ラジコンファンの皆さまこんにちは。
ワタクシ、夏休みに入りましたー(*´∀`*)
オリンピック盛り上がってますね!
この日のために全てをかけて戦う直向きな姿に、我々の競技ラジコンとも重なるところがあるなあ、と思って見ております。
さて、今日は競技ラジコン界の次世代エース!
若きスーパーアスリート・ドライバー、加藤航輝さんとご一緒させていただいたお話です。
我が家の少年よ…君は何を感じたのか?
ついに航輝選手に会えるぞ!
2024.8.8 今回で4回目となるチャンプ相模原来訪。
11時の開店目がけて余裕を持って家を出たものの、見事な大渋滞(滝汗)
助手席で「マダァ?」と生意気にもブータレる少年。
進まない車列に苛立ちを隠せないワタシ(笑)
しかし、そんなことはどうでも良いんです。
その苦難の先には、ずっとお会いしたかった、あのTEAM AJ加藤航輝選手が待っているのですから!
凄いぞ!チャンピオン!
2022年 JMRCA 1/10EP OFF オープンクラス4WD優勝
2023年 JMRCA 1/8 GP OFF オープンクラス優勝
2023年 JMRCA 1/10EP OFF オープンクラス2WD・4WD 完全優勝!
2024年 JMRCA 1/10EP OFF オープンクラス2WD優勝・4WD準優勝
その他にも1/8GPレーシング世界選手権での活躍など、ちょっと書ききれないくらいの凄い戦績です。
でもですよ?
おそらく、彼に初めて会った人はみんなこう思うに違いないのです。
「え、まだ高校生なの?18歳になったばかりって?」
その落ち着いた立ち居振る舞い、誰に対しても笑顔で丁寧に接する真摯な態度など、
まるで人生経験豊富なオジサン(失礼!)のような落ち着きぶりです。
速いだけでなく、人としても立派である、あろうとするいうストイックさ。
凄いぞ!航輝選手…
「こんにちは、初めまして!今日はよろしくお願いします!」
もうね、ワタシ一発でファンになりました(笑)
その言動を裏付ける強固な意志、ビジョンなど、直にお話を聞くことができ、ワタシもヒロキ少年もいたく感激しました。
早速揉んでいただく
さて、前回我々がチャンプ相模原に来たのは4月末のストコンでありました。
実は現在の相棒であるアソシB7をダートで走らせるのは初めて。
とは言え、ストコンで走り込んだこともあるレイアウト(今は逆回り)。ヒロキ少年、最初から全開で走らせます。
ワタシから見れば、よく言えば豪快。悪く言えば荒っぽい走り。
その走りを見ていた航輝氏から
「ちょっとヒロキ君のクルマやらせてもらって良いですか?」
プロポを手渡すと、
当然ながらいきなり上手い(笑)
「特におかしいところはないです。リヤグリップもこんなものです。ただ、曲がらないのでちょっとクルマ見ますね!」
ピットへ戻って素早くチェック。
「ステアリングの舵角が左右違うことと、舵角そのものが小さいです。今修正したのでこれで走ってみてください」
「おそらく、曲がらないから、リヤを振り回して走らせているんだと思います。」
そこをヒロキに確認すると、
「確かに曲がらないと思ってた。でも、こんなものかな、と思ってた。今、舵角変えてもらって凄く走りやすくなったよ!」
さすが航輝氏です。
一発で走り方を見抜く慧眼!!
ワタシも自分のメカとしての知識を吸収しようと必死です。
いざ、ぶつかり稽古開始
さあ、蛍光イエローが航輝氏、ブルーがヒロキ少年。
2台のB7Dがコースに飛び出します。
最初は航輝選手が先行し、ヒロキ少年が後を追います。
とにかく航輝氏の走りは滑らか。そして余裕を感じます。
対してヒロキ少年は必死に喰らい付いていく感じ。
リヤを左右に振りながらなんとかついて行きます。
ヒロキ少年がコースパイプに引っかかったり、遅れると、待っていてくれる航輝氏。
しばらくして、今度はヒロキ少年が先行し、航輝氏が後を追います。
親のワタシから見て、ヒロキ少年も決して下手ではないと思います。
普段走らないダートコースで、ほとんど転ばず、かつハイペースで周回できていること自体、なかなかできないことだとも。
しかし、圧倒的に航輝氏の走りが違うのは、ワタシが見ても一目瞭然です。
ヒロキ少年が突き放しても、次のコーナーで追いつかれてインまで突かれます。
根本的に何かが違うのは明らかです。
ピットに帰って来て、航輝氏からアドバイス。
「一言で言うと握り過ぎ、なんだけど、握ること自体は悪くないと思いますよ。」
「問題は路面のグリップをプロポの指に感じられているか、です。ヒロキ君はグリップが低い砂が浮いたところでも強く握ってますね。クルマが前に出ないのは理由があるんです。」
真剣に聞くヒロキ少年。
そして次はアドバイスをもとにまたぶつかり稽古です。
ヒロキ「次何分後行けますか?」
航輝氏「すぐ行けるよ!」
言葉を交わす2人。
見ているワタシも、ついつい肩に力が入ります。
なんと濃密な時間でしょうか。
そして、なんと贅沢な時間でしょうか。
ピットに戻って話しは尽きません。
目標を何処に置くか
今回、航輝氏とは昼食を交えながら、そしてピットでも忌憚なく色々と話を伺うことができました。
その中でも深く心に響いたのは、航輝氏の
「ヒロキ君は目標を何処に置いてやっていますか?」
と言う質問でした。
ヒロキはひとしきり考えた後答えます。
「全日本で Aメインに入ることです」
航輝氏、ヒロキに向き合って声を掛けます。
「 Aメインに入るだけなら今のままでも行けると思うよ。でも、その上となると色々やることがあると思う。」
もちろん、ヒロキ少年自身、 Aメインに入れれば良いなどと思ってはいません。
目指すは頂点。
だからまだまだやるべきことがある、と。
真剣に話を聞くヒロキ少年を見て、この夏最大の刺激は今、この時なんだな、と悟ります。
圧倒的な存在に触れ、何を感じ、どう考え、動くか。
21時閉店まで走りに走って300ラップ超。
よく走りました。
まとめとこぼれ話
そんな航輝氏のビジョンを伺いました。
「EP OFFならば、オンガロやリブキンを相手に勝てるようになりたいです。オンオフ問わず、世界で活躍できるプロドライバーを目指しています。」
…
世界!!
プロRCドライバー!!
もうね、見据える先が違うんです。
この先も世界戦が3つもスケジュールされているとか。
翌日からはGPバギーの世界戦に向けたテストだそうです。
そんな話をしつつも、ユーザーサポートもしっかりこなす航輝氏です。
アソシユーザーのピットを回り声をかけます。笑顔で雑談する横顔に、
ワタシもヒロキもただただ、凄いなあ、と。
ちょっとね、ポカーンってなりました(笑)
そんな航輝氏もお茶目な若者らしさもあります。
ヒロキ「好きな食べものはなんですか?」
航輝氏「うどんとカツかなあ(笑)」
うどんとカツ、ですよ!皆さん(笑)
…
刺激を受けまくりな我が家。
帰りのクルマでヒロキ少年の話が止まりません。
「だいぶスロットル上手くなったと思う。B7D良く走ったよ。まだまだこれから詰められると思う。」
「航輝氏、上手かった。悔しいけど追いつかなかった。もっと練習したい。」
ただ、ヒロキ少年、冷静です。
「まずは全日本チャンピオン取らないと、その先の風景なんか分からないよ。だから今は目の前の目標をクリアすることだけ考えれば良いよ。」
1番浮き足立っていたのはワタシのようです。
全日本チャンピオンなんて、夢のまた夢、と思ってはいますが、航輝氏と会って話していると、
まるで通過点です…
なんかウチも行けそうな錯覚すらしてしまいます(笑)
しかし、そんな甘くないと言うことをこの日の練習で知ることができたのです。
航輝氏のあの走りを超えないと勝てないんだ、と。
何が足りない?何をすべき?
「そんな時にタイミングが会えば航輝をどんどん使って欲しい。同じチームなんだから!」
今回、お声がけいただき、この貴重な時間をアレンジして下さった
航輝氏のパパであるDK氏には感謝しかないです。
チャンピオンを育てたDK氏、どんな人なんだろうとビビっていたワタシですが、航輝氏と同じく、気さくで紳士な方でした!!
航輝さん、DKさん、この度は貴重な時間をありがとうございました!
そしてこのご縁を繋いでくれたTEAM AJにも感謝であります。
P.S.航輝氏のご友人のMさん、色々ありがとうございました♪GT7楽しみにしてます(笑)
ライブリさん、仕事帰りに寄ってくださりありがとうございました♪
加藤航輝選手の特集はこちら↓
ガガさんの動画です😆