MINI-Z

【精神と】MINI-Zでの修行が始まる【時の部屋】

ラジコンファンの皆様ごきげんようございます。

緩ラジ担当のmetabonz石でございます。

まだまだ寒い日が続いておりますが、気づけばもうすぐ3月なんですね〜

3月と言えば、卒業。

卒業と言えば別れ。

そして新たな門出への不安入り混じった期待。

「終わりは何かの始まりであり、また始まりは何かの終わりでもある。」

おじさんも何か新しい事、始めちゃおっかな?

と言うわけで、ひょんな事からMINI-Z(以下ミニッツと表記)を始めることにしました。

とうとうミニッツが出てきたか!

とか、

なんでまた今頃??

とか、

そもそもミニッツは全然緩くないだろ!

と、思う方もいらっしゃると思いますが、

コレを書いてる自分もそう思っております、、、

でも、始めちゃったものは仕方ない。

なんでミニッツ始めたのか、経緯も含めてその様子をお伝えしようと思います。

機会は突然やってきた

仕事の都合で年明けからちょっと遠い所へ長期出張することになり、その出張先に後輩が駐在していた。

会うのは数年ぶりである。

後輩君「石さんまだラジコンやってるんですか?」

石「やってるよ、ゆる〜く(笑)」

後輩君「週末暇でしたらミニッツやりません?マシン貸しますよ」

石「お、おぉ、、、じゃとりあえず顔出すよ」

と、こんなやりとりの末、滞在してるホテルからも徒歩で行ける(もうこの時点で運命的)大型模型店の店舗内にあるサーキットへ。

ミニッツ+サーキットと言えば、、、

ガチな奴だよなぁ、、、

とちょっと気が進まない(笑)

そもそも、ミニッツをサーキットで走らせた事など一度も無い。(AWDのドリフト用と4×4は持ってるが)

サーキットに行くと既に後輩君が走らせていた。

ほらほら、コレだよ、、、クッソ速ぇ!

まず目が追いつかない!!

絶対ムリ!!

第一印象はこんな感じであった。

ファーストコンタクト

後輩君「走らせてみましょう!」

自分用に用意してくれたマシンはMR-03EVOのナロー、ボディはR35が被せられていた。

(なんとボディはクレイモデルを模したとかで粘土色)

プロポ(自分と同じEX-NEXT)を借り、走らせる。

コース内をヨタヨタ、すかさず「もっと握った方が安定しますよ!」と激が飛ぶ。

嘘つけ!

真っ直ぐ走らせるのもムズイじゃねーか!!

ほらまたフェンスにヒットだ、、

心ズタボロになりプロポを返す。

後輩君「最初はみんなこんな感じです。僕もそうでした。とにかく諦めずに走りましょう。練習あるのみです。ちょっと設定甘くしますね」

後輩君のその言葉も半信半疑、そもそもワシはこんなに下手くそだったのかと言う思いで既にライフはゼロ(笑)

ここで辞めるのか?

後輩君が言う。

ここのコースは短いし難易度的にはかなり低い。

練習にはもってこいですよ?

確かにそう思う。

単調なレイアウトだ。

現に小学低学年らしき子供と、そのお父さんが箱出しのRTR版MR-03をスラスラと走らせている。

ぐぬぬ、、今の自分はあれ以下なのか、、、

しかしワシにも意地とプライドがある!!

後輩君「ぶつけても転がっても壊れないんで思いっきり逝っちゃって下さい」

お言葉に甘えてガンガン行くことにした。

そう、ある意味ヤケクソだったのである。

都度、横で見ていた後輩君がマシンの動きを見て何やらプロポの設定を弄ってはまた走らせるを繰り返す。

ん?

気のせいかどんどん走りやすくなってきたぞ?!

この時彼が何をどう弄っているのかはサッパリ解らず。

めげずに走らせてたせいか、操縦に慣れてきたというのもある。

それにしても見てるとヤルのでは全然違う。

こんなにクイックで難しいとは、、、

課題が浮き彫りになる

だいぶ操縦にも慣れてきた頃。

後輩君、いや、今後は師匠と呼ぼう。

師匠「石さん、ステアリング操作が雑過ぎです」

師匠「時々ガバ切りする癖あります。」

痛い指摘は続く。

師匠「スロットルもです。リズムを掴んでください。ラップ毎のバラつきが大きいです。あとあのコーナーとコーナーはライン取り次第では全開で抜けられます」

ぐぬぬぬ。

こうして師匠と弟子の特訓は約半日行われた。

いや〜疲れた、、、。

けど徐々に上達していく楽しみをこの歳になってまた味わえるなんて思ってもみなかった。

ステアリングは極丁寧に。

スロットル操作にはリズム感を。

単独走は当たり前、他者と競ってる時、如何にコレをキープできるか?

精神力と集中力も重要。

課題は山積みであるが俄然やる気が出た(笑)

よし、真剣にミニッツやってみようかな?

とマインドに変化が。

と言うわけで。

マイマシンが欲しくなる

石「師匠、ワシもミニッツ真剣にやろうと思う」

師匠「ほんとですか?!いや〜嬉しいっす!」

石「で、何買うたらええの?ミニッツのミの字も解らんワシに教えろ下さい」

石「これとか?」

師匠「いや、石さんならもうEVOで行けますよ」

石「EVOって借りてる奴でそ?確かに今借りてる奴でだいぶ慣れてきたんで同じような奴が良いのー」

師匠「ならこのMR-03EVOあげますよ。KOのレシーバーとジャイロも付けますよ」

石「いやいやいやいや、そりゃ悪いって!

マズイって!!」

師匠「いや、自分もうMR-04EVO2台持ってるし、03はもう要らないんで、石さんが真剣にミニッツやるって言うなら、喜んで差し上げますよ!」

石「何から何まですんまそん、恐縮です」

もう師匠通り越して神です、神。

こうして後日、色々な部品(ノーマルパーツ、スペア含む)とセットで譲渡された。

神「シャシだけなのでボディはお好きなのを買って下さい。タイヤ/ホイールもボディに合わせて買ってください」

神「あ、好きなボディって言いましたが注意することがあります。お譲りしたシャシはナローでモーターマウントがMM2なので#%$€^;|<}**+=$・・・・」

石「いやナローとワイドはわかったけどホイールベース?何mm買うたらええの??」

神「94mmです」

と言うことで選べるボディはだいぶ絞られるようだ。

で、ボディはたまたまお店に売ってたR34スカイラインGT-Rを即買い。ホイールタイヤは埼玉に戻ってから買うことにした。

埼玉に帰る前日、神から先日ワシが走らせてた時のEX-NEXTの設定値がメールで送られてきた。

向こうに帰ったら自分のプロポにそのまま設定すれば先日の通りになると。

その他、タイヤ/ホイールはどれを使ってたか等の情報も頂いた。

修行を始めるにあたり

いきなり始めることになったミニッツ。

しかし全くと言っていいほど予備知識がない(笑)

RWDとAWDのホイールが違うとか、

ホイールベースによってモーターマウントが違うとか、そもそもワシが神から譲り受けたMR-03EVOがどーして緑色なのか???

よく見ると色んな所がノーマルと違うような、、、

で、組み込まれてるオプションパーツはなんなのか?

興味が出ると知ろうとするパワーが漲る(笑)

コレがベースとなっているようだ。

グリーンリミテッドって事は限定モデル?

最初、なんで緑色なんだよー、なんか嫌だなと思っていたけど今はとても気に入っている(笑)

R34に合わせホイールとタイヤを購入。

尚、R34はリヤのホイールはナローとの事だったが、先日の状態をキープしたくてワイドに。その代わりオフセットは-1を選択(ボディ干渉を防ぐため)

モーターマウントはRC planning R246製のMM2アルミマウント、フリクションプレートもかな?

T-バーもカーボン製に置き換わっている。

因みに、譲渡されたパーツの中のノーマル部品で一度ノーマル戻しもやってみた。

コレはコレで良いと思うのは最初だけだった(笑)

その他、現在のミニッツについての概要、ラインナップと、セットアップ方法など、おおまかにだがだいぶ判ってきた。

一番の問題は走らせる場所、そう、ミニッツ用のサーキットである。

だが幸い自宅から下道で1時間ほどの所に良さそうなショップ併設サーキットがあることを確認。

意を決して単身乗り込むことにした。

ワクワクとドキドキが入り混じり(人見知りなので)

1人修行が始まる

ショップの許可を取り忘れたので具体的な店名は控えるが(後で許可取れたら紹介します)ミニッツに特化してるとの前情報通り、コースは広く、また店内にはミニッツのパーツや関連する物がたくさん取り揃えてあり心強い。

コースはこんな感じ。

初めてだと伝えると店長さんが丁寧に色々教えて下さった。最近ウレタン面に改装されたとの事でセッティングマニュアル的なチラシを頂く(諸注意事項のと合わせ)

常連さん達も皆親切で助かった(泣

ここなら単身やって行けそうである(本当は宮さんも引きずり込みたい)

ピットを設営。

ミニッツは荷物も少なくて(小さくて)楽だ(笑)

こうしてミニッツによる孤独な修行がスタートした。

まとめ

タイトルに「精神と時の部屋」と付けさせて頂いた。

ミニッツは手のひらほどのサイズだが、走りは本格的であり、動きもクイック。

最大の特徴はスケール速度の高さ。

一説によると実車換算450km/hだとか、、、。

これを「上手く」操るには、技術もさる事ながら集中力、動体視力、反射神経、忍耐力、精神力が必要である。

自分を振り返ると、緩ラジだ!と気付かぬうちにかなりいい加減になっていたんじゃないかと思う。

かつて真剣に遊ぶと書いた。

いい加減にやっていたのでは長くは続かない。

最近京商ビートルがしっくりこなかった(イメージ通りに走らせられない)と言うのはマシンであったりタイヤのせいにしていたのではないか?

ミニッツを走らせて、気づいたこと。

真剣に遊ぶにはまだまだ自分の腕がその領域に達していないのでは?と言うこと。

この前、神がこう言うてた。

神「ミニッツの1時間はデカラジの一日に相当すると思います」

わかるよ、身をもって体感中だよ。

あんた神じゃなくて界王神様だな(笑)

こうして自分は毎週このコースで修行を積むのであった。

はよ宮さん引き込みたいなー(笑)

<付録>ミニッツの歴史

MINI-Zについて、ざーっくり歴史を紹介。

MINI-Zの歴史は意外と?長く、1999年にデビュー。

1回目のフルモデルチェンジ。

もうこの時点で現在のMR-03や04に通じる原形が出来上がってますね。

せっかく02で電池を腹下に並べて低重心化したのに、ナロー化の為、電池の搭載方法が01と同じ縦左右振り分けに。あ、だから015なのか(笑)

AWD化!

よくもまぁこのサイズで、、、、

2.4G化されました。ル・マンボディ対応

2回目のフルモデルチェンジ。

フロントサスが大きく変更になりました。

ブラシレスモーター化

様々なボディと組み合わせて拡販を仕掛けたモデル?

AWDのフルモデルチェンジ。

EVOシリーズの前身に当たるのかな??

シリーズ展開を整理する為、MR-03はMINI-Z RWDとなり、、、

MA-02はMINI-Z AWDとなる。

AWDが出来るなら、ちょいちょいっとしてFFのFWDも出来るがな!と言うわけでMINI-Z FWD誕生。

EVOシリーズ出ました!

色々進化してます。たぶん。

AWDのEVOも。

そして昨年、なんとRWDのEVOが04にフルモデルチェンジしました。

どうでしょう?

こんなに種類があったのかと自分も驚いております。

と言うか、本記事を書くにあたり調べましたが、途中からなんのこっちゃ解らなくなりそうでありました。

因みに、上に掲載したもの以外にも細かく追えば違う仕様があります。

また、今回紹介を割愛しましたが、SUV系のオーバーランドやフォーミュラ、ビッグフット、小さい奴なども過去に存在してました。

そうそう、現在MINI-Z 4×4というクローラー系も展開されています。

このMINI-Z 4×4のシエラも所有してますが、これはこれで実に奥が深く、また別の機会に詳しくご紹介したいと思います。

では、ご安全に!