コラム

【ラジコン】少年、オフロード全日本への道①【Rord to ALL JAPAN】

ラジコンファンの皆さまこんにちは。

さて、EPオフロード全日本選手権・スポーツクラスの開催まで1か月を切りました。

今回が初参戦になる我が家ですが、まさか息子がラジコンで全日本を目指すコトになるなんて、夢にも思っていませんでした。

そこで、今感じていること、葛藤などを備忘録として書いていきたいと思います。

一般ピーポー、全日本を目指す

そもそも全日本て何?という話だが、JMRCAという団体が主催するラジコンの日本一を決定するレースのことをそう呼ぶ。

JMRCA(日本モデルラジオコントロールカー協会)は、

ざっくり言うと

日本のラジコンレースの統治機関である。(国際的なラジコンの統治機関であるIFMAの傘下)

何だか格式高い?何だかハードル高い?

ワタシもそう思っていたけど

全日本に出るために特別な資格など必要なく、

JMRCAに会員として加入し、レースレギュレーションに沿ったマシンを用意して、参加費を支払えば出場できる。

つまり、誰でも出られる!

現在JMRCAでは電動レーシングカー、電動ツーリングカー、電動オフロードカー、1/10エンジンツーリングカー、1/8エンジンレーシングカー、1/8エンジンオフロードカーの全日本選手権を各カテゴリーで、年に1回開催しています。

RC-blogより

で、今回我が家がチャレンジするのが、

1/10電動オフロード・スポーツクラスというカテゴリである。ストックと呼ばれるレギュレーションで戦う今かなり熱いカテゴリ。

何故そんなレースに出るのか。

ドライバーである息子は本当はこのスポーツクラスではなく、オープンクラス(もっと速いモーターのクラス)に出たかったという。

しかし、周囲の勧めもあり、最初はスポーツクラスに出ることになった。

全日本は競技ラジコンでレースをする者にとってのメートル原器みたいなもので、結果は速さの基準になる。

いくらローカルレースで速かろうと、それには敵わない。

で、全日本は我々親子にとって何なのかといえば、

今の自分は電動オフロードバギーで日本で何番目に速いかを知りたい!

言わばラジコンの天下一武道会だ。

「オラ、ワクワクすっぞ!」

立ちはだかる壁

我が家の四駆。散歩大好き。

さあ、いよいよ憧れの全日本選手権だ!

楽しみだなあ、練習しなくちゃ!

と話はトントン拍子には進まなかった。

開催場所が遠いのだ。

日時は11月の9日、10日で行われ、

会場は大阪府のRCマニアックスアリーナ。

千葉県に住む我々にとって、おいそれと行ける距離ではない。

もし関東で開催されるのならまだ何とかなっただろうが、

日帰り出来る距離ではないため予選、決勝と二日間の宿泊を伴う。

また、遠隔地での土日開催となることから、長距離のクルマでの移動、前泊などを考えて学校の休みを取らねばならないことなど、

中学生とその親という立場からすると中々にハードルが高い。

当ブログの賢明なる読者ならお分かりいただけると思うが、

嫁氏の理解を得る、通称「嫁予選」は苛烈を極めた。

「そもそも学校を休ませてまで行くものなのか?」

「学業(部活)とどちらが大事か」

「周囲の(学校の)理解は得られるのか」

「あなたが唆している(そそのかして)だけではないのか」

このことについては、200%ウンザリしながらも、息子本人も交えて、なるべく感情的にならないように努めた。

競技ラジコンとはどのようなもので、息子の取り組み方、現在の置かれている状況などを丁寧に伝えた。

息子本人からも

「ラジコン競技についての思い」を自分の言葉で伝えることができた。(今まで中々言えなかった)

また学校とも連絡を取り合い、JMRCAの資料などを提出して理解を得た。

9月にはRCマニアックスアリーナの12周年記念レースに出場するなど、少しずつ活動への理解をしてもらいながら、

息子がレーサーとして、真剣に取り組んでいること。楽しんでいること。生きがいになっていること。

息子の可能性を見出し、それに協力してくれる方々がいることなどを伝えてきた。

結果、なんとか出場は認められた。

中々に骨の折れる時間だった。時々、俺は何でこんなに苦しまなくてはいかんのか?と虚しくもなった(笑)

あんまり笑えないな(笑)

理解あるご家庭がうらやましいと心底思ったのは言うまでもない。

次回、準備編

全日本に出ることを決めた、さあ準備を始めよう。

全日本に電動バギー出るためにどんな準備をしてきたかなどについて書いてみたい。

つづく