コラム

【コラム】サーボって自分で直せる?【知らなかった】

ラジコンファンの皆さまこんにちは。

ホビーラジコンを始めてビックリするのが、メカ類を自分で用意すること。

最初はタミヤだったのでタミヤで揃えるもんだと思い込み、やがてレースに出るようになり、良いヤツが欲しくなり・・・

さらに、ハイエンドバギー となると途端に情報量が少なくなり、散財しながら経験で覚えていくという・・・情報は大事だなと(笑)

今回は競技バギー をやっていてサーボが壊れた時の話です。

サーボは消耗品なの?

競技バギー を始めて驚いたことの一つに、サーボセイバーがないことが挙げられる。

タミヤユーザーならお馴染みハイトルクサーボセイバー。サーボをクラッシュなどの衝撃から守る「身代わり地蔵」みたいなヤツだ。

ハイエンドバギー にもつけられないことはないハズだが、つけている人を見たことがない。

理由は走行性能、スペースなど様々想像できるが、サーボセイバーがないということは、サーボとステアリングリンケージはダイレクトに繋がっていて、路面からのキックバックだけでなく、クラッシュ時のショックも直接サーボに伝わることになる。

当然壊れやすい、ということに・・・・

じゃあ壊れたらどうするか?

そもそもそんなに壊れるのか?

周囲のベテラン勢に尋ねてみると、やっぱり

「壊れる時は壊れる」

そうだ。うーむ。

で、高いサーボは修理に出すけど、安いヤツは買い替える、と。

ちなみに我が家は約1年ちょい、四駆、二駆ともに激しくクラッシュして来たが、壊れたことはなかった。

高い、安いは個人の価値観によるが、

競技ラジコンに使えるサーボは下は5,000円から、上は30,000円弱まで。

損益分岐を考えるとある意味消耗品なのは間違いない。

我が家はどうだ?

我が家がメインで使っているのは、セキドさんが扱っているSAVOXのMG1251というモデルだ。

実売5〜6,000円で、競技バギー が要求する、

・デジタルサーボ

・メタルギヤ

・コアレスモーター(ブラシレス)

・反応速度速め、トルクが適当にある

という条件を全て満たしてくれる優れものだと個人的には思っている。さらにアルミヒートシンクだし。

でも、

1番は安いこと!!それに尽きる!

将来的にはもっと良いヤツ、プログラマブルなヤツを買おうなんて妄想しているが、

我が家の家計と今の息子にはこれで良い気がしている。

その時は来た!

で、競技バギー を始めて1年ちょい、でついにその日が来たわけですよ。

我が家の初サーボ破損!!

あれはバンブーサーキットに遠征した時だった。RB7がバックストレート走行中コースアウト。

息子曰く、ステアリングが右には切れるけど、左に切れない・・・ん?切れる時もある!なんだ?!

当初はサーキットが広いのてノーコンを疑ったが・・・・・

ステアリングを切るどガリガリ・・・

どうやらサーボの中身みたいだ。

予備なないので残念ながらもう走れない。

ということがあった。サーボも予備は必要だと痛感したのだった。

自宅に帰り、ドキドキしながら初めてサーボを分解。(どうせ買い替えだし良いか、と)

サーボは小さなプラスビス4つを外してあっけなくオープン。小さなゴムパッキンを無くさないように注意。

中身を確認すると、これがメタルギヤか!(KONAMIのゲームではない)

感心してる場合ではない。はて、何処が壊れたのか?

ん?

ん?どこだ?

おおおお!歯が欠けてる!

1番デカイ出力軸の歯がボロボロになっていた。

なるほど、曲がったり曲がらなかったりするのはこれが原因だったのだ。

原因が分かったところで、そっと閉じる。

調べてみると

1年以上頑張ってきたMG1251くん、新しいヤツと選手交代か、と思いネットを検索。

なんと、補修キットが売ってるとな?!

ありました!セキドオンラインショップ!

何なに、ギアセット 税込1980円とな!

送料が関東で550円か。

・・・5、6,000円のサーボに2530円かー

と考えてしまったのは事実。

まあ新品買うよりは安いし、やってみたら経験になるな、とポチッと。

ハイ、届きましたー。

いざ実践

必要なものは、ピンセット、ラジオペンチ、適当なグリス、あとスマホ。

説明書などないので、ギヤ類をゴッソリ袋に入ってる新品に交換する。

1番右端のヤツから外して行くのだが、念のため、外す毎に写真を撮っておくと組み上げる時に間違えない。

さあ、メインシャフトまでたどり着いた。

この時に、綿棒で削れた金属片などを掃除しておく。

このメインシャフト、ガッチリハマっていてなかなか抜けないので、ラジオペンチ登場。

丸印のところをラジペンでつまんで上に引くとすんなり抜けた。

※くれぐれも慎重に。無理にやるとポテンションメーターが壊れて完全にダメになるそうな。気をつけたい。

あとは逆に組み付ければOK。ギヤに薄くグリスをぬるのを忘れずに。

防水用のゴムパッキンも確実に挟んでビスをしめてフィニッシュ。

最後に動作確認をして完了。

問題なく動いてひと安心。

まとめ

競技に使えるお買い得サーボ、SAVOX MG1251のギヤ欠けを修理してみてどうだったか。

意外にやってみると簡単。

そして

やったった感半端ない(笑)

なんか凄いことをやり遂げたぜ?俺凄い!と良い気持ちになれること請け合いだ!

ということで満足感は高かった。

ギヤ欠けだったら自分でも対処出来ると分かったことは自信に繋がる。

ただやはり、サーボが壊れても良いように予備機は必要ということで、用意することにした。

ちなみに、予備として用意したのはフタバのS9570SVという実売7000円台の機種。

こちらも修理キットが販売されているが、4,400円と悩ましいお値段(笑)

サーボ、壊れないに越したことはないが、そんなもん、バッチコイなパパメカニックでありたいと思うのだった。

metabonz宮