コラム

【愛着と情熱】京商ZX7、復活するの巻【三瓶さんと】

ラジコンファンの皆様こんにちは。

いつも当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。沢山の方から「ブログ、読んでますよ!」とお声がけいただき、嬉しい反面、迂闊な事(笑)は書けないなと身が引き締まる思いです。

ワタシが書くレース活動記の記事については、息子氏の厳しいチェックが入り、

「そんなこと言ってない!思ってない!」

などと頻繁に修正が入ります 脂汗

いずれ、息子氏自身でブログ、SNSなどで自分のコトバで発信したいそうです。

さて、今日は世間を騒がせている(ごく近所だけw)「四駆マシン問題」に新たな動きがあったのでその話についてです。

三瓶さんがGBに来る!

さあ、週末は船橋ダートフィールドで原さんのイベントだワッショイ!

原さんと崎山監督のトークショー楽しみだなあ。よし、パパ、ダートマスター走らせちゃうぞう!

ウッキウキでそんなことを考えていた時だった。

三瓶さん「週末GB行きますよ。ヒロキのZX7のメンテどうですか?」

!!

世界戦から帰って来た三瓶さんがヒロキのZX7のメンテに来てくださるだと!?

そう、ワタシパパに「どうにもならんばい!」とスプーンならぬサジを投げられたZX7氏。

ふと気がつくと、ラックの上から仔犬みたいな表情でワタシを見つめているではないか。

「よしよし、三瓶さんに会いたいんだな」

などと妄想していると、

ヒロキ「GB行くに決まってるでしょ!」

大好きな三瓶さんが来るなら行かない理由はないのだ。船橋行きはなくなった。

息子氏、歓喜

三瓶さんとの再会を喜び、世界戦での活躍を労う我が家、そして偶然居合わせたGBメンたち。

なんと、ヒロキに三瓶さんからお土産が!

今回の世界選手権の舞台となった、アメリカはアリゾナのホビーアクション。

ホビーアクション謹製、メンテナンススタンドだ!

ウレタン製で軽量なのが嬉しい。ダンパースタンド部は切り離せる優れものだ。

ニヤニヤが止まらない息子氏😆

もちろん、家宝にします🙇‍♂️

さらにその場に居合わせたGBメンにも

2023世界戦限定のリストバンドをいただき、興奮するGBメン。タイヤバンドとしても使える。

こういう現地でしか、参戦した人しか手に入らない、という付加価値に我々は興奮する!!

まだGBに僅少だがあるはずなので欲しい方は急いでGBへ!早いもの勝ちだ。

三瓶さんのお気遣いにひたすら感動である。

ありがとうございました😭

ZX7、フルメンテを受ける

※こちらは世界戦を戦った三瓶さんのZX7。各部スペシャルパーツが投入されている。我々ユーザーにも一刻も早い販売を強く希望する!

我が家のZX7。

GBレースで2回の優勝を飾ったものの、その後調子を崩し、色々パーツを変えてみたが調子が戻らず。

ヨースケ氏の勧めもあり、一度四駆のみ他社メーカー製マシンで走らせることを決意。

そんなZX7は今、レジェンド三瓶さんの手でビスの一本まで全バラされ、使えるパーツは洗浄、ダメなものは容赦なく交換されながら、リビルトされていく。

※久しぶりに会えた三瓶さんからアドバイスを受ける息子氏。

自分も1年前に挑戦したことがあるので分かるが、超絶に時間、手間、神経を使う作業だ。(たぶんキットを組み立てた方がずっと楽)

「お父さん、ちょっと見て下さい」

!!

これはっ⁈

「デフジョイントが削れて虫歯みたいになってます。こんなになったのは初めて見ました。」

ドライブギヤシャフトに直結してるあれか?

これではシャフトピンが引っかかって、加速が悪化したり、異音その他諸々悪さをするはずだ。

ここは、ここは・・・樹脂カバーが被っていて全く見ていなかった・・・言い訳にもならない

こうして、いくつもの疾患(前後デフ、オイルが全くないとか、シムが左右バラバラとか並べると死にそうになるヤツが多数😭)が見つかり、その都度丁寧に説明して下さる三瓶さん。

自分のポンコツさ加減に胃が痛い。

マシンが悪いのではない。調子が悪いことには必ず原因があるのだ。

朝から作業を始め、気がつけば夕方6時を回っていた。

「よし、ヒロキ、出来たぞ!!」

美しく輝きを放つ我が家のZX7。

魂がこもった、世界一幸せなZX7。

冷静に考えれば、たかがラジコンである。

しかし、このラジコンに魂を込め、組み上げる情熱。そしてこのZX7というマシンへの深い愛着と愛情。

そのアツさに触れて何も感じない人はいないだろう。

ワタシも息子も、マシンのズシリとした重量感とアルミシャシのヒヤリとした冷たさ以上の何かを確かに受け取ったのだった。

我慢出来ずにシェイクダウン

翌朝、午後から家族の用事があるにも関わらず、強行して短時間、GBにマシンを持ち込んだ。

「どうしても走らせたい!」

今回は13.5ストック仕様で暫定セットアップ。

モーター、ESC、サーボ、受信機を組み付け、命を吹き込む。

再び大地に立つZX7。

佇まいからして凛々しく、まとうオーラが違う。

「あー、緊張する。」

珍しく弱音を吐く息子氏。

ZX7は勇ましいギヤノイズを上げ走り出す。ジャンプを澱みなく綺麗に跳んでいく。

その様子をGBメンで京商ユーザーのアライ氏、のぐー氏が見守る。

元気よく走る姿にホッと胸を撫で下ろした。

1パック走らせ戻って来る。

「うん、凄く前に出る!」

ヨシ!

状態を確かめながら5パックほど走らせる。

「凄くよく走る。ヨレッとした感じがないよ。でもさ、よく走るからもったいない。ぶつけたり、折ったりしたくない。」

丁寧な走りを心がけながら、それでも徐々にペースを上げていく。

モーターは今時のROARではなく、旧JM規格なので正直遅い。

しかし、タイムは上々。昨日走らせたモデ二駆と遜色ない。それでもまだまだ握ってはいないという。

足まわりなど、気になる部分、詰めたい部分が見えて来たので時間がある時に走り込みながらやっていきたい。

明らかに言えるのは、「調子は戻った!以前よりかなり良くなった!」ということ。

とはいえ、全く別モノになったかというとそう言うワケではなく、2年間慣れ親しんだZX7であることに間違いはないという息子氏。

まとめ

もちろん、手放しによし!ZX7で行く!と爽やかに吹っ切れない気持ちが全くないと言えば嘘になる。

そう、アソシだ。アソシをガンガン握り倒し、そのパフォーマンスを知った息子は正直どう感じているのか。

ZX7がよく走れは走るほど、「これ以上握って大丈夫か?」という葛藤が生まれると言う。

気持ちは分かる。

散々ここぞという場面でマシンが悲鳴を上げて来た歴史もある。

しかし、ここからはワタシ、メカニックがいかに良い状態を作れるかに掛かっているとも言えるし、マシンの特性を理解して走らせるドライバーにかかっているとも言える。

マシンうんぬんの前に、そこも重要だと強く思うのだった。

今月のレースでこのZX7を走らせるつもりだ。

魂のこもったマシンに魂の走りで応えられるか。

三瓶さんの心意気にお返しできるように息子と共に頑張りたい。

三瓶さん、重ね重ね本当にありがとうございました!!