コラム

【親子で】2022GBオフロードR3 レースレポート前編【レース】

ラジコンファンの皆さまこんにちは。

レース後の高揚感、達成感、満足感・・・

あるいは、敗北感、無力感、屈辱感、後悔などなど。

そしてそれを分かち合う仲間。

日常ではなかなか味わえない強烈なドラマと喜怒哀楽が詰まった場所。

きっとレースを続ける人はその魔力に取り憑かれたのかもしれません。

たかがラジコンのレース?

いえいえ。完全なモータースポーツです!

GBサーキットで行われた、GB宇宙選手権ラウンド3に親子で参加した模様についてのお話です。

エントリーは2クラス

3月27日。年度末の日曜日。雨上がりのGBサーキット。天気は曇り。

この日は2WDバギー中心にレースが行われ、

ビギナー2WD・4WD、

540 2WD、

ストック2WD、

オープン2WD、

トラック13.5、

グラホ380の6クラスが開催された。

我が家がエントリーしたのは、2WDストックと2WDオープン。

前回のR1ではなかなか結果が出せなかったが、(R2は中止)その反省から、夜な夜な、眠い目を擦りながらメンテナンスを施し、なんとかこの日を迎えた。

17.5ターンのストッククラスは、アソシのB5M。かなり古いマシンだが、そのタフさにはいつも感心する。

息子曰く、もう一台のRB7と比較して、曲がらないけど路面が荒れてきても安定しているのだという。

オープン2WDは京商のアルティマRB7。憧れの三瓶選手と同じマシン。息子のお気に入り。

両方ともヤフオクで中古で手に入れたものだが、メンテナンスやセットアップの大切さが身に染みて分かってきた今日この頃である。

2WDストック クラス

この日、珍しくいつもクールな息子が色めきだっていた。

同じ小学生、しかもかなりの凄腕ライバルが2人も参戦するのだ。

以前からバチバチやってきた、この春から中学生のA君と、新たな刺客、息子と同じこの春から5年生のS君である。

S君とはまだレースで走ったことがない。

練習走行を見ると、

息子とは違い、かなり思い切りが良い走りだ。

これはもしかしたら、キッズレーサーのバトルが見られるかもしれない。

また、このS君、息子がラジコンを始めたばかりの頃、タキ(サーキット)で一度会ったことがある。当時は2人ともタミヤだった。

それが今、GBサーキットでこのような再会を果たすのだから面白い。

大人の中でレースをすることに慣れた息子でも、やはり同年代のライバルは意識してしまうのだ、と見ていて分かった。

早速、練習走行で自分のマシンのスピードが遅いと訴えて来た。

確かにストレートが遅い気がしないでもない。

仕方ない。進角を限界まで上げてみるか。今まではモーターの熱を考えて余裕を持たせていたが、他に方法がない・・・(そもそも、17.5ターンのモーターにも速いヤツ、遅いヤツがあるという。ウチのは残念ながら遅いヤツらしい)

予選は5分間が2回。

路面は雨上がりで重く、グリップはかなり良いようだ。

息子は1組目の2番手スタート。

ライバルのA君、S君は2組目。直接対決は決勝までお預け。

第1組の1回目。

緊張を感じさせない落ち着いた走りで危なげなく1位通過。今のところトータルトップ。

固唾を飲んで第2ヒートを見守る。

予想した通り、キッズレーサーのA君、S君が前に出る展開。

速い!   

1位 S君、2位がA君。

ファステストラップもA君、S君に抜かれ、心中穏やかではない息子。(とパパ)

予選はラップタイムだけでなく、周回数とトータルタイム。

2回の予選が終わる。小学生3人が予選結果貼り出しに駆け寄る。

1位を守って初めてのTQ。ホッと胸を撫で下ろす息子とワタシ。

しかし、明らかにストレートが遅いことが明確になった。路面が重く、パワーを食われるため、非力なモーターがもどかしい。

瞬発力、スピードはライバルに敵わない。さあ、どうする?

Aメイン決勝

スタート直前、デフが滑っていることが分かり、崎山さん、三瓶さんに緊急オペで助けてもらう・・・本当にレースは何が起こるか分からない。そして、いち早くトラブルに気付いて処置していただき感謝である。

このAメイン、Bメインからの勝ち上がりが2名いるが、その中になんとこの春から新一年生のT君が!!

なんと6歳でAメイン!

類稀な才能を持つ、凄いニューカマーが現れた。

小学生3名に、保育園1名を含む8名のメンバーが揃ったAメイン!

なんと1番から3番グリッドまで小学生!!(息子、A君、S君の順)

そしてなんと、7番には保育園児!!

これは見ている親がたまらないヤツである。

さあ、いよいよスタートだ。

続く 後編へ