コラム

【いつまでも】ラジコンで筋肉痛になった話【気持ちはコドモ】

ラジコンファンの皆さんこんにちは。

皆さんのラジコンの楽しみ方ってどんな感じですか?

公園、空き地、サーキット、オンロード、オフロード、クローリングなど様々ですが、

ワタシ個人的には、ジャンルはどれであっても1人より、だれかと一緒に走らせるのが楽しいと感じています。

さらに言うなら、気の置けない仲間とへらず口を叩きながら、大笑いして遊ぶのが最高だったりします。

もちろん、1人で目標を持って黙々と走らせるのも嫌いじゃないですし、もっと上手くなりたい気持ちもあります。

コソ練して出し抜きたい!勝ってニヤニヤしたい!

今日は、そんな大人になりきれないおじさんたちのお話。

左腕がなんか痛い

夕方、日が落ちかけた、かしまRCサーキット。

マシンを掃除しながら帰り支度をしていると、なんか左腕が痛い。軽い筋肉痛みたいだ。

どうも左腕に相当力が入っていたらしい。

思い当たることと言えば、

今日に限っていつもより「握り倒した」ことくらい。

どんだけ力入ってるんだ?!

そう、この日は少し特別なのだった。

約4年前にワタシにラジコンを勧めてくれた友人(このブログの共同執筆者でもある)と、これまた1年ぶりにラジコンで遊ぶ約束をしていたのだ。

日頃、LINEでやり取りはしているものの、土日はそれぞれ用事があったり、仕事が忙しかったり、となかなか時間が取れなかったりする。

それぞれ家庭があるし、大体そんなもんである。

だから、と言う訳ではないが、万象繰り合わせ、やっとの思いでスケジュールが合ってサーキットで遊ぶとなると必然と気合いが入る。

写真をご覧いただきたい。

左右同じ車種が並んでいるのがお分かりだろうか。奥からランチボックス、ブリッツァービートル、京商ビートル、グラスホッパー2。

わざわざ同じ車種を持ち寄ったのは、他でもない、一緒に走らせてどっちが速いか競争するために他ならない。

控えめに言ってアホである。

写真左側が筆者、右側が友人、石氏のマシンである。カラーリングもそれぞれの好みが反映されている。しかし、グラホ2だけは同じカラーリング。

以前グラホ380レースがGBで盛り上がっていた時にチームで参戦しようと揃えたが、ついぞ実現しなかった(笑)

いざ,対決!

ちなみに石氏はこの日が初めてのかしま。

ワシ「どうよ?」

石「いいじゃない!凄い綺麗だし!ジャンプデカいな!興奮するな!」

我々が着いた時既にラリーカーを走らせている先客が。このほのぼのとした雰囲気が最高だ。

ランチボ対決!

まずはランチボックスでスタート。石氏は1年ぶりのサーキット、かつほぼサーキット未走行のランチボ

※ランチボは子どもに大人気!

対してワタシは結構走り倒しているし、リヤにはスパイクタイヤ!

ショートなホイールベース、切れないステアリング、独特の挙動に翻弄され、コースに留まることに苦労して、転倒を繰り返す石氏。グフフ。

当然ながらワタシの圧勝!!

かと思われたその時、ジャンプの衝撃で、サーボセイバーが折損、ぶっ飛びリタイア。手持ちのパーツでは修復できずに戦線離脱。なんてこった!

でも、まあ勝ちは勝ち(笑)

ブリッツァー対決!!

ワタシがブログ記事をはじめ、ひたすらいーぞー!楽しいぞ!と煽りまくって買わせたブリッツァー。

※我々metabonzは自分が買って良かったマシンを相手にも買わせようとする習性がある。

※モデラーの彼らしく、ボディ塗装のクオリティが高い

石氏、この日初めてシェイクダウン。

からの、いきなりのチキチキバトル。

このブリッツァー、記事にもしたが、本当によく走る。特にランチボからの乗り換えだと、クラウンみたいに上級な感じを味わえる(笑)

すぐにマシンの特性、走らせ方を会得した石さん、

「コツが分かったぞ!」

「スゲー走る!面白い!」

ダートなら、ダテにブリッツァー走らせてないワタシも負ける訳にはいかない!

しかし、走らせる毎に速くなる石氏、ぐぬぬ。

ストレートエンドをお互い譲らないのも、インを差し合って接触スピンも毎回のこと。

意地と意地のぶつかり合い(笑)

「やりやがったな!!」

腹がよじれるくらい笑いながら走らせる。

やはり10数年前まで、ガチツーリングのレースに励んでいた腕前が目覚めてしまったようだ。

ずっと寝ていて欲しかった(笑)

悔しいが負け。

京商ビートル対決!!

既に京商ビートルを3台目の購入の石氏。この京商ビートルは散々購入を勧められてきたが、最近まで手にするチャンスが無かった。タイミングとお金となかなか合わなかったのだ。

それが約1年の時を経て、ついに対決が実現!

というか同じマシンでチキチキしたいだけなのだが、実に感慨深い。

実は石氏、所有していた京商ビートルは既に売却しており、今回ワタシが買ったよ!作ったよ!という知らせを聞いて三度目の購入に踏み切ったという、ビックリな人である。

「〇〇日、かしまで遊ぼうよ!」

「ええで!」

という約束を取付てから、まさか京商ビートルを買い直して間に合わせてくるとは思わなかった。

しかも3代目は最初からターボスコーピオンの足回りを仕込んだターボビートル!!財力にモノを言わせ大人げないヤツめ!!(笑)

既にブリッツァービートルで昔のカンを取り戻した石氏。

京商ビートルならではの精緻かつ、高性能な走りの性能に驚きつつも握る!握る!(今まで所有してはいたが、サーキットを思い切り走らせたことはなかった)

くっそー、速いじゃないかーい。

ワタシも負けじと握る!握る!

とはいえ、ワタシはスポチュンだし、お互いたいしたスピードではないのだけど、

負けたくない!という意地で走りまくる(笑)

これも残念ながら負け。

石氏、握り過ぎてストレートエンドでそのまま壁ドン。フレームを曲げて、本人は凹む(笑)

次は絶対勝つ!!

グラホ2対決

同じカラーリングのマシンが初対面。一緒に走らせる日がやっと実現した。 

手前が石号(380スポーツチューン)、奥がワタシ号(380すこやかチューン)

京商ビートルを走らせた後にやると、ガチャガチャ、キュルキュル、べコンベコン!なんだこれは!!

と大ショックを受けるグラホ2(笑)

しかし、速く走らせようと思うと意外に難しく、キチンとラインどりを考えて走らないといけないし、遅いからと言って全て全開に握ると思わぬギャップでひっくり返る。

全く同じスペックかと思われた2台だが、お互い取り替えて走らせて驚く。

石号 高回転で伸びるが低速がない。曲がらない。

ワシ号 低回転からトルクがあり走らせやすい伸びない。よく曲がる。

勝負は五分。引き分けー。

このグラホ2とにかくバッテリーが減らない。気がつくと20分以上走っていて集中力が続かなくなる。

オイルダンパーすら備えていないバッタだが、実に楽しい。

これがワタシのラジコンだ

そして昼食は初めて出前にチャレンジ。スタミナ炒め定食(850円)をチョイス。

これが旨辛であったかいご飯がススムくん!!まさかサーキットでこんな昼飯が食べられるとは。

満足だ!!

他にもモツ煮定食やチキンバンバン定食など、魅力的なメニューが。これはいずれ制覇しないとだな。

午後、オカミオーナーが仕事に戻る前にビートルでレースしましょう!と声をかけて来た。

いいじゃないか、受けて立とう!

カイパ氏もブリッツァービートルで参加し、みんなでチキチキ。

なぜか好調なオカミ氏に逃げ切られ不満なメンバー(笑)

この何人かで一緒に走らせる楽しさは格別。

ブッチギリで勝てたらもっと気分が良いに違いない。

嬉しかったのが、石さんが久しぶりのラジコンを心から楽しんでいる様子。

いつもならちょびっと走らせてあとは喋っておしまいなパターンが多かった。(これも嫌いではないが)

要因としては、お互いのマシンになんらかのトラブルがあって走る時間が取れなかったり、コース自体に飽きてしまい、走らせる気がおきなかったり。

この日はとっかえ引っ換え、満充電のプロポの電源が落ちるまで走らせまくった。

腕も軽い筋肉痛になるくらい(笑)

なんでかな?と考えて気がついた。

この日のマシンには共通項があった。

全て、二駆、リヤモーターのバギーだと言うこと。(グラホ2はミッドモーターらしい)

シンプルな構造で壊れにくく(ワタシは1台壊しましたが 笑)、トラブルが起きにくいこと。

二駆だが、リヤモーターなのでトラクションが掛かりやすく走らせやすい。

それでも握りっぱなしではスピンしてしまうなど、難しさがあり、決してイージー過ぎないこと。

速く走らせようとするとスロットルやステアリングなど修行が必要な面があること、などが思い浮かぶ。

そしてなにより、ブリッツァービートル、京商ビートルがこのコースにベストマッチしており、そのポテンシャルをいかんなく発揮できたことが大きい。

今回、石氏を魅了したのがこのジャンプだ。

ツーリングをずっとやってきた石氏はジャンプの楽しさ、気持ちよさを知らなかったらしい。

確かに、石氏と一緒に走ったことのあるところはどこもフラットダートだったな。

今回、ブリッツァービートル、京商ビートル共に気持ち良いエアを体験し、病みつきになったというではないか。

マシンが宙を舞い、シュタッと着地出来た瞬間が最高だという。下りが長いスロープになっていてジャンプが失敗しにくくなっている。

他のお客さんもDT03、ラリーカーなどで気持ち良さそうに飛んでいた。

このオフロードならではのジャンプの魅力を誰でも味わえるように設計された かしまRCサーキット。

「また来たい。走らせたい!」

そう思ってもらえて嬉しくなった。

ん、次はBBXか?

こうして所有するラジコンが増えていくのだ。

(いやいや、買いませんよ?)

心地よい左腕の筋肉痛を感じながら今これを書いている。

祝日の貴重な時間、ワタシを解放してくれた家族と、サーキットを運営する皆様、そして一緒に遊んでくださった方々に感謝したい。

#かしまRCサーキット