
「〇〇君、速いですね!凄いじゃないですか!」
「いやいやまだまだです。大したことないですよぉ」
競技ラジコン、親子ラジコンの現場でも良く見られるやり取りである。
ご子息を褒めてもらい、それに対する謙遜を述べる。
言わばセットになったパッケージである。
あるいは、素晴らしいカラーリングや凝りに凝ったギミックのマシンを賞賛したり、ラジコン現場は褒めたり褒められることがたくさんあって。
で、
ドリフターズのコントでタライは落ちるものだし、誰かがくしゃみをすると家まで吹っ飛ぶ。志村けんが扮するおばあさんに話しかけても「はあ?あんだって」と言われるものである。カトちゃんが脱ぐと変な音楽が流れ「ちょっとだけよ~」である。
プロレスでラリアットをどう見ても避けられるのに受ける的な…もういい。
とにかく、褒められたらとりあえず謙遜するのが暗黙のルール、お約束とされている気がする。
これが、謙遜を外したバージョンだとこうなる。
「〇〇君、速いですね!凄いじゃないですか!」
「そうなんですよ!ウチの子凄いんです!実は他にも〇〇のレースでも勝ったんです。なんと言うかセンス?才能?凄いって△さんからも言われてましてね。もうこの先が楽しみで仕方ないんですよ!」
…
どうだろうか?
…
この親!?とか思ってしまいます?
ワタシ個人的な見解としては、
良いのだ。息子自慢、良いのだ。
頑張っているのだから。
大体、褒められたのは息子なのにどうして親が勝手にこき下ろすのだ。もっと賞賛しなくちゃ。
とは思う。
だがしかし、どうしてもワタシはこれが出来ない。
内心は「そうです!ウチの息子は最高です!」と思っていても、なかなかそれを言えない。
みなさんはどうだろうか?
…
実は褒められた時にあまり謙遜はしない方が良いらしいと言う話を読んだ。特に海外では。
謙遜しすぎはかえって相手への礼を欠くことにも繋がると言う。謙遜のしすぎは傲慢さの現れとも。
「いやいや全然大したことないです。もうね、本当にたいして速くないですし」
→他の参加者を意図せずにディスってしまってる可能性も?!
ならば模範解答は…
「ありがとうございます。コンディションがベストではない中、よくやったと思います」
「次もベストを尽くしていきます」
メジャーの大谷翔平のコメントを見るとよくわかる。
褒めて頂いたことへの感謝と謙虚さ。
そのバランスが大事なんだな、と。
待てよ。
1番褒められたいのは夜な夜な指を真っ黒にしてメンテしてるワタシ自身じゃないかーい(心の叫び)
誰かパパも褒めて(笑)
ふとそんなことを思った木曜日ー
明日もまだ仕事ですー(T . T)
