ラジコンファンの皆さまごきげんよう。
今日はタミヤバギーしか走らせたことがないアラフィフおじさんが、ハイエンドバギー(低価格)を買ってみた話であります。
昨年、小学生の息子が始めた競技バギー。
タミヤでは味わえない、大迫力の走りにすっかり魅了されたのはいうまでもない。
どんどんのめり込み、上達していく息子・・・
しかし、情け無い事に、パパは整備はするけど操縦はできない。
何故ならマシンはあくまで息子用であり、自分のではない、と認識しているから。
また、高価なマシンをハイエンド未経験の自分の練習台には出来ない、もったいないという気持ちもある。
サスアームとかが折れたらお金かかるし・・・(ジャンプ失敗とかで割と簡単に折れたりする)ウイングも割れちゃうし・・・・・
ふとパパ専用マシンが欲しいと思うようになっていることに気づく。
思う存分練習して、いつしか自分もあんな風にジャンプを飛びたい!という願望が、自分の中に蓄積されていく。
自分の場合、息子の為に全てを犠牲にして、というのは無理のようだ。
どうせなら、自分もやりたい。
ヤフオクを眺めて、勇気を出して入札するも、予想外に競り上がり断念。
意外や意外、非常にニッチな世界であるハイエンドバギーは、中古需要がある。
何故なら新品キットが高価(四駆だと60,000円くらい)なのもあるが、そもそも耐久性が高く、主要な部品交換さえすれば良いコンディションを保てるからである。
だからスレた人達(ベテラン)は中古で入手してオーバーホールして使うのだ。
今ひとつ踏み込めない理由に、自分なんかが買っても使いこなせずにお金のムダになってしまわないか、というものがある。
子どもの為ならお金は惜しくないけど、自分にお金をかけることには何故か気が引ける。
自分には操縦センスがない。常々そう思い込んでいた。
やはり大人しくタミヤバギーで楽しむのが似合っているんだろうか。(タミヤがダメなのではない)
そう思っていた矢先、朗報が届く。
魁project_factoryから低価格ハイエンドが?!
ラジコンファンにはお馴染みの魁projectfactoryさんから、低価格ハイエンド4WDバギーが発売されるというではないか。
ハイエンド、競技バギーの世界をもっと気軽に楽しんで欲しい。
メジャーメーカーに喧嘩売ってるワケじゃないんです!
そこを入り口にやがてメジャーメーカー(ヨコモとかアソシとか)製を手にして欲しい、という熱い思い。
千葉の辺境でしかと受け取りました!
お試し価格29,999円に送料とな?(当時)
メジャーメーカー製なら60,000円前後。約半額だ。タミヤのTD4の実売価格に近い。
なんと?!この価格で4WDで、アルミやカーボンパーツバリバリなの?
なるほど、中華製なのね。中華かー、うーむと一瞬考える。(Amazonで安い中華製品で結構痛い目を見てる)
何!初心者に優しい壊れにくい構造なの?
噂では○rayと似てるの?
その名も LC10B5
エルシーレーシングというブランド名。
調べたら、1/12や1/14など小さいサイズのホビーラジコンを多数手掛けているようだ。海外での評価も悪くない。(Youtubeで検索しまくる)
・・・。
買うしかないでしょ!
早速ポチってワクテカ
あれは年末、冬ボで少しだけホクホクしていた時だった。TD4を買ったばかりという後ろめたさがあったけど、勢いにまかせて発注。
キットにはシャシ、ボディ、ホイールはつくけど、モーター、バッテリー、ESC、タイヤは別途用意しなくてはならない。ついでにピニオンギヤ(48ピッチ 25から27Tくらいのスチール製)
さらにはダンパーオイル(#700と#500)とギヤデフオイルが5000番.センターデフに200000番のシリコンオイルが必要になる。※ワタクシはダートを走るのでセンターデフ仕様にしたけど、スリッパー仕様ならセンターデフオイルは要りません。
大丈夫。ウチには使わないヤツが無駄に転がっている。タイヤは新品を用意だ!
待つこと3日程でご対面。なんと、北海道からはるばるやって来たのね!
初めてのハイエンドバギー組み立て。
メカはG FORCEのFAST13.5Tコンボセット。
ストック仕様の13.5ターンのブラシレスモーターにTS50CというエントリーグレードのESCの組み合わせ。進角調整やターボ、ブースト機能はないが、とにかくコスパが良い。バッテリー端子をヨーロピアンコネクタにハンダづけして使用する。
サーボはSAVOXの1251MGを使用。
バッテリーはサンパドゥの赤ラベル。
中華製だからなあ、ちゃんと組み立てられるかなー、という不安を他所にサクサクと組み上がる。精度は全然悪くない。どころか、かなり精緻ですらある。説明書も分かりやすく、これなら皆さまにおススメできる。
自分の場合、組み立てたことはないにせよ、息子の京商製、アソシエイテッド製ハイエンドをバラして整備しているので、全く抵抗はなかった。金属同士の固定はネジロックを塗るとか、デフオイルやダンパーオイルの番手など悩ましいこともあったけど、全部説明書通りに組んだ。
タミヤTD4が組み立てられる方なら間違いなく組み立てられるはずだ。
完成!!
うおおおお!
カッケー!!
ワシのバギーだ!!
TD4を完成させた時にはあまり感じなかった、湧き上がる喜びが駆け抜ける。そこにはやっぱり、自分のマシンを手に入れたという充足感もある。
この機能美あふれる凛々しい佇まい。
まさにコンペティション、戦うためのマシン。
こいつで大地を蹴って飛びたい!
ついに手にしたパパ初のハイエンドバギー。
そのひんやり冷たい金属の感触や重量感は所有する満足感を刺激する。
中華製ですが何か?
などと卑下する必要全く無し。
あとは走らせてどうか、だ。
次回、走行編
metabonz宮
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