〜ラジコン経験一年未満の初心者親子が、オンロードレースに続いて、オフロードでのレースに興味をもったという話〜
オンロードコースの隣はオフロードコース。そこを激走するバギーを見て息子は言う。
「あれ、やってみたい」
オフロードバギーのレースで使われているハイエンドバギーの購入はハードルが高く、すぐには手が出ない。(そもそもラジコン熱がずっと続く保証はない中で投資に踏み切る覚悟がなかった。)
そんな折、レースにはタミヤ540クラスと呼ばれるタミヤ車中心のレースがあるという。初心者にもおススメとのこと。まずはこれから始めてみるのが妥当だろう。
舞台は千葉県旭市にあるGBサーキット。
オフロードバギーのメッカ(聖地)と呼ばれる関東随一のサーキット。しかし、非常に初心者に優しく雰囲気がイイのが特徴。
タミヤ540クラスに出る
よし、バギーレースに出よう!
そう意気込んだは良いがウチに出られるマシンはあるのか?
早速、レギュレーションを調べる。
タミヤ540クラスのレギュレーションは、タミヤバギーの二駆四駆問わず、540ノーマルモーターか、トルクチューンモーター、バッテリーはニッカドかニッケル水素が使える。タイヤは自由という緩いものになっている。注意しなければならないのはマイポンダーが必要なこと。ポンダーとは計測用発信機で約10,000円前後と高価だが、あればずっと使える。
レースをやるなら必携アイテムだ。写真1番一般的なMYLAPSのポンダー。
ドライバーは小3の息子。私はメカニックとして挑んだ。既にオンロードではタミチャレでレース経験があるが、やはり緊張する。
マシンはかなり使い古したDB01。これにキット付属のマブチ製540モーターを搭載。
オプションは前後ユニバーサルシャフトとスリッパークラッチのほぼノーマル。
モーターを変えた以外ノーメンテである・・・
どんなタミヤ車が出るの?
ハイエンドバギーと同じコースで行われるレースだが、当然ながらジャンプは皆飛ばずに舐めて走らせる。
540モーターではジャンプを超えるパワーがないこと。また、足回りがショックを吸収しきれないことに加えて、駆動系に前後輪の回転差やショックを吸収するデバイスがないほとんどのタミヤ車はジャンプのあるコースには不向きだと言える。
逆に言えば、ジャンプさえしなければ何でも走れる。たがら、参加者の車両は実にバラエティに富んでいる。
グラスホッパーやホーネットなどの復刻バギーから、最近のタミヤであるDT02、DT03の新世代二駆バギー。1番多いのはTT02Bという入門用四駆シャーシまった。
そんな中で唯一、ハイエンドバギー直系の設計なのがDB01シャーシ。オプションのスリッパークラッチを装着すれば、ジャンプも可能とされるが、いかんせん設計が古く、また、駆動系がベルトでパワーロスが大きいのが弱点だ。
予選、決勝、どうだった?
予選は5分間を2回。スタッガースタート方式で行われ、時間内の周回数が多い順に順位が決まる。
決勝は予選の結果からスタートグリッドが決まり、やはり5分間走り抜いた順位で決まる。
オンロードでレースは慣れているとはいえ、コースはまだ数週しか練習できていない。
マシンはまあポンコツなドゥルガ。
正直、息子のテンションは上がらない。
なんとか宥めて予選開始。
さあ、どうなる?
次回、初レースについて