コラム

【コラム】競技ラジコンは少年の人生の役に立つか【キッズレーサー】

ラジコンファンの皆さまこんにちは。

さて、我が家を含めて、お父さんと子どもでラジコンを楽しみ、気づいたら競技ラジコンにのめり込んでいるご家族はたくさんいらっしゃると思う。

そこで考えたのは、「競技ラジコンにハマって人生で役に立つことってあるのか」ということ。

もちろんラジコンは趣味なので、楽しい、夢中になれる、それだけでモトは取れているのは言うまでもなく。

しかしレースともなれば真剣そのもの。

楽しいだけでは済まされない世界。

勝利を掴むためには、クルマ作りも練習も執念がなければ務まらない。(お金も時間もたんまり飛んでいきますw)

小学校3年から現在まで数年間、毎週サーキットに通い、毎月レースに出て、いったいどんなことが身についたのかを息子と話したのでまとめてみたい。

ちなみに、我が家の今年のラジコンは、ホビーウイングカップを最後にお休みして、今は勉強と卓球の大会に備えて専念しているところである。

息子との対話

パパ「競技ラジコンやってきて役に立ったことってある?」

息子「メンタルと集中力」

パパ「ほほう。具体的には?」

息子「レースでマシンにアクシデントがあったり、タイムが出なかったり、決勝のグリッドがよくなかったり、ぶつかったりしてメンタルがグシャグシャになるでしょ?」

パパ「なるね。我が家あるあるじゃん。すっごい嫌だけど(笑)」

息子「それでもさ、どうにか気持ちを立て直して集中できれば、運をつかんで良い結果をつかむことができると思えるようになったよ」

パパ「そういうことって、結構たくさんあったよね」

息子「うん」

……

~しばし、かつての酷いレースの記憶などを思い出して語り合う~

……

パパ「その経験がほかで役になったことってある?」

息子「部活の試合(卓球)」

パパ「ほう。どんな感じで?」

息子「卓球の試合ってさ、技術(運動能力)も大事だけどメンタルスポーツなんよ。最初に打ち込まれて劣勢になると、どんどんメンタルやられて体も動かなくなって、流れが向こうに行っちゃう。」

パパ「そうなんだ」

息子「でも、レースで5分集中できること、メンタルを鍛えられたことで、苦境に立たされても、あきらめなければ流れがつかめるときもあるって思えるようになったよ」

パパ「流れね。オリンピックの試合とかでも見たことあるな。」

息子「もちろん、最後は技術、体力なんだけどね。それでも集中力とメンタルの要素がでかいと思う」

パパ「それが実感できたならよかったじゃん」

息子「うん」

また、その他に勉強でも

「今度の期末テスト、 Aメインに入れた」とか

試験勉強のモチベーションに役立っているとかいないとかw

こんな会話をしながら試合会場へ向かうのだった。

ちなみにワタシが競技ラジコンを続けてきてよかったことは・・・


かつては、恥ずかしながら「タイヤがちゃんとついてればいい、ダンパーにはオイルが入っていればいい」レベルでとにかく適当、ズボラだった。

そこから、数多くの手痛い経験を経て(息子にも辛い経験をさせてw)そして様々な出会いを経て、

気を付けなければいけないこと、絶対適当ではいけないところなど、勘所を掴んで、きちんと神経をつかって作業ができるようになったこと(それでもまだまだだけど)。

それと関連して「面倒くさい、後回しにしたい」という思考・行動パターンもある程度改善できたと思う。(後回しにしたほうがかえって面倒になるから)

それは間違いなく仕事や家庭生活にも役に立っており、QOL向上にも役立っていると断言できる。

1番は何より競技ラジコンで散財して、家庭円満について真剣に考えたことだと思うwww

まとめ


我が家の少年の場合
・メンタルが鍛えられた
・集中力が鍛えられた
・(副次的なものとして)自己肯定感が上がった

私の場合
・ズボラな性格が若干改善できた
・「面倒くさい」を克服することできた

・家庭円満について真剣に考えるようになったw

その他の良かったこととしては、普段の生活では知り合えない人たちと出会えたこと(TeamAJ安宍さん、いつもお世話になっております✨)や、
ラジコンがきっかけで遠くに遠征するという世界の広がりもあった。

今現在、少しだけラジコンを離れてそんなことを考えたのだった。

みなさんは競技、ゆるラジ含めてラジコンをやっていて人生の役に立ったこと、あるだろうか?