分13秒。
これまた予選から6秒以上上げてきた。
まだまだ行ける!
そう思えるレースだった。
まとめ

レースの各ヒートの合間には、ヒロキのスマホ(ワタシにも)に崎山監督から励ましとアドバイスが。
ヒロキも正直な自分の思いを伝え、モチベーションが上がる。
ありがたいことである。
本当なら応援に駆けつけたかったと言う崎山さん、なんと、午前中に腰を痛めてしまったらしい。(お大事にしてください)
この日はチームメイトのタイトくんご一家が応援に。
暖かい言葉がしみる。
もちろん、teamAJの大津さんにもアドバイスいただき、心強かった。
…
レース後にチームヨコモのタクト君パパにお願いして、ぶつかり稽古。若手エキスパートタケル君も加わり、バッチバチの10分間。
アグレッシブに攻める3人。若さ溢れる走り。
「超楽しかった!」
3人の笑顔よ!
次世代レーサー、仕上がってきている!?
…
せっかく良い結果が出せそうな感じにまで進化してきた我々チーム(ドライバー&メカニック)
また近いうちにつくパー練習、レースに来たいと思う。
参加された皆様、応援して下さった皆様、ありがとうございました!
