ラジコンファンの皆さまごきげんよう。
今日は、ウキウキで組み立てた中華製ローコスト・ハイエンドバギーを走らせてみた話であります。
歳を取ると人間、なかなかワクワク・ドキドキしなくなるもの。しかし、どうでしょう、この「ワシの競技バギー」を手にして以来、子どものようにはしゃぐ自分がいる事実!
記事には書ききれなかった細々としたハードル(タミヤしか知らない場合)はありますが、一度覚えたら大丈夫。(多分)
さあ、走らせるぞ!
はやる気持ちを抑えて
やって来たのはホームのGBサーキット。
絶好のラジコン日和だ。
息子は自分のマシン(RB7とZX7)の準備をテキパキとこなす。
まずは、ESCのハイポイント設定。
TS50Cの場合、電源スイッチ長押しで、ハイポイント設定になる。これをやらないとスロットルが全開にならなかったりする。
次にトリム出しをする。
ストレートで真っ直ぐ走るかを確かめ、サブトリムで調整。サーボの切れ角が大き過ぎて干渉し、ジリジリ言う場合は、エンドポイントで調整。
いざ出撃
スロットルに敏感で、ちょいと握ると「ギャッギャッ」と前に出る!
ステアリングもスパスパ切れる!
うおおお!機敏だ!速ぇえ!
GBサーキットの場合、スタート直後にテーブルトップ形のジャンプがあり、まずはそこでジャンプ練習。
自分の目標はジャンプ!!だからして、まずはここが飛べないとお話にならない。
最初のジャンプに助走をつけながら加速。
踏み切りの前にスロットルオフ。テーブルトップに落としてもう一度ジャンプ。ジャンプ中にブレーキをかけるとノーズが下を向く。
うまく姿勢をコントロールしながら加速に移る。
これが、なかなか出来ずにマシンがロケットのように打ち上がってしまい着地で転ぶ・・・
うわぁマシン、俺のマシンがー
傷つき汚れたボディ、ウイング。
一瞬であのピカピカなマシンではなくなる。
だが、それで良い。それをやるためにここにいるのだ。上等だ!(実はショックを隠せない)
やるしかないのだ!と何回も何回も飛ぶ練習を繰り返す。
そう言えば息子も最初は上手くできなかったよな。
はい、折れましたー
ジャンプを失敗すること十数回。いやもっとか。
ヌォォァァ!
タイヤが、タイヤが明後日の方向を向いてるぅぅぅ!!
アームか?アームが折れたのか?
(息子のマシンでサスアームが折れることに軽くトラウマ)
アームじゃない!
インナー側のサスピンだ。
こんなところが折れるの?!
と驚くと同時に妙に感心していた。アームが折れてない!!折れてないぞう!!
見れば3mm径のサスピンが根元からポッキリ逝ってる。
あまりの下手くそな着地に音を上げて、サスピンが折れたのだ。
しかし、ハイエンドバギーは折れる、壊れちゃうは想定のウチ!あれだけ激しく走って飛ぶのだから・・・・(まあ嫌だけど)
さて、予備パーツとしてあらかじめ用意したのはサスアーム前後のみ。あいにくサスピン(サスシャフト)はないなあ・・・
予備パーツ箱(あらかじめ壊れやすい足回りなどは複数買っておく)を覗いてみるも、アソシ用は径が合わない!!京商用はこないだ使った(曲がってた)ばかりだ。
万事休すか・・・・
しかし、ここはGBサーキット。
「助けて下さーい。サスピン折れましたー」と叫ぶと、
「え?何ミリ?ちょっと見せて」
すぐに人だかりが。
なんと、優しい常連の方にちょうど合うサイズ(3mm×46mm)を譲っていただき、無事復活!!
(あの時は本当にH様、daisa-ya様には感謝であります。)
自分も困っている方がおられたら必ずチカラになりたいと誓うのだった。
やはり、金属パーツは中華品質もあり得るということで、早速信頼できる国産パーツを取り寄せたのはいうまでもない。
これでまた走れる!
ラジコンが壊れて、しょんぼりして帰るのはやっぱり悲しい。
予備パーツをきちんと用意するのは当たり前。だけど、ピンチに陥った時、声を上げる勇気を持てば道は開ける時もある、と思えた日だった。
なかなか上達しないジャンプを心行くまで練習したのはいうまでもない。
※結局、左右両方ともポッキリ折れ、社外品(ヨコモ製)に交換。やはりサスピンの品質は問題あり、のようだ。交換後は全く折れることはないことも付け加えておきたい。
で、LC10B5はどうなの?
結論から言えば買いである!
ダートサーキットでじゃんじゃんジャンプして爆走したい、(あるいは屋内カーペットでも)ハイエンドバギーがやってみたい!でも、敷居が高くて・・・・という方にはめちゃくちゃおススメしたい。
こんな血湧き肉躍る、楽しい世界があったなんて、やっぱり見てるだけでは分からないものだと痛感した。
まずお断りしなければならないのは、ワタクシ、この競技バギーを走らせることに関しては完全な初心者であり、「走りがどうこう」は全く語れないことをお許しいただきたい。
ただ、一つだけ言えるのは最新のタミヤ・TD4も組んで走らせた感想から比較すると、やっぱり完全に別物だということはハッキリ言える。すごくよく走るけど、タミヤはタミヤ。ハイエンドと比べてはいけない。
LC10B5の評価は同じハイエンドバギーの中でされなくてはならない。が、それはもっと走り込んで、他のマシンとも比較して・・・・・の話。
とにかく、楽しい!操縦が上手くなったと誰もが思うはず!それくらい走らせやすい。
ただ、車重が重く、ジャンプはしっかり加速しないと飛ばないので、練習は必要。
価格的には今をときめくタミヤTD4と同じくらい(ああ、TD4要らなかったなと少しだけ後悔w)。用意するモノもそれなりにあるし、ハンダづけなど、小さなハードルは確かにある。
でも、競技ラジコンの清々しいまでのクレイジーな走りは、やらないより、やってみた方が絶対にいい。たった一度の人生だもの。(と昔の食わず嫌いだった自分に言ってやりたい)
現在は、ようやく普通にジャンプができるようになり、その爽快感にシビレつつ、もっと上手く周回できるよう(混走しても慌てずに走れるように)練習している。
興味がある方は是非GBサーキットへ(笑)
metabonz宮