ラジコンファンの皆さまこんにちは。
長い夏休みも終わり、子どもたちも新学期。
ようやく昼飯、宿題、お出かけ圧力に悩まされることから解放され、少しホッとしています。
とはいえ、秋の始まりにちょっぴり切ない気も。
さて、趣味は人生を豊かにするもの。
ラジコンに出会い、その豊かさを享受してきた我が家なのですが、
何故か定期的にラジコンが嫌になってしまう時がやって来ます。
皆さまはありませんか?
あんなに楽しかったのに、
あーもー嫌、って(笑)
さっきまで、昨日までの情熱や執着が嘘みたいに無くなる感覚。
今日はそのあたりのお話を。
イヤイヤ期は突然に
子どもの夏休みに入り、つくパー・カーペットオフロードデビュー。
走り込みからのレース、嫁氏をサーキットに連れてのプレゼンからのまたレース・・・
ラジコン界のレジェンドの方々のチカラをお借りしたりして、ぐんぐん速くなるマシンと息子・・・
息子との競技バギーに奔走し、色々悶えつつもアドレナリン、ドーパミン全開で楽しんで来た。
それがやって来たのは、丁度モディファイドに加えてストック仕様のマシンを組んでいる時だった。
お金が掛かるからやらない、と言っていたストック二駆。気づいたらモーターやら何やらを買い込んで組み初めていた自分。
しかし、それは突然やって来た。
「俺、何をこんなに必死になってるんだろ・・・」
我に返った自分。
波のように寄せては返す強烈な虚しさ。
急激に冷めていく情熱。
作業の手は止まった。
・・・・
とここまで書くと、さも競技ラジコンを辞めてしまうかのような勢いだが、
実はこれが初めてではない(笑)
何度も急激に冷めてしまう時期を経験して、またいつのまにか再開して、を繰り返して来た。
だから、
「あ、またか。」
と自分でも分かっている。そういう時期なのだ。
題してパパのラジコン・イヤイヤ期。
いや、正確に言うと競技ラジコンイヤイヤ期だ。
レースや練習の度に嫁氏の許可を得るための嫁予選にも疲れていた。
「あれ、俺なんでこんなに必死に頭下げてんだ?」
一方息子氏は・・・
では当のキッズレーサー、息子はどうなんだ?
「もっと速くなって、上を目指したい。」
「鹿沼とかバンブー、チャンプにも行ってみたい。レースに出たい。大阪のマニアリにも行きたい。」
先を見据えて、小学生なりにちゃんと考えていた。
冷静だが負けず嫌いの息子氏。
しかし、パパとママのパワーバランスも心得ていて、無理な要求を通そうとはしない。
夜、パパの寝室にやって来て、練習したい、レースしたいと言いにくる。
暗闇の中で対ママ戦略を練る男2人。
また、最近、お小遣いからミニッツ バギーを買い、お金の価値を痛感したようで、
競技ラジコンにかかるお金について知ったこともあるかもしれない。
・・・
夏休み最後に出ることを決めていたGBサーキットのラウンドレース。
つくパーでの武者修行、レジェンドによるESCプログラムの真価を試す絶好の機会だった。
息子の今の目標は、GBレースでAメイン、上位争いに加わること。
GBのレースは苛烈だ。
全日本レベルの選手がゴロゴロいる中で、腕、最後まで走れるマシン(メカニックの腕)、そして、運。全てを懸けて戦うのだ。
賞品などなくとも、GBで〇位になる!
が何より大事なのだ。
もっと言えば、GBレースで上位に入れなければ、さらなる高みには行けない。
息子は言う。
「GBで勝ちたい。カイトくんみたいに走らせたい。」
しかし、レース前日。あれだけ楽しみにしていたGBの8月ラウンドが雨予報で延期になってしまった。残念だ。
ん?
・・・ならばつくパーのAJカップが同日行われる筈だ。そっちに出るか?!
もちろん出たいという息子氏。しかし、
嫁予選にかけるも撃沈。
GBなら近いからOKだったが、つくパーはNGだと。
何よりこの日は嫁氏の誕生日。そもそもが無理してレース!レース!ではなかったのだった。
もちろん、ママ誕生日はきちんと祝ったのは言うまでもない。
さてどうする?
突然訪れる、競技ラジコンイヤイヤ期。
マシンに触れるのすら面倒に感じてしまう。
こんな時はラジコンそのものから離れるに限る。
離れてあらためて見えるもの、気づくこともある。
・・・
気晴らしになるハズのラジコンがいつのまにかストレスに。
〇〇しなきゃ、行かなきゃ、という義務感。
勝手に周囲の期待に応えようとして無理をしていたこと。
もちろんわかっている。
嫁氏という歯止めがなければ最限なく突き進んでしまうことも。だから、やはり歯止めは必要。
とにかく疲れた。もういいや。
さりとて、他に趣味は・・・
・・・食べる?
・・・・旅行?
・・・・・音楽?
・・・・・・?
タミヤだ!
こんな時はタミヤだ!!(うわー)
次回、パパ氏タミヤを楽しむの巻
ラジコンがイヤイヤとか言いながら、タミヤかーい、という突っ込み、甘んじて受け入れます(笑)
ワタシにとって、競技ラジコンとタミヤは別物なのだ。
タミヤはいつでも待っててくれる(笑)。
次回、タミヤに興じるパパをお送りします。
metabonz宮