コラム

【コラム】タミヤ沼にハマる〜タミヤ アーカイブス〜①

タミヤとは何と罪な会社だろうか。

魅力的な商品群、始め易い価格で広く間口を開けて初心者を呼び込む。お小遣いで買える魅力的なオプションパーツたち。豊富なレースイベント。

気づいた時には、ドップリ、タミヤ沼と呼ばれるラジコンの底なし沼にいる自分に気づくはずだ。

コロナ禍で遊びすら自由にできない我々親子が出会ってしまったタミヤのRCカー。

空き地や公園を走らせるだけでアドレナリンはドバドバ(笑)

ノーマルじゃ飽き足らず、豊富なオプションに手を出したら最後。もう抜け出せない。

我が家が購入したタミヤマシン達を紹介しよう。

MF01X シャーシ

ホビーラジコンを始めるきっかけになった、JB23ジムニー(MF01Xシャーシ)。コンパクトなMサイズシャーシに四輪独立ダブルウィッシュボーンサスを搭載。前後をシャフトで駆動する四輪駆動モデル。コミカルな見た目ながら本格的な走りに魅力され、オプションパーツやモーター交換に手を染めることとなる。オンロード、オフロード場所を選ばない手軽さが魅力。スリッパーやセンターデフなど駆動保護の仕組みがなく、駆動系があまり強くないため、ハイパワーなモーターはお勧めしない。540モーターでサラッと楽しむモデル(と色々やって知る)。

息子用と自分用2台を所有(現在は売却済み)。親子でチキチキやるのにこんなに楽しいマシンはない。トレッドが狭く、すぐ転ぶので強引なコーナリングはご法度。派手なジャンプをすると駆動系がダメージを受けるのでほどほどに(笑)

TT02Bシャーシ

次に買ったのが、入門バギーのネオスコーチャー(TT02Bシャーシ)。ワイドトレッドな本格バギーシャーシ(ベースはTT02というツーリングカー)で、シャフトで前後を駆動する4WDマシン。

ジムニーと比較すると圧倒的に走行性能が高く、ダートサーキットをガンガン走らせることが可能に。

※駆動系が弱い。また、リヤモーター故にナーバスなハンドリングも。

四駆ならではのスタビリティの高さでイージーに高性能をたのしめる。

CVAオイルダンパーは路面のショックを吸収し、悪路はお手のものだが、やっぱりタミヤ車。ある程度フラットな場所を好む。

MF01Xシャーシと同じく、前輪と後輪の回転差を吸収するシステム(センターデフやスリッパークラッチ)がないため、ハイパワーモーターや高低差が大きい、激しいジャンプのあるコースには駆動系が耐えられない。

あくまで540モーター、トルクチューン、スポーツチューンモーターまで、で楽しみたい。

また、ダートサーキットを走らせるとサスアームを始め、様々なパーツが破損することがある。

これもラジコン道の通る道である。

DB01シャーシ

息子のTT02Bと遊ぶためにチョイスしたのがDB01ドゥルガだ。

TT02Bが入門用なのに対して、こちらはミドルエンドと、ラジコンにある程度慣れた人が手にするモデル。

ラジコン初心者の自分には、いきなり組み立てが難しく難航したことを覚えている。

最大の特徴はベルトドライブの四駆であるということ、そして設計がレースで勝つための競技バギー由来である、という点である。

ジャンプのあるコースを走れる抜群の足回り。

※前後のデフはボールデフが標準で、性能を維持するには小まめな
メンテナンスが重要である。

TT02Bと比較するとわかりやすい。非常に滑らかな走行感が特徴だ。また、オプションのスリッパークラッチを装着することでハイパワーモーターにも対応できる。

ウィークポイントは、モデルが10年以上前のもので設計が古いこと、駆動系はタフだが複雑で重いこと、オプションパーツの流通がないことがあげられる。また、モーター周りの排熱が悪く、モーターが良く焼き付いてしまうことも挙げられる。

しかし、タミヤでは唯一、ハイエンドバギーに混ざって走れるマシンであることには間違いなく、パーツの供給の問題はあるが、未だ魅力的なモデルである。