ラジコンファンの皆さまこんにちは。
GBオフロードR3は、キッズレーサーとメカニックパパたちの熱い1日になりました。
我が子をサーキットへ送り出し、レースの行方を見守る。
その走りに一喜一憂する。
走り終えた子どもを
褒める、励ます、諫める、叱る・・・そして話し合う。
とてつもなく濃い親子の時間。
今しかない、子どもとの時間をレースで共有する。
こんな胸熱、他にあるんでしょうか?
というくらいエキサイティングな親子ラジコン。
それでは、後編です。
レーススタート
カウントダウンが始まる。
10 9 8 7 6 5 4 ・・・プァァーン
一斉に放流された魚たちが1コーナーになだれ込む!
さあ、行け!
パパ達が心の中で叫ぶ。心臓はバックバク(笑)
1コーナーをきれいに抜け、テーブルトップ。
姿勢が崩れたら無理にジャンプしない。良いぞ。その調子だ。
三連も2・1のリズムで無理なく行くという作戦。1周目はなんとか後続を抑えトップ。
しかし、
・・・・・A君のアソシB6.1が速い!
明らかにストレートでの伸びが違う。
3周目のテーブルトップを超えたあたりで抜かれ2位へ。
大丈夫、ペースを崩すな。まだチャンスはある。
A君と息子の1位、2位が3位以下を突き放す展開。
まだ2分しか経過していない。
なんて長いんだこの5分・・・・
図らずもアソシの新旧対決となったレースは、新たな展開を迎える。
ストレートで離され、コーナーで追いついてを繰り返す。
サイドバイサイドでコーナーに飛び込む!
バッチバチのバトルに、見ている方は肩に力が入ったまま(笑)
心の中では
「行け!今だ!」
パパ同士は心の中で絶叫だ!(笑)
一度は抜き返しに成功するも、また抜かれて2位・・・
その時だった。
3連ジャンプ後のコーナーで、A君がインのフェンスに突っ込んでタイムロス。
今だ!行け!
非力なB5Mは最後の力を振り絞って前に出る!
何かが乗り移ったかのように速度を上げる(ように見えた)B5M。
祈るような気持ちで見守る自分をよそに、
一つ一つ丁寧にコーナーを突いて、冷静にジャンプを決めて行く。
冷静だな!ヒロキ!
そして、頑張れ!B5M!
挽回しようとペースを上げるA君のB6.1。
必死に逃げて、抜かれてを繰り返す。
3連ジャンプ後のA君のミスを突いて前に。
残り1分を切った。リードは約半周まで広がっていた。
ヨシ、そのままだ!いいぞ!
拳を握りしめる。30秒・・・10秒・・・
タイムアップ。
1位フィニッシュ!!
おめでとう、ヒロキ!
振り返ると、世界のかいぱさんが笑顔で
「良かったね!お疲れ様!」
と声をかけてくれた。
誰よりも子を見守る緊張感を知る彼(全日本チャンピオンのメカ)からの労いが凄く嬉しい。
リザルトは、マイラップスを参照。
13周 5分21秒 BL 25.71 AL 26.688
「よくやった!」
「うん。」
余韻に浸る暇もなく2WDオープン決勝へ。
2WD オープン
予選から3連ジャンプ前の路面に手を焼き、リズムに乗れない。
ラップタイムも凡庸。
しきりに足回りが硬いと訴える。
「そんなはずはない!夜な夜な泣きながらダンパー組んだんだぞ!」
と言いたいのをグッと堪える。
三瓶さんに相談し、急遽ダンパーオイルを交換。どうやら番手を間違えて組んでいたらしい・・・・やはりポンコツなワタシだった。
予選は全体で8番手、決勝はBメイン2番からスタートとなる。
決勝前、GB監督崎山氏より、アドバイスを受け、うなずくヒロキ。
1位と2位のバチバチのバトルを制して、Bメイン優勝、勝ち上がりを果たす。
迎えたAメイン。
7番グリッドからのスタート。
1コーナー、テーブルトップ、丁寧にこなしで行く。
3連ジャンプの混乱を抜け、一気に4位にジャンプアップ!
さあ、イイぞ!行け行け!
4周目の3連ジャンプを超えて急にマシンを脇に寄せる。
?!何が起きた?
まさかのリヤのアルミダンパーステーが、根本からポッキリ逝ってしまっていた。
我が家の2WDオープン決勝はわずか3周 57秒で終わりを迎えた。
↓ その模様がコチラ 冒頭の部分です。
しかし悔いはない。
中古で手に入れた時からついていたダンパーステーがおそらく金属疲労で折れたのだろうと推測される。不可抗力。
リタイア後にヒロキと一緒に見た、PRレーシングヒカル選手とヨースケ選手のバチバチバトルの見応えが凄まじかった。
※レース後、ヒカル選手にPRレーシングの最新マシンS1V3R EVOを体験させてもらったヒロキ。「動きが軽くて操縦しやすかった」との感想。
また、レジェンド三瓶選手も我らのRB7で3位入賞を果たしている。
まだまだ、あのレベルには遠く及ばないことをヒロキ自身、身に染みて分かったようだ。
目指す目標が間近で見られる幸運。
これがGBサーキットなのだ!
レースを終えて
今回のR3。
我が家と同じように、子どもがドライバーでパパがメカニックという参加者と交流できたことが嬉しかった。
子どもの無邪気な憧れ、夢、希望。
悔しくて涙を流したり、喜びを噛みしめたり・・・
それに全力で応えたいパパ。
家族の批判をかわしながら、ギリギリの財政でやりくりしながらの参戦。
どこも同じなんだな、と心強く感じた。
いつか振り返った時に、
「あの時はあんな小さかったよね?」
とか笑い合えるような戦友になれたら理想的である。
GBにはそんな親子ラジコンの大先輩もいる。
歴史は繰り返される・・・
2022 シーズンは始まったばかり。
次に向けて親子共々精進したい。
metabonz宮