コラム

【パパ氏】TT-02Bを再び手に取る②【大人のゆるラジコン】

ラジコンファンの皆さまこんにちは。

3年ぶりに手にしたタミヤ・TT-02B。

とはいえ、オンロード、ラリーカーにおけるTT02シャーシは何台か組み立てたことはあり、我が家では慣れ親しんできたシャーシ。

今回は、ワタシ、パパが調べ、組み、動かしてどう感じたかに迫ります。

思い知るタミヤのあたたかさ

組み立て始めて改めて感じる、タミヤの優しさ、あたたかさ。

初心者、初級者が間違えないように、困らないように、取説はこれでもか!の親切ぶりだ。

今回気づいたのは、あ!こんなことまでちゃんと書いてある!という発見・・・・

つまり、今まで知ったかぶってあんまり取説をしっかり読んでなかった、ということ。

※時折分かりづらいところもあります(笑)

まずは取説を熟読!

初心忘るるべからず、である。

ネジ類も無くしてしまった時のために多めに入ってるし、配線用のタイラップまでついている。まさに至れり尽くせりだ。

ちなみに競技ラジコンでネジが余った時は必ずなんかやらかしている時(笑)。

まずはフルノーマル+アルファで

サクサクと組み立てていく。

別段難しいところもなく、説明書に従って順調に組み進む。

全部プラスチックだ・・・・

しかもプラスチックが柔らかい・・・・

段付きタッピングビスだと?!・・・

ついつい「こんなんで大丈夫か?」とツッコミたくなってしまうのはたぶん競技ラジコンボケである。

考えてもみて欲しい。

サーキットありき、ではなく、

アスファルトや公園、空き地などの不整路を走らせることを想定、かつ、あらゆる技能レベルのユーザーが操縦することを前提にしている。

それらを踏まえてコストを抑えるには、柔らかい素材でショックを吸収させ、壊れてしまうリスクを回避するのは当然の配慮に違いない。

タミヤの優しさが詰まっているのである!

(競技ラジコンはハイスピード化、ハイグリップ化、壊れない為にどんどんゴツくなって行った気がする)

違うかな?(笑)

気をつけるのはタッピングビスを締めつけすぎるとダメなこと。どんどん締まって変形、ネジ穴がバカになってしまう。

今回は最初からヘックスビスで組んだりするのはやめて、あくまで箱出しで作りたかった。

で、完成

仕様はフルベアリング化以外はほぼ、フルノーマル。

テーマは大人のTT02B

ブルーとホワイトは我が家、そしてmetabonzのパーソナルカラー。以前作ったグラスホッパーⅡにテイストを寄せた。

こんなふうにちょっと統一感があるとテンションも上がる。

ホイールをメッキ調スプレーでゴールドに。

ちょっとクドい感じもするが、まあ良い(笑)

このやたら寝そべったフロントダンパーが特徴的である。

ステアリングリンケージの一部のみ、ターンバックル化。メカボックスも活用。

ダンパーは、純正クギピストン(笑)はやめて、TD4付属のピストン(3穴)に変更。

オイルは前後300番。(付属は400番)

スプリングはDF03用セッティングスプリングのミディアム。リヤはスペーサーを入れてプリロードをかけている。

ESCは定番のホビーウイング・QUICKRUN1060。実売3000円前後で、防水仕様、BEC容量もバッチリ、ハイポイント設定不用の優れものだ。(※ハイポイントはプロポ側でも要調整)

サーボはフタバ S9570SV、ロープロフィールタイプ。高性能かつコスパは高い。

モーターは付属の540SH(マブチ製)をリポバッテリーで駆動する。

ピニオンのみ24Tに変更してある。

※ギヤ比はノーマル(ピニオン17T)の10.71から、7.56へ。

あくまでリポバッテリーありきの設定。全開で長時間だと燃えてしまうのでおススメはしない。

それ以外はノーマルだ。

いざ公園へ

爽やかな青空、吹き抜ける風。どこまでも広がる芝生の広場。

あー、気持ち良い!!

こんなシチュエーションで走らせるなら、このTT02B・デュアルリッジは最強・最高だった。

貧弱でふにゃふにゃな前後ダンパーステーも、広場を疾走させるには最適だ。

四輪駆動ゆえの自由自在なハンドリング!

芝生ならピンスパイクタイヤはスーパーグリップ!

足を意図的に柔らかくしており、多少のギャップならヒタヒタといなして走り抜ける。

グラスホッパー系の癒し系のトコトコ走るのとは違う一段ワイルドな走り。

うーん、楽しい(笑)

やっぱりラジコンはこれだなあ。

3年前、ラジコンを始めたばかりの時のワクワク感を思い出した。

まとめ

モーターを休ませながら、ユルユルと走らせる。

何も考えない。

ただ思うがままにスロットルをにぎり、ステアリングを切る。

小さなギャップでジャンプさせる。

全力疾走させる。

ダンボールかなんかでジャンプ台が欲しいな(笑)

・・・・

待てよ?3年前はこんなによく走らなかった気がするぞ?!

ん?

そう。そうなのだ。

3年前と何が違う?

ズバリ、機材と経験値だと思う。

三年の月日はすっかり、ヒトをスレさせてしまう。

プロポはフタバの7PXR。野良ラジにハイエンドプロポ。サーボもデジタルでメタルなサーボ。レスポンスが良い。

つまり、衰えた反射神経を機材が補っているのだ(笑)

始めたころはタミヤのファインスペックだった.今思えば、反応がビックリするくらい遅い。(でも、最初はこれで良かったと思う)

プロポでラジコンはガラッと変わる、はウソじゃなかった。

下手クソなのに機材は立派?

ボトムエンドで頑張るのも良いけど、騙されたと思って良いプロポ、サーボにしてみると、目から鱗なのは保証したい。

良いのだ。それが、大人のラジコンなのだ。

次回、サーキットを走らせる編に続く。

metabonz宮