ラジコンファンの皆さんこんにちは。
清々しく晴れた空。澄んだ空気。程よく乾いた路面。
仕事より先にラジコンを思い浮かべてしまうあなたは立派な病気です(笑)
さて、コロナ禍の中、ラジコンに出会った我が家。今まで、様々な素晴らしい出会いに恵まれて来ました。
その方々からのラジコン(競技ラジコン)に関するアドバイスをいただき、あとになってようやくそれが見事に格言だったと理解できた・・・
今日はそんなお話を。
「まずはきちんと走るクルマを作れるように」
これはGBのM本氏(お坊さん)に言われたひと言。
正確には、
「まずはきちんと走るクルマを作れるように。そうしないと、息子さんがかわいそうだよ。でもさ、このきちんと作るってのが難しいのよ。ラジコン長くやってるヤツでも、ちゃんと組めてないヤツの方が多いよ。頑張って!」
これについては未だに苦悩しつつ、現在進行形な我が家。
この言葉を聞いた当初、
「いやいや、ちゃんと組み立て図通り組んでるし、それは大丈夫なハズ!」
とたかを括っていたワタシ。
ちなみにM本氏。当然だが、めちゃくちゃ速いし、心の底からラジコンを楽しんでおられる。
いわゆる全日本クラスの人たちと互角に走り、でもシリアスにはならずに大声でみんなを盛り上げるムードメーカー。マシンはいつもピカピカだ。
今なら少しだけ分かる。
設計図通りに組み立てることは実は結構大変なこと。
ターンバックルとボールエンドキャップのクリアランス一つ取っても・・・ちゃんと設計図通りになっているか?
各部の動きはスムーズか?
ビスの長さはちゃんと合ってるか?
この部分のグリスアップはしたか?
思ってる以上に自分の「これくらいでいいか」という適当さが混ざっている。
さらに、きちんと走れるマシンを組むのは凄く神経を使うという。
自分のできている、と、ベテランの方が客観的に見たマシンの状態が結構違うという事実。
そう、ワタシ、雑なのだ。いろんなところが。
あの三瓶師匠にもダメ出しされること多数。(締め方他ゆるゆる過ぎでNG💦)
ビスの材質や締め方からしてもうノウハウがある世界。
適当に締まっていればOKではない。
ビスの締め方で走りが変わる!
嘘みたいだけど、本当らしい!
これも、組んでバラしてを繰り返して行くうちになんとなーく実感できたことだ。
そこからの、各部のクリアランスやアライメント、ダンパーの動き・・・・
書ききれないほどのコツや判断基準たち。
そして極め付けはボールデフの組み方とタイヤ貼りだ。
未だに何回やっても完璧だ!とはならない。
最後に車高。四輪、左右でチグハグになってないか。
ムキーってマシンをぶん投げたくなることも(笑)
自分の不器用さ、無知さ、経験不足が悪いんだけど、この異様なまでの奥深さ。
人という不確定要素が入る余地が凄くある!
誰が組んでも同じなのが優れた工業製品だが、
ラジコン、特にハイエンドはそうじゃないようだ。
元来、プライドの高いワタシ(笑)
ちゃんと組めるようになってやらあな!という変な意地で頑張っているが、
目下、夜は疲れて寝てしまいなかなか時間と集中力が続かないのが悩み。
まとめ
マシンなんて普通に組めてるけど?という変なプライドと慢心。
適当に組んでも上手いヤツが走らせれば速いんだ、という甘さ。甘え。
競技ラジコンと向き合うことは自分との闘いたのである。
自分の中の楽したい、面倒くさいのは嫌という甘えとの闘い。
マシンは自分の写し鏡。
妥協したマシンは妥協した自分そのもの。
それを自分に都合よく期待することは身勝手過ぎる・・・
「大丈夫だろ。イケるだろ」
そんなマシンを託された息子は・・・
もしかしたら、やりにくい、走らせにくい、走らない、そんな足枷をつけられて練習やレースをやっているのかもしれない。
ちゃんと組もうと意識すること。
それは
道を極めんと頑張っている息子にパパから出来る最大のことかもしれない。
まずはきちんと走れるマシンを作れるように。
この言葉の重さを謙虚にかみしめよう。
やはり同様のことを多くの方から言われた。
そう、それは誰もが通って来た、使い古しの真実だからだ。
夜な夜なマシンと向き合うのがいずれ、喜びに変わる日を夢見て。
metabonz宮