ラジコンファンの皆さまこんにちは。
ゴールデンウィークも後半に入り、また現実世界に戻らねばなりません・・・
ああ、休みって素敵(笑)
さて、予備予選ならぬ嫁予選を勝ち上がり、見事、レース参加を許されたので、行って参りました!
埼玉県熊谷市のバンブーサーキット、オフロード・ラウンド2。
EPバギーでは、GBサーキット以外でのレースは初めて。
さあ、どうなる?
たくさんの参加人数と和やかな雰囲気
朝、4時半に家を出て、7時過ぎに到着。
既にピット周辺はクルマがいっぱい!
なんと86エントリーで、総勢約40名の参加となった。
開催されたクラスは
SCクラス
ストック2WDクラス(13.5T)
2WD オープン
4WD オープン
我が家は2WDと4WDのオープンにエントリー。
この日のトピックはヨコモのユイ選手やナナ選手、京商の三瓶選手を始め、全日本な感じのハイレベルな参加者がたくさん!
またまた凄いところに来てしまった感が(汗
ドライバーミーティングは笑いが絶えない和気藹々とした雰囲気。オーナーの少しタメを作る話し方が面白い。
初参加、最年少のヒロキを「TEAM GB」から参加として紹介していただき親子で恐縮。
オーナーが仰る「かなりの年齢差があっても同じフィールドで楽しめる」競技はやっぱりラジコンしかない、と言うのは全く同意だ。
ラジコンを通してどんどん交流が広がるのもたまらない魅力。
楽しもう!
いきなりのレースは
タイヤ他、できることはヒロキ自身でやる。
マシンはいつもの京商兄弟。
前回のGBレースからはダンパー周りしかメンテをしていない・・。
周りの人がみんな、速そうで凄そうに見えてしまうのは(実際に速いけど)、きっと何処に行っても同じはず。
練習走行ではタイヤのチョイスに苦しむ。
縦方向はVP、横方向はホールショットだと言うヒロキ。(ワタクシの貼り方もイマイチだった・・・汗)
先々週訪れた時とまた感じが違うらしい。このあたり、自分で確かめられないのがもどかしい。
結局、練習は二駆のタイヤ合わせだけに終始。
ようやく転ばないで周回できたところでタイムアップ。
正直、自分にもヒロキにもまだバンブーレースは早かったか?と不安になってしまった。
二駆、四駆予選
2WD 1回目。
丁寧に周回。苦手な手前のテーブルトップを舐めて走る。三瓶さんより、まだまだ握りが甘いと指摘。
4WD 1回目。
順調に周回する。二駆に比べてアグレッシブでヨシ。5連で着地失敗。フロントハブを割ってリタイア。
2WD 2回目。
手前のテーブルトップを飛び、1回目よりは攻めている。S字コーナーでのリヤ巻きが気になりながらもなんとか捩じ伏せ走り切る。
2WDクラス 32台中25位と凡庸ながら冷静に走れたのはヨシ。
4WD 2回目。
フロントのハブを急遽交換して走る。
マーシャルをしていた三瓶さんより、なんか様子がおかしい。常に修正舵をあてているように見えると指摘。
ジャンプミスもありながらも完走。
・・・・交換した右フロントハブに左用が付いてる・・・そりゃ走らないよな。
毎度ながら自分のポンコツ加減に嫌気がさす。
1番プレッシャーと戦っているのはヒロキなのに、ワシが舞い上がってどうする・・・
手持ちのパーツを確認すると、左用ばかり3セット。右は欠品していた。
つまり、右ばかり壊してたんだと今更気づく。
三瓶さんに助けていただき、無事復活。
四駆は最下位近いところ。まあ仕方ない。
ふと、だんだんと自分のヒロキへの要求が高くなっているのに気づいてしまった。
まだオフロードバギーをはじめて1年(レースは2021年3月)の10歳の小学生。
まずは自分がちゃんとマシンを組めるようになることが先決ではないか。気を引き締めなければ。
決勝レース
2WDはDメイン1番グリッドからスタート。
2位まではCメインに勝ち上がれる。
ここは慎重に行きたいところ。
序盤から順調だったが、4分過ぎてアクシデント。転んだマシンを起こし行ったマーシャルの方の足にヒロキのマシンがヒット。
転んで順位を落としてしまう。
不幸なトラブルだが、そこで集中が途切れ、ミスを連発。6位フィニッシュに終わる。
悔し泣きするヒロキ。
4WDはDメイン3番からスタート。
順調にトップで周回を重ねるも、最後にジャンプミスで左フロントハブキャリアとドッグボーンを損傷。
Cメイン勝ち上がりが決まっていたため、ヒロキマシンの修理を待ってもらうことに。
ここでも三瓶選手に助けて頂いた。
電光石火のスピードで複雑な修理を終わらせて、
「さあ、行ってこい!」
ヒロキを送り出してくれた。感謝しかない。
Cメイン決勝。
10番グリッドからスタート。
序盤、他マシンのジャンプミスを突いて順位を4位まで上げる。
握れてない、との指摘に応えるかのように果敢に攻める。走らせるにつれだんだん良くなって行くようだ。
結局、ミスで転んで順位を7位まで落としたところでフィニッシュ。
我が家のレースは終わった。
レース後
三瓶さんから指導を受けるヒロキ。
レース中のマナーやルール、心構え・・・
一つ一つ理解して自分のものにして行くしかない。それが本当にわかっているのかはヒロキ本人しか分からない。
GBで多少速くなってきたからと言って、何てことはない、という事実。
まだまだやるべきことは山ほどあるし、始まったばかり。
良い成績なら天国。ボッコボコに負けたら二度とやりたくなくなるのがレース。
親子で凹んで、また次に歩き出すしかない。
マシンじゃない。人なんだ。
4WD Aメイン決勝。
レースをバックストレート正面に陣取り、ヒロキと観戦。
京商ZX7を駆る三瓶選手は4番グリッドからスタート。
先頭はヨコモのユイ選手。次元が違う、とはこういうことなんだ、と間近に見て鳥肌が立った。
レースの行方を眺めていたその時、
なんと!
2位につけているのは我らが三瓶選手だ!!
思わず胸が熱くなる。
我が家と同じマシンが現役バリバリの選手に引けを取らない激走をみせているのだ。
誰だ。京商は・・・とか言ってるヤツは!(笑)
ブルーのボディを纏ったZX7は確かにそこにいた!
京商は元気がない、足が弱い・・・(事実だけど笑)
激しくもエレガントな走りで見るものを魅了する三瓶選手。
やっぱりレースはマシンがどうこうじゃない。誰が走らせるか、なんだ。
背中で見せてくれた三瓶選手。
ヒロキも何かを感じたようだ。
そのまま見事に2位フィニッシュした三瓶選手に声をかけた。
「いやあ、ヒロキに偉そうな事言っちゃったし、遅いとカッコつかなかったから良かったよ。」
穏やかに笑う三瓶選手。
カッコよすぎでしょ。
まとめ
新鮮な野菜を頂いて戸惑うヒロキ。(美味しくいただきました。野菜も味が違う!ビックリ!)
終始和やかな雰囲気で、凄いハイレベルなレースが楽しめるバンブーサーキット。我が家のホーム、GBによく似てる!
「またここでレースに出たい!」小さなレーサーは静かに闘志を燃やす。
そしてパパは眠さと闘いながら死ぬ思いで千葉を目指して走らせるのであった。