コラム

【パパメカニックと】つくパーラウンドレース10月【キッズレーサー 】

ラジコンファンの皆さまこんにちは。

今日は三連休の中日、つくパー(つくばラジコンパーク・アリーナ)で行われた、10月度ラウンドレース・オフロードに参加した話です。

どんな気持ちか?

競技ラジコンでパパがメカニック、息子がレーサー。

「これってパパはどんな気持ちなの?」

GB福島支部長の梅さんに聞かれて、ハッとする。

「運動会や、部活の試合で子どもが頑張るのを見守る感じですかねぇ・・・」

咄嗟にそう答えたものの、なんかしっくりこない。何故だろう?

運動会やマラソン大会を応援する感じと微妙に違う理由・・・

そこにはパパが組み、息子と一緒にセッティングし、メンテしたマシンが介在するからだ。

と、気づいた。

操るのはレーサーの息子。走らせるマシンはパパ入魂、いやパパと息子の共同作業の1台なのだ。

夜な夜な手塩にかけてメンテした、言わばもう1人の我が子みたいなマシン。

レースに息子とマシンを送り出し、後はその成り行きを見守る。

心拍数が上がる。手に汗を握る。

マシンに不具合があれば、崖から突き落とされたかのような絶望感。焦るし、落ち込むし、トラブルを見抜けなかった自分の甘さ、ヌルさを責める。

息子がミスをすれば、「あー」とガッカリするし、反対に快走すれば、この上ない快感、高揚感が押し寄せる。

レースが始まれば見守るだけしか出来ないけど、そこに至るまでにも、その後も猛烈なドラマがそこにある。

これはまごう事なきモータースポーツなのだ。

あれだけ嫌になってもまたレースを続ける理由はそこかもしれない。

共有する楽しさ

最近、息子とのレース活動で以前と変わってきたことと言えば、マシンについてあーでもない、こーでもない、と一緒に悩み、考え、試し、データを蓄積するというプロセスを共有できるようになったことだ。

この日も、新たにチャレンジする2WDストック17.5用のマシンを巡って、試行錯誤があった。

既に参戦しているモディファイド用マシンに比べてアンダーが強く、曲がらない、と言う。

また、GBサーキット向けセットアップのままだったので、もっとキビキビ動くようにしたいとも。

様々な要因が考えられるが、すぐ出来てリスクが少ないものを考える。

ワタシ、パパは息子のように速くマシンを走らせることができない。

息子が訴えることがどのくらいのものなのか見当もつかないことがしばしば。

また、マシンに関する知識もあまりないため、三瓶さんを始め、いろんな方に教えを請いながらそれを試して、自分のものにしていくしかない。

遠回りだが、上っ面だけの知識はほとんど役に立たない、とレースでは感じる。

自分たちが実際に見て走らせて感じたものが全てだからだ。

そんな積み重ねが少しずつ芽を出し始めた気がする10月。

予選〜決勝

この日は2WDモディファイドクラスと2WDストック17.5クラスにエントリー。

このオフロードレース、参加人数は連休のためか少な目だが、参加者の熱気が凄い。

ライトクラスからモディファイドまで、人間の競い合うという本能は何というか、強烈(笑)

大乱戦、大混戦のヒートもあれば、持てるスキルを存分に発揮して、観る者を圧倒するハイレベルな戦いもあり、この競技の奥深さを思い知る。

3ヒートに分かれる程参加人数が多く、1番白熱したバトルが繰り広げられるストッククラス。

新たに挑戦した理由は、息子の同年代のライバルと競いたい、という要望から。

やはり同年代と言うキーワードが1番燃えると言う。

このクラスにはそんなキッズレーサーが息子を含め4人もいる。

予選は出来過ぎの展開。

マシンに不満を抱えながらも必死に走らせ、

ヒート内でトップを2回守り、全体で4番グリッドを獲得。

しかし決勝ではミスを連発。リズムを崩して7位フィニッシュ。

ライバルと目するキッズレーサー2人にも勝てなかった。

久しぶりに悔し泣きをする息子。

最近はレース結果に一喜一憂することもあまりなかったので、よほど悔しかったのだろう。

帰りのクルマでも終始無言。

翌日からポツリポツリとレースを振り返り始めた。

ちなみにモディファイドクラスでは予選5位からの決勝5位と、前回参加時より一つ順位を上げたが、まだまだ本人が望むレベルには遠い。

反省と課題

今回参加クラスを増やした。

言わずもがな、パパメカニックにとってはかなりの負担増である(笑)

モディファイドとストックでタイヤも2台分。

セットもそれぞれ微妙に違う。

スペアバーツも2倍・・・(T . T)

しかし、メリットとしては得られる経験値がかなり増えたことがある。

ドライバーの息子は、少ないパワーをいかに無駄なく使って走らせる、いかに速く走らせるか、と言う新たなタスクに燃えている。

また、混戦でいかに巻き込まれずに前に出るか、など腕を磨くのにイイと本人。

ワタシも組んでバラして、また調整して、としているうちになんとなく見えてきたこともある。

やはり参加して良かった。

課題として今回は、ほぼダート仕様にスタビだけつけて走らせたので、

次回はボールデフをギヤデフに変更他、見直したいところが沢山出てきた。

モディファイドも更なる目標が見えてきたようだ。

また、徐々に顔見知りの方も増えて来て、息子にも声をかけていただくことが多くなった。

ちなみに息子、お褒めの言葉を頂いても無反応ですが内心めっちゃ喜んでます(笑)

これからも皆さんと交流しながら、レースを楽しんで行きたい。

今回のレースでお世話になった皆さま、ありがとうございました😊

metabonz宮