ラジコンファンの皆様こんにちは。
すっかり春らしく、いやむしろ初夏のような千葉県佐倉市、4月10日の日曜日。
けんちゃんサーキットのシリーズ戦R4に参加してきました。
この春から5年生になったヒロキ。
前回の初レースですっかりGPバギーの魅力に取り憑かれたらしく、この日を楽しみにしてきました。
前回の初参加から1か月ぶり。練習なしのぶっつけレースになってしまいましたが、
さあ、今回こそ完走なるか?
※写真少なめです。すみません。
予選は快調
参加18台。参加者は小学生から70代まで、老若男女、実に幅広い。朝の肌寒さが嘘のような日差しに、Tシャツで良かったと後悔する。
つい先日、EPバギーでは勝利の味を知ったヒロキ。
やはり、レースとなると気持ちが引き締まるようで、朝から少しピリピリしている。
前回壊れたクラッチ周りを修理、エンジンもフルメンテしていただいての参戦。
予選は5分間の2回。
路面はカッサカサに乾いて、ところどころひび割れしている上にサラサラの砂が乗った状態。
タイヤチョイスが・・・となるが、前回似たような状態で感触の良かったヤツ(銘柄不明)をチョイス。
ヒロキからは全然グリップしない、とクレーム。が、今日はコレしかない。
いずれ皆さんが使っているタイヤ(VPのブレード?)を買わねば、と決意する。
予選前にコースに水が撒かれる。しかし、あっという間に乾き、あまり変わらず。
予選スタート。
レースも2回目。コースにも慣れてきたのか、走りに少し余裕があるように見える。
クラッチ周りが新品になり、エンジンストールの心配もないため、徐々にペースアップ。
転ぶ回数も減ってきた。
最初は33秒台で周回していたが、最終的に31秒台に。
リズムを掴めたようだ。
2回の予選で全体で9位。
決勝はBメイン5番手からになった。前回のCメイン最下位から比べると大幅ジャンプ。
今回もマシントラブルが
前回はクラッチベアリング粉砕からのクラッチスプリング折れ、だった。
今回はエンジンがマウントごと動いて、スパーギヤとクラッチベルピニオンが噛み合わなくなるトラブルに悩まされた。
予選2回目。最終周に突然、ウワーンと唸りを上げて進まなくなった。
見ると、またもやクラッチベアリングが粉砕。さらに、ピニオンとスパーが噛み合っていない。バックラッシュ調整でマウントを緩めたところが動いたようだ。
大パワーで振動も桁違いのGPバギー。色々なトラブルの可能性に備える必要があることを知る。
昼休みにしっかり調整してもらい、決勝に臨む。
決勝、またしても・・・
Bメイン決勝。
前回のレースでは、ピットインのタイミングが早すぎたため、7分を超えてから確実に入るよう確認した。
5番手スタート。
このBメインにはコーチ朝日さん、コーダさんら、GBなメンツが揃っている。
EPレースの5分とは違い、20分の長丁場。ピットワークも重要だ。
今回はエンジンも一発でかかるし、自分も流れが分かったので比較的落ち着いてスタートできた。
行け!ヒロキ!
爆音と白煙の中、快調に周回を重ねる。
3位を走るマシンがトラブルでリタイア。
このBメインでは3位までが勝ち上がりでAメインに。
最後まで走れれば、チャンスはある。
8分でビットイン。ストールすることなく給油完了。さあ、行け!
この親子がチームで戦う感じがたまらない。
順位は5位。やはり朝日さん、コーダさん、皆スキがない。
11分経過。やがて2回目のピットイン、というその時だった。
ビッグジャンプごの坂を下った辺りで、またもや駆動力を失って失速。
16周で残念ながらリタイアとなった。
原因は再びのエンジンマウントズレ。
どうやら、防錆潤滑剤が悪さをしたかもしれないと言う・・。
呆然とするヒロキ。
またもや完走できなかった。悔しさが滲む。
またもや完走させてやれなかった・・・
「速くなったね!」「上手だったよ!」
色々な方に声をかけていただいた。
しかし、このままではマズイ。人知れず拳を握りしめる。
Aメイン決勝とその後
気を取り直してAメイン決勝のマーシャルに立つ。
いつかAメインを走らせ、一緒にこの30分を戦いたい。
やはりAメイン。見応えがある!
予選TQのアガマ ヒカル君。序盤はキレッキレの走りで2位3位を抑えて走るも、Tワークス茂木氏、和泉氏の猛追にトップを譲ったあと、原因不明のエンジンストール。
ピットで息を吹き返しては猛追するも、やはりストールを繰り返す。
前回の悪夢再びか?
茂木氏、和泉氏速い。そこに続くのはなんと我らがコーチ朝日さん!
いつのまにか3位に!
結果は
1位茂木氏、2位和泉氏、3位朝日さん、そしてコーダさんが5位!
レース後、ヒロキが優勝したTワークスの茂木さんから声をかけられる。
「ちょっと自分のマシン走らせてみなよ」
ビックリしつつも
「ありがとうございます!」
操縦台に駆け上がっていくヒロキ。
優勝マシンを走らせるヒロキを眺めながら茂木さんは言う。
「走りに光るものがあるよ。お父さん、頑張ってちゃんと走れるマシン作ってあげようよ。じゃないと、そのうち嫌になってもったいないよ。」
さらに
「お父さん、あのマシン、ヒロキ君、今普通に走らせてるけど、全然簡単なマシンじゃないですよ?」
試走を終えたヒロキ。
興奮しながら感想を伝える。
「エンジンがきちんと高回転まで回って走らせやすいです。あと・・・」
・・・・日頃、知らない人とは話さないヒロキが語っている。驚いた。
ヒロキ、いつのまにか一丁前のレーサーになってやがる。
ヒロキに対してありがたい言葉をいただくが、これは自分もちゃんと出来るようにならないといかんな、と思わずにいられない。
1番の問題は経済的な面。次に知識と技術。
ちゃんと最後まで走れるマシンを作るノウハウは勉強して行かなければ。(EPでもそうだが)
次こそは、完走!!
そんな決意をした4月だった。
metabonz宮