コラム

【コラム】趣味としてのラジコンを考える【メジャー?マイナー?】

ラジコンファンの皆さまこんにちは。

まもなく学校が夏休みに入りますね。(大学生とかはもっと早いのかな?)

自由な時間のありがたみって社会人にならないと分からないものです。

学生時代の夏休み。日がな一日中ゲームに費やしてた日々よ…(もっとマシな使い方は無かったのかーい。あの時の自分よ!)

いずれにせよ、我々大人はお盆休みまではノンストップ超特急。体調には気をつけたいですね。

さて、今日はとある本を読んでいて気になる記述があったのでした。

それは「趣味はマイナーであるほど良い」というもの。

我々の趣味、ラジコンに当てはめてみて、果たして本当にそうか?!

考えてみましょう。

趣味はマイナーであるほど良い?

ある本によると、趣味がマイナーならマイナーなほど良いとされる理由として、

趣味人口が少なければ少ないほど、優越感に浸れるチャンスが多い

とありました。

また、その著者は、実生活がパッとしなくても、仕事で活躍できなくても、趣味の世界でいわゆる「凄い人」になることなら割と可能であると。

何故なら好きなことだから。

好きなことに夢中で没頭しているうちに、プロよりも凄くなってる人いますよね。音楽でも絵でもスポーツでも。

で、趣味人口が少なければ少ないほど、競争率も低く、凄い人になって、その世界での第一人者としてちょっとした承認欲求を満たす、みたいな。

ちなみにこの著者は昆虫採集を趣味としておられ、いわゆる凄いと言われる人は100人くらいしかいないそうです。

なるほどその理屈で行くなら、マイナーで人口が少ない趣味も悪くない気がして来ました(笑)

では、我々の趣味ラジコンはどうでしょう。

ラジコンってメジャーなの?マイナーなの?

えー、結論から申し上げます。

ランキング圏外です!!

みんなのランキングなるサイトでは1位から141位までの趣味人気ランキングでは見事に圏外。

(ちなみにプラモデルが95位)

気になって複数、趣味の人気ランキングサイトを徘徊しても結果変わらず。年代別、男女別などあらゆるランキングを見てきました。

安心してください!

ラジコン、どマイナーです♪

ぶっちぎりです(笑)

それはともかくとして、なんか写真のランキング見るとある傾向が見えてきます。

上位の趣味って、何の準備も、鍛錬も積み重ねも努力も要らないのが多いんですよ。

だから必然的に人数は多いのですな。

それが良いか悪いかではないんですけどね。

(楽器とかはもちろん練習が要ります)

対して我々のホビーラジコンはどうでしょう?

まず知名度。

ラジコン自体知らない人も多そう。

で、お金。ホビーラジコンにあんなにお金かかるのを知ったら多分引く人多そう。

んで、RTR(工場組み立て済み)は別として、組み立て、塗装、走行全てに何らかの技術の積み重ねが必要な趣味であります。

さらには走らせる環境があるか、も分かれ目になりますよね。

そのあたりもマイナーな理由かも知れませんが、逆にどハマりする理由でもあるとワタシは思います。

困難が多い程燃えるみたいな(笑)

ラジコンで優越感に浸れるか?

で、ラジコン趣味はどマイナーなのは分かりました。

では、優越感に浸れる可能性が高いと言えるでしょうか?

結論はもうお分かりですよね。

自分次第です(笑)

RCカーにはオンロード、オフロード、ドリフト、クローラーなどのカテゴリが細かく分化しています。

さらに競技になれば、1/10ツーリングや1/12などさらに細かく別れていきます。また、タミチャレ、タミグラなどメーカー縛りのレギュレーションで楽しむレースや、JMRCAなど全日本選手権を目指す楽しみ方もあります。

競技から距離を置く通称ゆるラジにも、ガンガン走らせるのが好きな人もいれば、実車感やスケール感を求める人もいます。コンクールデレガンスに命をかける人も。

ただ、全体的にめちゃくちゃたくさんの人(数万人レベルの人)が楽しんでいるか?というとそうでもないのが現状でしょう。

何が言いたいのかといいますと、

ただでさえマイナーなカテゴリであるラジコンです。

そのカテゴリの中でもさらに細分化しているので、カテゴリ一つあたりではどんどん人数は少なくなる理屈です。

我が家を例に上げますと、

ラジコンの中のオフロード・カテゴリで、かつJMRCA系の競技バギーで、レースを主体に活動というと全国で500人も居ない気がします。(全日本選手権のエントリーを見れば分かります)

つまり、少ない人数の中で自分の好きなこと、得意なことに能力を発揮して、輝くことは、

30,000人の中でやるよりも難易度的には難しくないと言えるかも知れません。

ただ、そう簡単ではないのは皆さんご存知の通り。

どんな世界にも凄い人、突き抜けた人がいますし、その人たちも「自分の好き」を突き詰めてその地位にいるわけです。

趣味なので、好きでもないことに努力なんか出来ないですし、好きだから頑張ることが苦にならないんです。

(経済的には苦しいときもありますw)

ここまで書いて思ったのは、我々は何も優越感を感じるためだけにラジコンをやってるわけではない、ということ。(もちろん優越感を感じられたら気持ちいいのは間違いないですw)

それに打ち込んでいる時の自分が好きだから。

個人的にはこれに尽きると思うのです。

なので、ラジコンがちょっとばかり上手いから、速いからってドヤってるのはカコワルイアルヨーとか思ったりもしますw

まとめ〜趣味はマイナーな方が良いか?

個人的な結論から言うと、ラジコン趣味はマイナーでも良いけど、競技で活躍する選手はもっと有名になって欲しいというちょっと矛盾したものになってしまいます。

ちょっと前までは、ラジコンがもっとメジャーにならないかな、なんて考えていましたが、そういうのはメーカーさんとかが考えなきゃいけないことかな、と。

我々はまず自分たちが楽しめて、ついでに人生が充実すれば良いという考え方になりました。

とは言え、

例えば、世界の原篤志さんの凄さはラジコン競技ファンの中では知れ渡っていますが、

世間的にはあまり知られて居ません。

全日本チャンピオンのコーキ選手やユイ選手も、あれだけ凄いのにテレビに取り上げられたりはしませんよね。

素人の考えとしては、尊敬する人、憧れの人をもっと知って貰いたいとファンなら思うはずです。

この競技で世界で勝つってどんだけ凄いか、などは世間に知らしめたいなあ、などと思ったりもします。

でも、かと言ってあんまり人が多過ぎても嫌だなという矛盾(笑)

競技バギー、凄んごく面白いですよー

オヤジ心は複雑です(^◇^;)